2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

一本のばらの花か、摘蕾か

こんにちは、検索迷子です。 本についての詩集で、 同名の詩集のうち、長田弘さんの詩について触れたが、 今日は茨木のり子さんの印象に残った詩について書こうと思う。 まずは、本についての詩集について補足しておく。本についての詩集 (大人の本棚)作者: …

24時間の使い道

こんにちは、検索迷子です。 誰にでも等しく一日は24時間だ。 どう使うかは、人それぞれで、誰かが誰かの時間をコントロールはできない。 生活スタイルは、ふとしたことで変化が訪れる。 それは仕事だったり、パートナーを得たりだったり、 自分の人生の目標…

石垣りんの「峠」

こんにちは、検索迷子です。 峠 石垣りん 時に 人が通る、それだけ 三日に一度、あるいは五日、十日にひとり、ふたり、通るという、それだけの−− −−それだけでもいつも 峠には人の思いが懸かる。 それをこえてゆく人 それをこえてくる人 (中略) 峠よ、 あ…

石垣りんの先見性

こんにちは、検索迷子です。 先日の、石垣りんの『貧しい町』と同じ詩集に、 石垣りんの代表作で、教科書にも掲載されていた詩がある。 読み返して、改めて年表を見てみて、これが1952年(昭和27年)に、 当時の32歳の女性が考えていたことだと思って読むと…

石垣りんの『貧しい町』

こんにちは、検索迷子です。 石垣りんさんの詩に『貧しい町』という作品があります。 働いている人は、ちょっとしんみりとしてしまうような内容です。帰路の店頭の売れ残りのてんぷらと、自分の時間の対比をして、 自分の生きのいい時間はどうしたのだろうと…

百年の誤読

こんにちは、検索迷子です。 本をどう読むか、どう消化するかはひとそれぞれなのだと、 あらためて思った本があります。 『百年の誤読』岡野宏文(おかの・ひろふみ)、豊崎由美(とよざき・ゆみ)著です。 1900年から2000年までのベストセラーを読んで、書…

日に向かう向日葵

こんにちは、検索迷子です。 お店で、ひまわりのちょっとしたアイテムをもらった。 帰る道すがら、散歩道に向日葵が満開なのに気がついた。 そうだった。向日葵の季節なのだ。 向日葵は夏の季語でもあり、夏、そのものを表すような花だ。 学生時代、漢字の書…

前田真三氏の花景色

こんにちは、検索迷子です。 前田真三さんの写真集を一通り眺めて、 少し異色で、でも印象深い一冊があります。 それは、 『前田真三写真美術館[2]花景色』です。前田真三写真美術館〈2〉花景色作者: 前田真三出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/05メディ…

美しい夕焼けも見ないで

こんにちは、検索迷子です。 私がものづくりの仕事をするうえで、失くしたくないものは、 普通に生きる日々を大切にするということだ。 普通に人として生きる時間がなければ、 普通の人が使うサービスや、情報提供ができないと思う。 ユーザーはこうだからと…

1962年からの読書術

こんにちは、検索迷子です。 読書術の名著として、紹介されていることの多い本が、 『読書術』加藤周一(かとう・しゅういち)著だ。読書術 (岩波現代文庫)作者: 加藤周一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/16メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 85…

思考を地図化する

こんにちは、検索迷子です。 混乱した状況を幾度、整理して考えたいと思ってきただろう。 そういうなか、手にした一冊がこれです。 『A6ノートで思考を地図化しなさい』松宮義仁(まつみや・よしひと)著だ。たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化…

普通の毎日

こんにちは、検索迷子です。 毎日を記録することは、たやすいことではない。 そこには、恣意的な思いや、きれいに整えられた感情も入り混じる。 予定していたエントリーを消化できずに、 睡魔と共にあきらめることもあり、 続けるということのたいへんさを実…

本についての詩集

こんにちは、検索迷子です。 先日、どんな本が、本なのかと疑問に思って、 読む本の質を見直したいと思う話を書いた。 さっそく、文芸寄りの本を読もうと思い、手にした一冊がある。 みすず書房大人の本棚>>『本についての詩集』長田弘(おさだ・ひろし)選…

どんな本が、本なのか

こんにちは、検索迷子です。 かつての上司から、仕事の話をしているとき唐突に、 本を読んでいるかと聞かれた。 当時、週に5冊くらいは読んでいたため、結構読んでますよと答えた。 すると、何を読んでいるかと聞かれた。 文芸作品を中心に、当時はベストセ…

経営者の孤独

こんにちは、検索迷子です。 政治に明るいわけではないが、ずっと気になっていた一冊を手にした。 『リクルート事件・江副浩正の真実』江副浩正(えぞえ・ひろまさ)著だ。リクルート事件・江副浩正の真実作者: 江副浩正出版社/メーカー: 中央公論新社発売日…

風景の景

こんにちは、検索迷子です。 写真家、前田真三氏の写真集を見ていると、発見が多い。 写真一枚一枚に、シャッターを押そうとしたいきさつがあり、 思いがあり、ストーリーがある。 前田真三氏の、写真一枚ずつの記録を見たり、 氏の語る、あるいは書き綴った…

はてなさん、10年目おめでとう!

こんにちは、検索迷子です。 ふと、一年前に書いたエントリーのことを思い出して、 はてなさんが今日で10年目に突入することに気がついた。 去年は検索迷子を始めて二週間目でしたが、 どうにか1年ブログを続けてこられて、 10年目に突入する、はてなの時間…

知的複眼思考法

こんにちは、検索迷子です。 SEの読書術から、ヒントをもらうというエントリーで触れた本で紹介されていた、 『知的複眼思考法−誰でも持っている創造力のスイッチ』苅谷剛彦(かりや・たけひこ)著を読んだ。知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッ…

現代デザイン事典

こんにちは、検索迷子です。 今日の紹介する本は、じっくり説明したい本ですが、 あまり時間がとれず、でも、何かを書いておきたくて簡単にご紹介します。 それが、『新版 現代デザイン事典2010年版』です。現代デザイン事典〈2010年版〉作者: 勝井三雄,田中…

美瑛から呼ばれる思い

こんにちは、検索迷子です。 先日、美しき美瑛の丘のエントリーを書いたが、 今日不思議なことが立て続けに起こった。 ランチをとっているとき、ふと、店内のカレンダーに目がいき、 目を凝らしてみると、それは美瑛の木の風景写真だった。 キャプションを見…

プレゼンのルール

こんにちは、検索迷子です。 プレゼンテーション関連の本を読むことが増え、 あらためてその種類の本の多さに驚く。 読むにつれて、こうした本は、 プレゼンの技法そのものを教えてくれるだけでなく、 人と人とのコミュニケーションの基本を知らせてくれると…

美しき美瑛の丘

こんにちは、検索迷子です。 北海道の観光ガイドブックを見ていて、目が釘付けになった写真があった。 これまで、どんな場所の風景写真を見ても、 プロが撮影すれば、きれいな写真で当然と思っていたが、 そんな思い込みを打ち砕くような、 ぐいっと気持ちを…

サラダ記念日のような一日

こんにちは、検索迷子です。 唐突に、俵万智(たわらまち)さんの短歌、 サラダ記念日が7月何日か気になりだした。 7月だったことはうっすら覚えているけど、さて、何日だっただろう。 ・・・と君が言ったからしちがつ××かは、サラダ記念日、 と日付を変え…

SEの読書術から、ヒントをもらう

こんにちは、検索迷子です。 先日、わかりやすい文章のために、というエントリーで紹介した、 『SEの文章術』中で取り上げられていた本の一冊、 『SEの読書術 「本質を読む」力を磨く10の哲学』技術評論社編集部編を読んだ。SEの読書術 -「本質を読む」力を…

ジョハリの窓、自分はどこ?

こんにちは、検索迷子です。 ジョハリの窓という言葉を知ったときから、 自分はいったい他人に向けて、どれくらい自己開示しているのかと考えてきた。 Wikipedia − ジョハリの窓 心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリー・インガム (Harry Ingham) …

ホリスティックという調和

こんにちは、検索迷子です。 もう6年も前に出版された本で、今も語り継がれ、引用され、 かねてから気になっていた一冊をやっと読めた。 それが、 『ホリスティック・コミュニケーション「アクティブ・コンシューマーの出現で進化するる広告と販促の協会」』…

創業者から何を吸収するか

こんにちは、検索迷子です。 創業者は、会社のどのシーンまで現役で関わっていくのだろうか。 そして、そこで働く人々にどんな影響力を与えていくのだろうか。 会社設立から何十年経ち、従業員数が巨大になり、 海外進出をして、経済活動においても注目を浴…

ともに生きる、ウブントゥ

こんにちは、検索迷子です。 以前のエントリー、理不尽さとの戦いでご紹介した、 『朝5分スピリチュアルセラピー』ジェフリーブラントリー、ウェンディミルスタイン著、 部谷真奈実(とりやまなみ)訳の本のなかで、ずっと気になっていた言葉があった。 それ…

制約のなかで仕事をする

こんにちは、検索迷子です。 以前、「プレゼン準備に使える書籍」でご紹介した、 ガー・レイノルズ著『プレゼンテーション Zen』を読み返していて、 印象的なくだりを見つけた。プレゼンテーションzen作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合出版社…

わかりやすい文章のために

こんにちは、検索迷子です。 わかりやすい文章の書き方を解説した本は、つい手にとって読んでしまいます。 仕事やWebサービス上で、どう表現したら相手に伝わるか、 どうしたら思考の寄り道をさせずに正しく伝えられるか、 ゴールにたどり着くまでに、どう思…