アラジン・ファクター(2)

こんにちは、検索迷子です。


先日、アラジン・ファクター(1)について取り上げましたが、今日はその続きです。


著者ジャックキャンフィールド、マーク・ヴィクターハンセンの、
『アラジン・ファクター 願いをかなえる成功のランプ』のPART2からです。

アラジン・ファクター 願いをかなえる成功のランプ

アラジン・ファクター 願いをかなえる成功のランプ


おさらいをすると、
人に何かを「頼む」という行動をもっと積極的に行い、
自分の望むものを手に入れようという本だ。


その「頼む」行為は、人によってなかなか簡単にできることではない。
頼めないのはなぜか。
その心のなかに潜む、邪魔をしているものを見つけていこうということだ。


アラジン・ファクターPART2からのまとめ

PART2 信じ、行動する力を身につける まとめ
・自分が何を求めているのかを明確にしてくれる、効果的なエクササイズがいくつもある。これらのエクササイズを実行することで、あなたもランプの持ち主になる第一歩を踏み出すことができる。もちろん、実行しなければ何も変わらない。


・願ったものを手に入れるための確信を持つには、実際にはまだ手に入れていなくても、すでに目標を達成し、ほしいものをもう手に入れているのだと思い込むのがよい。そう思い込むことでモチベーションが高まり、潜在能力を開花させることができる。


・すでにほしいものを手に入れている自分の姿を強くイメージし、”ゴールブック”や”ドリームボード”でさらにそのイメージを強化すること。そうすることで思考が現実を引き寄せ、夢や願いを現実化する。


・恐怖は自分が作り出している。


・恐怖は、客観的に分析したり、他人に確認するなどの方法で退けることができる。また、取り替えの法則を採用して、自分の心から恐怖を追い出すこともできる。


・恐怖を感じても、思い切って頼んでみる。それが人生に大きな違いを生み出す。


・人は変化し、成長することを恐れる。最初はぎこちなく感じることを自分に許せば、少しずつ習慣を変えていくことができる。


・ノーと言われ、拒絶されたとしても、それはあなたの全てが否定されたわけではない。


・どんなに無茶に思えるお願いでも、必ず引き受けてくれる相手がいる。どんなにノーと言われても、それは確率の問題であり、頼み続けることでイエスと言ってくれる人は必ず現れる。


・ほとんどの人は与えたがっている。


・正しいお願いを、正しい相手に、正しいタイミングですることで、あなたの全ての願いはかなう。それが「アラジンの法則」である。


・欲望に振り回されず、周囲への感謝を忘れないこと。



PART3 ランプの精を引き寄せる まとめ
・実際に頼みごとをするときには、次の八つのコツを覚えておくと成功率が上がる。
手に入るのが当然だと考えながら頼むこと
頼む相手を間違えないこと
はっきりと具体的に求めること
心からお願いすること
ユーモアのセンスを持って、できるだけ独創的に頼むこと
最初はこちらから与えるつもりでいること
繰り返し、繰り返し頼むこと
抵抗をできるだけ生み出さず、抵抗がある場合にはうまく対処すること


・家庭や学校、職場などで「アラジンの法則」を使えば、ああたの人生に大きな違いを生み出せる。また、不特定多数が相手のときでも、「アラジンの法則」は同じように効果を発揮する。


・自分自身への問いかけによって、潜在意識の働きを活性化させることができ、潜在意識があなたの願いや夢を現実化する。


・全ての手を尽くし、全力を出しきったなら、最後は神に祈ることも一つの手段だ。


・ここまでの全ては、実行しなければ全く意味がなく、あなたの明日からの人生も何も変わらない。あとは実行あるのみだ!

取り替えの法則

なお、PART2の五つめにでてくる、「取り替えの法則」とは、次のように本文中に記載があった。

取り替えの法則


 心理学の法則に、何か取り替えるものがない限りは、意識の中から古いものを取り除くことはできないという「取り替えの法則」がある。
 自然は真空を嫌うので、前向きな考えを頭の中に入れないまま否定的な考えだけを取り除こうとしても、意識に生じた真空は、あらためて否定的な考えを吸い込んでしまうのだ。この点について注意していないと、せっかく否定的な考えを頭から取り除いても、時間がたてばただ元に戻るだけ、ということになりかねない。
(中略)
 たとえば、「あの人たちは私のいうことなんかちっとも聞かない」という言葉は、「おかげであの人たちの注意を引きつけ、関心をつなぎとめる方法を学ぶことができる」という言葉に替えてしまおう。「こんなことをして何になる?」は、「私が何かに挑戦するたびに、私は目標に一歩ずつ近づいている」に取り替えられる。


否定的な思考に傾きかけたら、肯定的な言葉に取り替えるということですね。


よい問いかけをする

まとめの引用はここまでですが、他にも気になる箇所があったため、
引き続き引用します。これは抜粋していきます。

PART3
12 夢が現実になる”問いかけの力”


よい質問こそがあなたの人生を形作る


あなたの人生を変えてしまう質問たち
「私は、何について知らないふりをしているのだろう?」
「自分の生きる目的とは何なのだろう?」
「自分こそが適任なのではないだろうか?」
「私には、ほしいものを手に入れるために何でもする覚悟があるか?」
「私が理想とするあの人なら、この問題にどう対処するだろう?」
「私は何の専門家になりたいのだろう?」


14 行動すれば世界は変わる


教育の本質とは、知識ではなく行動である。
ハーバート・スペンサー


何かを始めようとするときはひらめきを待つべきではない。行動がひらめきを生み出すのだ。ひらめきが行動を生み出すことは、まずない。
フランク・ティボルト



完璧なときなどない!


待つな! ちょうどよい時期など決して来ない。
ナポレオン・ヒル

何も失っていないと気づく

私自身、一番はっとしたのは次の箇所です。

PART2
何も失っていないのだと気づくことが大切


拒絶とは、ただの幻想であることを思い出してほしい。
(中略)
以前は何もなくて、今も何もない。本当の損失はなく、事態が悪くなったわけでもない。ただ同じ状態であるだけ。それだけのことだ。
もし、ハーバード大学に願書を出して合格しなかったら、出願前にハーバード大学に在籍していたわけではなく、出願して合格しなかったあともハーバード大学に入っていない。つまり、事態が悪くなったわけではない。同じ状態だ。


そうか、頼んで、行動してだめだったとしても、
心理的には何かを失った気持ちになるけれど、
状態としては、以前と同じなのだと思うと、随分気が楽になる。


厳密に言えば、時間や労力を失っているかもしれない。
だけど、何も失っていないんだと確かに言える。


私自身は、たとえばお財布を忘れてもランチ代を貸してとさえ、
気軽に言えないタイプなので、
ちょっとしたことを頼むということはとても重い。


だけど、どんな小さな願いでも口に出さない限り相手に伝わらない。
つくづく生きるって頼むことだらけなような気がした。
強引に頼むことだけが、頼むことではなく、
ごく普通の、人とのやりとりだって、小さな依頼の連続だ。


失敗したとしても、それは確率の問題。
いつかは成功することもある。


頼むということを、あらためて考えて、
さて、自分はどんな風に頼んでいけるだろうかと思った。


なお、本書の訳者のタカ大丸さんは、
この本に出会って、預金残高490円のニートから事業を軌道に乗せたというエピソードを本書内で紹介している。
頼むということを実践して人生を変えた一人だ。
本書内のいろんな事例よりも、日本で起きたこととしてインパクトの強い体験かもしれない。


どんな頼みごとをして、どんな願いをかなえようか。


頼むテクニックというよりも、
何を叶えたくて、頼める自分になっていくのかということだろうか。


あなたの願いを叶えてあげましょうと言われたら、
何を頼みますか?


叶えたい願いをたくさん抱えた生き方、できていますか。


では、また。