本当に大切なものは

こんにちは、検索迷子です。


まったく存じ上げなかった佳川奈未(よしかわなみ)さんの本が、
図書館でずらーっと返却用ブックトラックにあったので、
吸い寄せられるように手に取りました。


ということで、『本当に大切なものはいつも目にみえない』を、
選んでみました。


本当に大切なものはいつも目にみえない

本当に大切なものはいつも目にみえない


正直、ちょっとあまり雰囲気的には好きではなかったのですが、
誰かが、この作家さんの言葉を必要としたメッセージのオーラを感じました。


その異質な読後感も、普段、偏ったジャンルの読書をしているなと、
自分のことが見えた気がしました。


軽く読めるけど、深い言葉で、女性受けがしそうな、
ふんわりしたメッセージが多いと思いました。


おすすめかというとちょっと微妙ですが、
きつい言葉の応酬に疲れたとき、人とのかかわりを見直したいとき、
ぱらぱらめくると、新たな発見があるような本です。


本当に大切なものはいつも目にみえない、
のだとしたら、
私は何か見過ごしていたり、見失ったり、捨てたりしてきたのかなと、
少しだけ考えて、目にみえないなら、
心で大切だと思った瞬間を忘れないでいようと思いました。


本当に大切なもの、
それが何かを考えさせてくれるタイトルだけでも、
手にした価値はあります。


なんとなく、
私にとってその大切なものは、
出会って、一度は共感しあえて、人生が交差したけど、
はぐれてしまった人との時間のように思えます。


時間経過とともに、ともに成長しあえず、
信じあう気持ちが色褪せて、笑顔を失ってしまった、
人との信頼関係の一番温かかった日々が、
大切だったはずなのに、いらなくなってしまった、
そういう儚い時間が大切だったなと思います。


では、また。