名前で呼びかける習慣

こんにちは、検索迷子です。


ふとしたときに、自分のちょっとした特技というか、
習慣に気がついた。
それは、初対面の人でも、たいてい名前を覚えて、
打ち合わせなり、研修なり、何かの機会で数時間を過ごすうちに、
次回会うまでに忘れないくらい名前をきちんと記憶できるということだ。


さすがに何十人とかは無理だが、10人未満なら、
ほぼ間違えずに覚えていられる。
もちろん、覚えるための何かがあって、漢字が一致するに越したことはない。
でも、なければなかったで、軽くメモをしながら、
打ち合わせ中や会話をしながら、名前を呼びかけながら覚えていく。


以前、この特技を人に感心されて、
名刺があるから当然だと思っていたのだが、
名刺がなくても、覚えていることに気がついた。
たぶん、当面かかわりを持ちそうな人だからということで、
名前はすぐに覚えてしまおうと思う習慣がついているのだろう。


名前で呼びかけながら会話をしていると、
相手の方が結構びっくりしているのがわかることがある。
会って数分で、間違えずに呼び分けをしているからだ。


どうやって覚えているのかはわからないが、
会話をしながら呼びかけると忘れない、というのをどこかで読み、
実践するようになった。
すると、本当に忘れなくなった。


だけど、意外と他の人は、名前を覚える努力まではしないのだと思った。
私は、逆に初対面で名前を呼ばれた記憶というのは、少ない。
それは、相手が自分をキーマンと思っていないからか、
単に覚えられないのかはわからないが、
ちょっとこれは寂しい気持ちになる。


逆に、ずっと名前で話しかけてくれた人のことは覚えていたりする。
たぶん、自分がされてうれしかったから、
余計に名前を覚えようと思うのだろう。



得意と書きながら、忘れるのも得意になってしまった。
いくつか転職をして、ふとしたときにメンバーの名前を思い出そうとして、
まるで出てこないことがある。
実は直前にいたところの、
隣にいた人の名前も正確にフルネームがわからないことに気づいた。
なのに、最初にいた会社のアルバイトの人の名前は鮮明だったりする。
たぶん、話しかけた密度とか、
関心をもったかの度合いによるのだろうか。


記憶の継続性は、さておき、
会ったばかりのころ、一緒に仕事をしているときくらい、
名前で呼びかけ続けたいと思う。


あのとか、そのとか、
指示代名詞でだってコミュニケーションはとれるけど、
たぶん、その人個人を認識して、敬意を示されて不快になる人はいない。


名前は、その人固有のものだからこそ、
名前で呼びかけることを大切にしたいと思う。


だって、私は会社名にさんづけされて呼ばれたりして、
まるで会社を背負っているみたいな、相手は誰でもいいみたいな、
抽象的な呼ばれ方は好まない。
お客様とか、そちら様とか没個性で呼ばれたくないもの。


一人ひとり、名前がある。
もっとたいせつに呼びかけようと思う。


では、また。