両方の立場を知る

こんにちは、検索迷子です。


仕事柄、自分が発注者になったり、受注者になったりと、
いろんなケースがある。
そのため、逆の立場から今の自分を客観視することが、
以前よりもできるようになった気がする。


時に自分が仕事をとりにいく側であり、
時に自分がオーダーをする側となると、
こんな言い方をしたらどうかとか、
相手からはこう見えるのかとか、
今度はこうやって言ってみようとか、
こんなことをするとだめなんだなと思ったりとか。


ネット業界は、お互いの強みを活かして、
ときに発注者、受注者、そして競合とも部分的に提携する、
そういう関係が多々ある。


ずっと下請けでもなければ、
ずっと強気な発注者でもない。


自分という人間は、いまたまたまこの組織で、
この役割を請け負っているだけなのだと思うと、
卑屈になることも、高飛車になることもない。
ただ、誠実に目の前の仕事をこなし、
相手を尊重していくという基本的なことをするだけだ。


自分がどっちの立場であったとしても、
低姿勢で誰にでも臨んだほうがいいのは経験上わかってきた。


相手を不快にさせず、
不安にさせないよう、
どう仕事を進めれば良いのか考え抜くようにもなった。


両方の立場、違う立場で仕事に取り組み機会に恵まれ、
有る意味ラッキーなのかもしれない。
発注者としては少し自由に発言し、
受注者としては相手に喋ってもらえるよう、ひたすら耳を傾ける。
その両方があるからこそ、バランスが保てるところも大きい。


これは、仕事とか業界に関わらず、
なんにでもいえるのかもしれない。
相手の立場になって考える、その客観性が自分を成長させてくれる。


両方の立場を知るようになってからは、
なんとなく、どっちの立場であっても、
しんどい思いはしなくなった。


自分がそうであるように、相手にも悪気はなく、
お互い会社代表としてビジネスをしているだけなのだと、
なんとなく割り切りができるようになった。


立場を変えてみてこそ初めて見えることも多い。
自分が何かに偏りそうになったら、
こうやって立場を逆転させてみて、
時折自分のスタイルをチェックしていこうと思う。


では、また。