相手の思惑、自分の思惑

こんにちは、検索迷子です。


他の人と重たい交渉事をしているとき、
今までに感じたことのない思いがした。


私は人見知りをあまりしないため、
初対面の人とはすぐに打ち解けることができる。
そして、いわゆるぶっちゃけ話みたいなこともできる。


厳密にいえば、できていたけど、
もう、そういうことはできなくなったかもしれないと今日は感じた。



仕事でここ一年くらい交渉をすることが増えた。
駆け引きをしたくなくても、
自分の本心とは裏腹に、会社対会社として、
段階的に情報を出していくということもせざるを得なかった。


ずるい大人になるようで、最もやりたくないことだったが、
金銭や契約が絡み、人の配置や納期などにも影響するため、
自分の魂を売るわけではないと割り切ろうとしてきた。



今日、交渉をしながら、
相手の発言の思惑が以前よりも透けて見える気がした。
そうすると、こちらの思惑を無邪気に出せなくなり、
まずは相手の出方を見て、相手の発言を聞いて、
慎重に答えようと思っている自分がいた。


おもわく、というとなんだかそれだけで腹黒い感じがするが、
それでも、相手も守るものがあり、
こちらも実現させたいものがある。


相手の思惑と、自分の思惑を合致させて、
一つのゴールを見たいものだと思いながら、
その場を去った。


無邪気に、素直に言いたいことを言えた自分は、もう戻らないかもしれない。
そういう立場でいられるのは、自分が立場的に有利なときで、
今は同等もしくはそれ以下での交渉ごとが増えている。


素を出すことが難しい状況で、
でも、相手に悟られないよう心を開き、
そして話を進める。



どんな結果になるだろう。
相手の思惑通りになるか、自分の思惑通りになるか。


怖いようで、知りたい。


では、また。