奇遇な対面

こんにちは、検索迷子です。


不思議な体験をした。
とある会社に訪問したとき、入口の自動受付システム前で、
訪問先の相手の部署がわからず、操作を繰り返していた。


すると、グループ会社の従業員と思われる方に声をかけられた。
操作に困っていると話すと、社員用ゲートから入れてくれて、
受付に案内してくれた。
そして、そこでお礼を言って別れた。


入館手続きを済ませ、ビジターIDカードを発行してもらい、
待合室から来客用の会議室に呼ばれた。
すでに相手の方は着席されていた。
背中しか見えず、自分の席に案内されて、
挨拶をして顔を上げたら、なんと、入口で会った方だった。


さっきは少し慌てていたため、顔まではっきりとは覚えてはおらず、
最初は、え?まさかと思っていたが、
相手の方が少しほほ笑んでいる。


恐る恐る、先ほどの、、、と言いかけたら、
そうですよ。
もしかしたら、お約束した方かと思って声をおかけしました、
と笑われた。


あらー、恥ずかしいところを見られてしまった。
きちんとお礼を言っておいてよかったーと思った。


従業員数が多い会社さんだっただけに、
まさに外出先から戻ったタイミングの対面相手が、
入口に同じ時間帯にいるとは想像もしなかった。
なにか、ドラマみたいな状況でびっくりした。


それにしても、まごまごしているところをリアルに見られてしまい、
大丈夫かなと思ったのだが、
相手の方は、うちのシステムわかりにくいんですよと、
それで、もしかしてと思って、
たぶん私だろうと推測して声をかけてくださったとのことだった。


ああー、それならそうと言ってくれれば、と思ったものの、
逆に知らないで会議室に通されてよかったかもしれない。
ちょっとした交渉ごとだったため、
もうこれだけで事前に引け目を感じるところだった。


相手の方が寛大だったため、
その後の話は全く問題なかったが、
こういう偶然ってあるのだなと思った。


たまたま会った人が、次に会う予定の人だったなんて。



この話とは違うが、
私は国を越えて、そういう経験をしたことがある。


海外旅行先で行った現地の人気店で、
日本人スタッフがいた。
日本人観光客に積極的に応対してくれていたため、
私も英語力を気にすることなく、接客してもらった。


そして、半年後くらいに日本に出店することを聞かされた。
そのときに日本に戻るかもと。
楽しみですねーと言いながら、世間話をして、
買い物袋を提げてお店を後にした。


そして、一年後。
たまたま、外出した先にそのお店の日本出店一号店があり、
ふらりと立ち寄った。
すると、なんと、そのときの店員さんがいたのだ。


特徴的な外見だったわけではないのだが、
なぜか、瞬時に日本人スタッフだらけのなかで、
その人がわかった。
そして、海外でお会いしましたと話しかけた。
私もびっくりしたが、相手もびっくりしていた。


と、ここでロマンスが生まれればいいのだろうが、
相手は海外にいるときから、結婚されていたので、
ただ、この一瞬だけ、びっくりして終わっただけ。


それにしても、
なんだか不思議な縁と言うか、出会いってあるのかもしれない。


その交渉は、まだ続きそうなため、
またその方に会う機会もあると思っている。


こういう出会い方って、その後、
ずっと笑い話になりそうで、ちょっと面白い。


それにしても、どこで人に見られているかわからず、
気が抜けないなと思った出来事だった。
特に、訪問先のそばでは行動は慎重にしようと思った。


鮮烈な印象で人に会うというのも、なかなかめったにないので、
これはインパクトのある出会いとなった。


さて、これが吉とでるかどうか、だなと思う。
自分のインパクトと、
相手のインパクトの波長が合うかどうか。
楽しみにしたいと思う。


では、また。