こんにちは、検索迷子です。
コンプライアンス違反をする従業員のことを先日書きましたが、
偶然、ここ数日、研修でコンプライアンスの話を聞くことが多くありました。
研修では、普段多忙な役員クラスが何人も講師を担当していますが、
驚くことにどの話題でも、コンプライアンスの話題が必ずでます。
社会的に知られた会社であることも大きいのですが、
役員が、社会的な責任や社会貢献を本当に真剣に考え、
従業員にそれを伝えようとする熱意を感じます。
この会社の従業員である以上、社会規範に反してはいけない、
この会社の社員の代表である自覚をもった行動を、
あなたの行動一つが、この会社の社会的信頼の失墜につながる、
といった話が、常にコンプライアンスとつながって語られます。
法令遵守をする従業員は、既存社員や役員が、
自社が何を目指しているか、どんな社会的な地位でありたいか、
そういった思いとともに伝えられるのだと思いました。
どこどこ社の社員だから、こういう姿勢でいなければならない。
こういった気持ち一つでまるで、行動が違います。
会社の規模に応じてさらされる目線の度合いも異なり、
その自覚を喚起するのは、既存社員たちの自社サービスへのプライドや、
作りあげたものを壊すまいという必死な取り組みとして当然です。
まだ、そこの組織員として数日ですが、
私は、その会社の社名を背負う一員として、ものすごい勢いで、
いい意味での刷り込みをされました。
社名を言って、ああ知ってると言われる会社と、
そうでない会社の違いは意外と大きいのかもしれません。
知名度の低い過去の会社と、社員証一つの取り扱いがまるで違います。
コンプライアンス意識の高い従業員を育てるには、
コンプライアンスを語れる人を増やし、伝承し続けることだと実感します。
法律を守るということは、
社会規範だけでなく、自社を守り、自分を守ることになる。
他から注目されている緊張感を持って、
自社サービスを取り扱う従業員としての意識を高めていく。
簡単そうで、意外と難しいことです。
何度も語り続けるしか重要性が伝わらないかもしれません。
語ってくれる人たちがたくさんいてくれる安心感があります。
役員がコンプライアンスを語るのを聞きながら、
気持ちを新たにして、社会に対して背かない、誰をも裏切らない、
人を傷つけないサービスを作ろうと思いました。
情報漏えいをされた自分自身の心の傷は、
一生消えないから余計にそう思います。
日ごとにむしろ、悲しみが増すような感じです。
コンプライアンスの話は、もうちょっと継続して考える予定です。
では、また。