夢の実現までのプロセス

こんにちは、検索迷子です。


夢を実現するためのプロセスを、どれだけ丁寧に過ごせるか。
そう自問してしまうような本を2冊読んだ。


1冊目が、
パウロコエーリョ著、角川書店発行、「アルケミスト−夢を旅した少年」

2冊目が、
オグ・マンディーノ著、PHP研究所発行、「この世で一番の奇跡」だ。

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

この世で一番の奇跡

この世で一番の奇跡


一冊ずつレビューしようと思ったが、
二冊を読むときの自分の心のありようがあまりに似ていて、
まとめて二冊を紹介することにする。


端的に言うと、寓話的な夢の実現ストーリーに、
いまの自分は行間や人の心の動きを、
楽しむような読み方ができない状態なのだと知った。


ビジネス書慣れしてしまったのだろうか。
箇条書きや要点が整理された箇所や、キーワードを探して、
拾い読みしている自分が少し悲しい気がした。
両方とも小説だというのに。


良書として評判が良いだけに、
再読したいという気持ちだけ残しておこうと思う。


夢の予兆に突き動かされて、
それを信じて、
出会った人との心の交流を経て、
気づき、迷い、進み、そして夢に近づく。


そんな簡略化したあらすじでは、本当は語りたくないのだが、
今、この二冊をそういうことね、とささっと読み終えてしまった。


こんな読み方をしている心の状態が、
もしかしたら、一番夢を遠ざけているような、
ゆとりのなさなのかもしれないと思いつつ。


行間に夢を膨らませていけるよう、
わくわくしながら読みたい二冊である。
ぜひ、そういう気持ちのときに再読したい。


いい本も、自分次第でただのツールになってしまうのは、
なんとも惜しい。


では、また。