お金の常識

こんにちは、検索迷子です。


数年前の本だが、へぇーこれ面白いと手にした本がある。
それは、渋井真帆(しぶい・まほ)さん原作、上田惣子(うえだ・そうこ)さん画の、
『マンガ 女のお金の超常識』という本だ。

マンガ女のお金の超常識

マンガ女のお金の超常識


渋井さんは、ビジネス書のご著書もたくさんある方だが、
これまで読んだことがなく、初めてこの本を手にした。
渋井さんのプロフィールはこちらです。
株式会社エムエス研修企画−渋井真帆プロフィール



読み終えて、純粋にびっくりした。
というのは、働いて何年も経つのに、お金の教育って受けてこなかったのだと、
つくづく実感したからだ。
この本は、そういう気づきや、実際に役立つ基礎知識が凝縮されており、
マンガとは思えないほどの知的レベルの高い本だ。


といっても、すでにお金の自己管理がばっちりで、
投資もしていてという人のレベルでは物足りないだろうが、
サラリーマンとして働いて、自分の給与明細の見方がわからない人なら、
たぶん、気づきは多いだろう。


税金や年金、社会保険の仕組み、自分の入っている生命保険の妥当性など、
あー、自分のことなのに、毎月のことなのに何も知らなかったと愕然とした。
大学で金融論も勉強したし、為替レートのこともなんとなくわかるし、
給与明細もそれなりに理解しているし、と思っていたが、
こうやって一冊に改めて整理されているのを見て、
なんとアバウトにお金を考えていたのだろうと思った。


タイトルは女のとありますが、性別問わず読めます。
2005年発行なので、もしかしたら、渋井さんの別の著書のほうが、
近年の金融情勢にあった点もあるかもしれませんが、
私としてはまずはこの一冊で、ちょっと目が醒めた気がします。


特に、日本人のほとんどがお金オンチ!というところで、
先進国中、小・中・高で金銭教育がされていないのは日本だけ、
という事実はびっくりしました。


お金のことを語るのが恥ずかしいことという、
間違った教育や慣習のなかで、ふんわり生きていける時代ではもうないのかもしれない。
お金のこと、わかんないというより、わかったほうがかっこいいなと思う。


自分の身の回りのことを点検してみよう、
改めてお金の仕組みについて学びたいと思った一冊でした。


では、また。