こんにちは、検索迷子です。
まったく存じ上げなかった佳川奈未(よしかわなみ)さんの本が、
図書館でずらーっと返却用ブックトラックにあったので、
吸い寄せられるように手に取りました。
ということで、『本当に大切なものはいつも目にみえない』を、
選んでみました。
- 作者: 佳川奈未
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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正直、ちょっとあまり雰囲気的には好きではなかったのですが、
誰かが、この作家さんの言葉を必要としたメッセージのオーラを感じました。
その異質な読後感も、普段、偏ったジャンルの読書をしているなと、
自分のことが見えた気がしました。
軽く読めるけど、深い言葉で、女性受けがしそうな、
ふんわりしたメッセージが多いと思いました。
おすすめかというとちょっと微妙ですが、
きつい言葉の応酬に疲れたとき、人とのかかわりを見直したいとき、
ぱらぱらめくると、新たな発見があるような本です。
本当に大切なものはいつも目にみえない、
のだとしたら、
私は何か見過ごしていたり、見失ったり、捨てたりしてきたのかなと、
少しだけ考えて、目にみえないなら、
心で大切だと思った瞬間を忘れないでいようと思いました。
本当に大切なもの、
それが何かを考えさせてくれるタイトルだけでも、
手にした価値はあります。
なんとなく、
私にとってその大切なものは、
出会って、一度は共感しあえて、人生が交差したけど、
はぐれてしまった人との時間のように思えます。
時間経過とともに、ともに成長しあえず、
信じあう気持ちが色褪せて、笑顔を失ってしまった、
人との信頼関係の一番温かかった日々が、
大切だったはずなのに、いらなくなってしまった、
そういう儚い時間が大切だったなと思います。
では、また。