課題に取り組む姿勢の違い

こんにちは、検索迷子です。


あるテーマについて、翌日までに発表してきてくださいと、
何の前触れもなく、何の予備知識もないものについて受けたとき、どう取り組むだろうか。


ちょっとした社内コンペみたいな状態で、
誰のが一番、仕事として使える案なのかを決める場、
みたいなことを想像してもらうといいだろう。


持ち時間は、一日。
仕事で、明日まで調べてと言われるシーンとして、よくあることかもしれない。


全く同じ課題を複数の人に依頼をすると、
時間の使い方や、課題の考え方、資料の作り方など、
取り組む姿勢のがものすごく出るものだと思った。


ある人は、自宅で準備を進めて、完璧なパワーポイントの資料を作ってくる。
ある人は、すべてを口頭で説明する。
ある人は、即興でホワイトボードなどを活用する。
ある人は、項目のみを簡単に一枚の資料のみにしてくる。


さて、自分ならどうするか。
手を抜こうと思えばいくらでもできるし、
手をかけようと思えばいくらでもできる。
大勢に向けて発表をするから、できれば恥をかきたくない。


自分が実際にこういう状況に置かれたとき、
ふと思ったのは、これは恥とか、怒られるとか、笑われるとかの次元じゃないのだということだ。


自分が、こういう場を利用して、
何を吸収し、どれだけ成長したいか、
何ができる人になっていきたいか、
どんなことを楽しみたいかということなのだと思った。


すでにできることを組み合わせて、そつなく処理することもできる。
だけど、いいものを目指して、睡眠時間を削って準備することもできる。


面倒だと後ろ向きに取り組む人もいれば、
果敢に取り組む人もいる。


時間がなくてという言い訳は、全員が同じ条件なので通用しない。
自分なら、どうするか。


最近、わりと大勢でこういう課題を提示されて、
一斉に同じ条件で同じ取り組みをすることがあった。
翌日の発表は、思った以上に多様で、
人って同じことを言われても、こんなに違う解釈をして、
こんなに意欲の違いがでるものだと思った。


プレゼン全般の資料作成や発表が、
手馴れている人もいるし、ほぼ初心者の人もいる。
だけど、そういう場数の問題ではないのだと見ていて思った。


今の自分よりも、ほんの少しだけできないことを追加して、
新しい取り組みを自分なりに織り交ぜている人のほうが、
発表を聞いていて好感が持てた。


できることだけやっていても、
いつものやり方や、過去のやり方だけを繰り返しても、
当人も周囲も面白みがないものだと思った。


課題に取り組む姿勢の違いは、
自分がもう少し成長したいと思って、自分自身に何かテーマを設定したり、
これをやってみようというプラスアルファを追求することで生まれる。


楽なことばかりやっていては、だめなんだなと思う。
自分より真剣で、前向きで、熱意のある人はたくさんいる。
そういうことを知った機会だった。


手抜きより、手を抜かないことを選ぶ人にならないと。


では、また。