RADIO FISHの『ULTRA TIGER』のダンスの秀逸さ

こんにちは、検索迷子です。


先日、RADIO FISHの『ULTRA TIGER』の熱量を書いたところ、RADIO FISHファンのかたに好意的に受け止めていただけて、本当にありがたい思いがした。


先に、読んでくださったかたへのお礼を書いて、次の見出し以降、RADIO FISHの『ULTRA TIGER』のダンスパフォーマンスへの感想を、前回よりももう少し具体的に書いてみようと思う。書いたことによって、もっと書きたい思いが増し、相変わらず動画を観続けている。


でも何よりも、ファンのかたたちの後押しで、今日は続きを書こうと思わせてもらえた。前回の記事が予想もしなかった反響数で、その数は私がSMAPを一年書いてきた平均的なアクセスを上回り、数万にも及んだ。特にTwitterのエンゲージメント率が高く、RADIO FISHファンのかたってこんなにいたのかという驚きと、あらためて今、とても注目が集まっている状況なのだと体感した。


ファンのかたから、RADIO FISHの素晴らしさを言葉にしたことへの感謝のお言葉、そして時に、オリラジが誤解されて報道されることへのおつらさ、こういう記事を書いてほしいというリクエストなどをいただきながら、胸が熱くなってしまった。


素晴らしいのはパフォーマンスそのものであって、私はただ、それを書いただけなのに、お優しい声をかけていただいて、ただただ恐縮してしまうばかりだった。


でもふと、この一年、SMAPのファンのかたからいただいてきたお声と、RADIO FISHのそれとはほとんど同じだと気づいた。ファンのかたって、どうしてこんなにタレントさんを第一に思っていけるのだろうと、その愛情深さ、活躍を見守り応援に徹する献身的な姿に、ファンでいることは、その人の人生の一部であり、真剣なのだと頭が下がる思いすらする。


ファンのかたは、パフォーマンスに「きゃー!」と高揚する時間だけでなく、人気者であるゆえの中傷や誤報に触れてしまうつらさも引き取って、それでもタレントさんを応援し続ける。


いいときも悪いときも、ともに歩む。タレントさんの成長を見守る気持ちと、ともに歩み続けてきた歴史を大事にしながら、でも、決して表に出ず応援に徹する。ファンって美しく、かけがえがない存在だと思う。


私のブログはあえて、短文のTwitterではできない長文を意図的に書いている。誰も長々と書きそうもないことを、長期的に読み継がれたいと思っているため、小出しにではなく、一テーマを一話完結に書ききる。


私の文章の上手い下手ではなく、光を当てたことを何よりも喜んでくださって、書き始めて良かったと思った。それと同時に、裏を返せばSNSがこれほど普及しても、深くこってりと語っているかたが少ないのだろうかとも思ったりもした。


コメントをくださるかたは、みなさん知性にあふれている。ご挨拶もとても丁寧で、的確にお気持ちを文章で表現されている。そのマナーの良さに、タレントさんの長年のファンであることの誇りや、タレントさんの気品がそのままファンのかたに反映されているような感じすらした。


そういったいろんな感謝の気持ちを抱きつつ、私にできることは、ただ一つ。
とにかく、美しき存在の美しさを、リスペクトを込めて書くことだけだ。


私は批評家ではないため、このブログでタレントさんを書く原動力は、リスペクトに尽きる。美しさの源泉を知りたいから書き残す、ただそれだけだ。そして、それがタレントさんご本人や、ファンのかたに喜んでもらえるなら、自分が一番得意だと思うスキルを使い、文章を書いて良かったと思えて、幸せな気持ちになる。


そういえばSMAPファンのかたが、私のブログの内容を引用して、「こうやって、ほめてる人がいますよ」と、SMAPのラジオ番組に投稿してくださっていると時折教えていただく。ご本人に届いているかは不明だが、そうやって推薦していただける内容を書いてきて良かったとほっとする。とにかく、一つずつ、書けることを積み重ねていこうと思える。


という長い前置きを、RADIO FISHを書き始めた私って、いったい何者?という疑問をお持ちのかたに、怪しいものではありませんよ、結構真剣に書いているんですよというご挨拶代わりにさせていただいた。


では、本題に行こうと思う。

RADIO FISHのダンスを言葉にするジレンマ

前回の記事では、スキルマスターに言及したことに対して、お礼のコメントをたくさんいただいた。RADIO FISHって、ダンスパフォーマンスに魅力があり、美しき姿を繰り出すスキルマスター(RADIO FISHでダンサーを表す中田さんの用語。以下、スキルマスターと書く)の4人に注目しているファンのかたたちが多く、なのに、世の中にスキルマスターを個別に注目した記事が少ないのだとわかった。


前回、スキルマスターをもっと深く掘り下げたいと思いつつ、書き足りない思いで消化不良だった。素人が語っていいものかとぎりぎりのところで書いていた。


何よりも、『ULTRA TIGER』に限らず、RADIO FISHの今を応援するのに必要なのは、ダンスパフォーマンスにコメントするより、「やってみた」動画をアップすることなのかと思ったりするためらいが大きかった。


中田さんがよく言う「バズる」というブレイク状況、お笑いとしての楽しさを受け取っていますよというサインに大切なのはレビューではないのだろうと思っている。「なんだか楽しい!」の思いを全開に、ダンスを真似して、純粋にただ盛り上がっていくほうが、お役に立てるのかなと本当は思っている。だから、言葉にするナンセンスさはわかっている。


踊れるなら踊りたい。でも、とても踊れそうにはないので、素敵なポイントを列挙してみたい。ダンスを表現する用語は全くわからないし、個人的な好みも大きいが、こうやって受け止めましたよと書き残したい。


私はジャンルは違うが、幼少期に10年くらい、踊りの名取を目指して舞台に立っていた。当時は、自分の身体を使って表現するために上手な人を見ていたが、いまは「できそうにないけれど、真似をするならこのポイントで」と心を奪われたところを書いてみようと思う。

パフォーマーの個性の四季のような違いが、ダンスを多層化する

オリラジのお2人だけに注目していた時期よりも、スキルマスター4人に注目しだしてから、がぜん、『ULTRA TIGER』動画を観るのが楽しくなってきた。映像に奥行きが生まれている全体像もそうだが、4人のダンススタイルの違いなど、マクロ的に観ても、ミクロを追いかけても面白い。


スキルマスターの4人だけのことを先に書くと、私はずっとこの4人の、RADIO FISH以外の活動のダンス動画を観ていた。でも、残念ながらそこでは、漠然とかっこいいとキレがいいというくらいしか理解ができなかった。それでも、わからないなりに観るのが楽しくて、ただひたすら観ていた。


感想を言葉にしたく観ていたが、きれいなのはわかっても、歌詞のないダンスミュージックでの表現方法や、身体のどのパーツがどうだったら凄いのかとか、大会でのジャッジルールとか、観客が歓声をあげているとき何を凄いと思っているのかとか、頭の中が???だらけで、言葉にできないもどかしさがずっとあった。


あいまいな思い、抽象的なもの、ふわっとした感想にこそ、具体的な単語を与えていかないと美しさが伝わらないから、言葉が生まれてくるまでしつこく観続けようと思った。それほどに、この4人の美しさは書きたかった。


でも、4人のダンスジャンルの違いに専門的に踏み込んでコメントするのは、今時点では到底無理なので、『ULTRA TIGER』に焦点を絞ることにした。それも、やっていいことなのかわからないが、こっちと比べて誰の動きが好きか、どの動きが際立っているのかという見方をしてみることにした(あくまでもダンスで)。ただし、比較して良し悪しを書くのではなく、好きな動きをしているかたのみを表現していく。


一番最初に、自分なりにしっくりきたのは、「スキルマスター4人は、四季の違いくらい、ダンスが違う」という発見だった。この違いが、パフォーマンス全体のバランスを整えてくれているように思う。順にお一人ずつ説明していく。

SHiNさんの、爽やかさと気品

まず、SHiNさんのイメージは春。
正統派の王子様のようなルックスのSHiNさんには、いい意味での青さと、フレッシュさ、まだ開かれていないドアへの未知数を感じる。爽やかさや清潔感がダンスをきれいに見せ、特に長身や手足の長さによって、高低差と時間差の効果を生み、集団のパフォーマンスで奥行きがでる役割を持っている。


腰をかがめる姿だけでも、王子様がひざまずいているような特別感がある。関節の動きの骨っぽさや、身体の各パーツの長さが印象に残り、カジュアルな動きでも、品の良さが勝る。そして、普段の柔らかい顔つきや控えめさからは想像できないほど、ダンス中の表情は、普段はこれを体内に隠していたのかと思うような、熱を見せる。時折はっとするような熱さを、瞬時に放つ。


立ち姿の全身のシルエットのきれいさ、指先のきれいさから爽やかな春のイメージだが、ただ爽やかなだけでなく、夏に向かっていく生命力を感じるかのようなダンスをする。


前回、『ENGEIグランドスラム』で中田さんの衣裳のことを触れたが、実は最初に衣装に異変があったのはSHiNさんだったのだと後から気づいた。早い段階で、ターンのときに肩ひもが切れたか肩がすっぽ抜けしたのかで、腰にひもが落ちている。爽やかそうでいて、実はものすごい勢いで踊っているのが、ここからもわかる。


SHiNさんはどこのパートでも、お一人に注目して観続けると、うわ、こんなに熱く踊っているのかとびっくりする。そして、その熱さに気づくとなぜか嬉しくなる。

つとむさんの、伸びやかさとコミカルさ

次に、つとむさんは夏。
SHiNさんと同じく長身でありながらも、まるで長身の生かし方が違うのが面白い。SHiNさんが長い手足を静止するような動きのとき、つとむさんは、その長い手足を外に向かって放つような、伸び伸びと身体を拡張するような動きを見せる。


空間が広ければ広いほど、全部を有効に使って踊っているような気がして、どこまで自分のエネルギーを広められるか、挑んでいるかのようなダンスには勢いがある。やんちゃで自由奔放な身体の使い方に見えて、実は細部がしっかりしているので、大振りでも雑でもなく、むしろ繊細さすら感じる。


特につとむさんの指先の開き具合は、心も身体も、全て開ききっているような自由さや、太陽のようなほがらかさを表現しているようで、印象深い。指先はそろっているほうが目につきやすいと思っていたが、これだけ思いっきり指先まで開きつつ、きれいなシルエットを作ってバランスを保っているところに、ご自身の個性が際立つ見せ方を知っているかたなのだと驚く。


個人的にとても好きなのは、「一刀両断」という歌詞のときのコミカルな動きだ。つとむさんはコミカルな動きをかっこよく魅せられるセンスが良くて、間違ってもダサくならない。なのに、やっぱり笑ってしまう。明るいパフォーマンスは観ている側を元気にしてくれる。


そういえば、SMAPの「JOY」のサラリーマン役、本当につとむさんが適任だったと、いまだから余計に思う。新曲披露時にもものすごいインパクトがあったが、つとむさんのダンスをたくさん見て余計に、あのパフォーマンス、あの笑ってしまう度合は、つとむさんにしか表現できなかったのではないかと思う。何度でも繰り返して観たいくらい、いいパフォーマンスだった。

show-heyさんの優雅さと冷静さ

次に、show-heyさんは秋。
show-heyさんのしなやかさや色気は、ダンスパフォーマンス全体の熱を柔らかなものに中和する。静謐さを感じるような、木の葉が舞うような動きがとても印象深い。靴をはいているのに、まるで地下足袋をはいているかのごとく、足音を感じさせないすり足のようななめらかさや、滑るような体重移動をしているように見える。


show-heyさんはよく歌詞を口ずさみながらパフォーマンスをしているが、歌のストーリーのなかに生きているかのような溶け込み方をして、流れるように踊る。きゅっと首を内側にいれてターンする姿や、位置移動をしてポジションにつく姿にも、動きに極端な強度を加えず、むしろ全体を通してずっとフラットな力の入れ加減で、どこを切り取っても柔らかさを感じる。


熱がこもるような歌詞のときでさえも、熱さの内側にある切なさとかを冷静に見つめているような、深みのあるパフォーマンスをする。show-heyさんのダンスの柔軟さの加減は、RADIO FISHの力強いプッシュ型のパフォーマンスの熱さを少し冷却してくれて、なにか穏やかな気持ちになる効果を生んでいる。


かといって、show-heyさんに熱がないということではなく、思いの表現の仕方、総合演出面でのバランスのとり方、楽曲のなかでのダンスが効果的に魅せられるポイントを見極め抑揚をつける、そんな冷静さを感じる。

FISHBOYさんの風圧をコントロールする力と強靭なバネ

最後に、FISHBOYさんは冬。それも極寒の真冬。
FISHBOYさんは、首から肩、特に肩甲骨、二の腕から繰り出す、空気の圧力を変えてしまうような、力強さを感じる動きがとても印象的だ。体幹が鍛えられているのが素人でもわかるくらい、体の軸とバネの強靭さを感じる。


FISHBOYさんの凄さは、目には見えないはずの空気を、まるで目に見えるようなものにしてしまうかのごとく、そこにある何かを弾き飛ばすような動きをすることだ。不思議なのだが、空気すらリアルな壁があるように見えてしまうかのように、撃ち抜く。そういうパンチ、手の動きをする。乗り越えられないものがあればあるほど、撃ち抜くのだという闘志すら感じる。


この動きを観ていると、厳しい状況を打破する開拓者のようで、この力強さの表現力に目を見張る。ただ力強いのではなく、撃ち抜く何かを想像させられる、バリアを解除するかのような空間コントロール力がある。


でも、ただ力強いだけではなく、FISHBOYさんの腕とか手首は、たとえばこぶしをあげるときは、心持ち内側に手のひらが入ってパフォーマンスされているが、この「内側に向き気味のこぶし」が、他者に向けた熱さだけでなく、自分の内面の熱を確かめるような、自分に向けた決意表明のようにも、芯の強さにも見えて、とてもいい。そして、何か人間としての体温や温かみを感じるのも、この腕の動きにある。


私は、過去オリラジとFISHBOYさんがパフォーマンスをした、DA PUMPの『ごきげんだぜっ!』を観て以来、
FISHBOYさんのダンスの美しさがずっと気になっていた。今でもずっとスマホのブラウザに表示しているくらい、繰り返しこの動画を観ているが、何度も見ても飽きず、それどころか観るたびにパフォーマンスに感心してしまう。


まだ、中田さんがダンスを本格的にやっていなかったこともあり、中田さんが必死に踊りつつも、部分的にふらつく場面があり、対してFISHBOYさんのまったく軸がぶれない姿に、一体何が違ってこんなにきれいなんだろうと、ずーっと見続けていた。ダンスのことはわからないけれど、この美しさが何なのかを知りたいと思った原点はここにある。

左右対称であっても、非対称な美しさ

スキルマスターの素晴らしさで忘れてはならないのが、メンバー間の横並びの相乗効果がある。比べるというよりは、違いを見るのが楽しい。あまりに見どころが多いのでチョイスに迷うが、いくつか挙げてみたい。


たとえば、SHiNさんとつとむさん。同じくらいの長身で、立ち姿の美しさで華やかさを添えるお二人。でも、何も似ていない。そこがいい。私が特にこのお二人の違いで好きなところは、『ULTRA TIGER』の公式動画でのオープニングで、中田さんが椅子から立ち上がる直前の「へつらって生きたらFAKE」あたりのアップのところだ。特に、指先の違いに個性が出ていて、そのきれいさは何度でも観ていられる。


それから、『ENGEIグランドスラム』の最後の決めポーズ。ここでも、お二人が左右対称の高さでシルエットが美しくありながら、指先の違いがものすごくいい。


そして、show-heyさんとFISHBOYさん。お二人は接近して踊ると、風量と温度を中和しあっているのではないかと思うくらい、温かいものとクールなものをシャッフルしているように見える。パンチの強度の違いも、ターンの回転具合と静止状態への入り方も、何もかもがオリジナルだが、どちらも感動レベルの美しさを表現している。


これほどまでに違う個性の4人が集まり、パフォーマンスしているのを見て、総合的にクオリティの高さを出しているのは凄いとしか言いようがない。

オリラジお2人のパフォーマンス

分量が増えすぎて、スキルマスターだけに留めようと思ったが、やっぱりオリラジお2人についても最後に言及しておきたい。お2人は四季とは別個に、旬をコントロールするスキル、面白味と平準化ができる力があると思っている。


藤森さんは、RADIO FISHのなかで一番、一般受けしやすいものに、楽曲やパフォーマンスを平準化する役割を果たしていると思う。一歩間違えれば、芸人さんのユニットとして、お笑いにもアーティスティックにもならないかもしれなかった楽曲を、藤森さんの真摯に歌う姿や、きれいな歌声は、大衆受けされるラインにこの曲を乗せることに成功させたと思う。


スキルマスターが一流なだけに、歌も一流でなければ、気迫に負けてぐだついたものになってしまったかもしれない。藤森さんの歌が全体を引き上げ、パフォーマンスがさらに華を添えて、いい効果を生んだようにも思う。


藤森さんは歌うことに徹し、ダンスパフォーマンス面では目立つことを一切していない。真面目と言われることを嫌うかたかもしれないが、昔から、藤森さんは真剣に歌と向き合っていて、チャラ男設定ではないときには、歌っている際にオーバーアクションをしないと思っていた。特に、RADIO FISHでの歌では、立つスタンスのしっかりとって、本気で歌っている姿がかっこいいと思う。


中田さんのパフォーマンスについて書くのは、どう面白いか書くことで、なんだか一番ナンセンスにも思うが、あえて一つ。先日、中田さんがTwitterで各振り付けを、下記のようにつぶやかれているのを拝見した。
「#ウルトラタイガー の振付は腕を斜めに切り拓いていく「グレイトスラッシュ」と腕を組んでゆっくり回る「サイレントサイクロン」、そして全員のフォーメーションで虎を表現した「ジャングルイズヒアー」がポイントです。」


それで思ったのは、これらのパートで一番パフォーマンスが凄いのは、スキルマスター以上に中田さんだということだ。ダンスの上手い下手ではなく、中田さんが輝くようにこれらはできている。中田さんが一番神々しくみるよう、計算し尽された動き、指や首の角度、腰の落とし方、股割りの深さ、間合いがもう凄すぎる。


なかでも一番びっくりしたのが、腕を斜めに切り拓いていく「グレイトスラッシュ」の風圧だ。これは、スキルマスターが躍っているときは、目の前の交差はまずしなやかに行い、左右に切り拓ききった最大のところでピシッと止める動きだと思っていた。わかりやすく言うなら、→(矢印)のような方向で、先端のみに力を込めるようなものかと。


でも、中田さんは違う。交差のときから、ものすごい風圧で切り拓き始めて、始点と終点の両方にピークを持ってきているように見える。⇔(両矢印)のような力の入れ具合とでもいうのだろうか。


スキルマスターや藤森さんがずっとパフォーマンスをし続けているなか、待機をする中田さんは、ここに爆発的な熱を込めてパフォーマンスをしている。瞬間風速を全力で使い切るかのごとく、いまこの時を切り拓く。この全力さ加減に、もはや理屈なんてない。


どれだけ言葉を尽くしても、この瞬発力の勢い、込められた熱量は伝えきれない。動画やテレビを通して、自分の目で確かめること以上に、感動は伝えることなんてできないと思う。


だけど、素晴らしいパフォーマンスに感動して、それを言葉にしたいと思う人間が一人くらいいたっていいと開き直り、ここまで書ききった。


長くなったが、ここまで読んでくださったかたに感謝したい。


そして、何よりも美しきパフォーマーであるRADIO FISHのみなさんに、書きたいと思わせてくれて、心を震わせてくれて、ありがとうと言いたい。


前回も最後に書いたが、私はファンという立ち位置ではない。それは、本気のファンのかたにリスペクトを込めているから、自分はファンとは名乗れないと思っている。私はただ、お茶の間で観られるものだけを、観られるタイミングで観ているだけにすぎない。


目から星がでてしまうほど瞳孔が開き、素敵☆と思うと冷静に書けないので、この距離感くらいがちょうどいいのかなとも思う。それは、RADIO FISHもそうだし、SMAPを一年で100記事以上書いてきた今も同じスタンスでいる。


実際にもしお会いできることがあったら、どれくらい心揺さぶられるかまでは、さすがにわからないが、目から星が出ているかたたちのお気持ちを、一つでも文字化できる人間であり続けたいと思う。誤解や不勉強な点があれば、どうぞご指摘いただければと思う。


では、また。