こんにちは、検索迷子です。
29日に公開された、RADIO FISH(レディオフィッシュ)の2ndアルバムリリースイベント公式動画について、おもにSMAPファンのかたに向けてご紹介していこうと思う。
本当ならば、この動画の話題は主役であるRADIO FISHを中心に書く内容だが、これを観たとき、真っ先にSMAPファンに伝えたいという思いがわいたのだ。
私はSMAPファンのかたたちに、この1年2か月、検索迷子というブログを育てていただいた。私にできるのはいつも、ただ文章を書くことだけだが、SMAP話題を楽しそうにするRADIO FISHの動画で、ほんのいっときでもSMAPを愛する人たちの思いを感じて、心を温めてほしいと願っている。
今日は、おもにSMAPファンのかたに向けて書いていく。普段あまり1テーマでブログを分けないが、動画全体やRADIO FISHのパフォーマンスの感想は日を改めたい。もちろん、この記事もRADIO FISHファンのかたも普通に読めるよう、意識しながら書くつもりだ。
SMAPファンのかたに贈りたい理由
なぜ、この動画をSMAPファンのかたに観ていただきたいかというと、理由は単純で、SMAPの話題をしているからだ。
といっても、たださらりと観ていては、「あ、話題にしてるのね、楽しそうで何より」くらいの印象かもしれないので、私見ではあるが補足をしたい。
まずは、下記動画の開始18秒から40秒までを、ごらんいただきたい。
10月12日(水)に行われた、リリースイベントの公式映像だ。
ULTRA TIGER【LIVE REPORT】WORLD IS MINE新曲ライブ ラゾーナ川崎/RADIO FISH
動画では、RADIO FISHメンバーが開演前の楽屋で、木村拓哉さんの話、続いて香取慎吾さんの話題をしながら、食事をしつつ談笑している。
3分22秒という短さなのでできれば全部見てほしいが、SMAPに言及した箇所だけを知りたいかたは、22秒間のピンポイントでもいいので見ていただければと思う。
18秒めから中田さんは、木村さんの存在感に敬意を示すようなコメントをしている。また、この会話が始まる直前から、木村さんまたはSMAPの話題をしていたことが推測されるような、「じゃあいつか、松田優作みたいな〜」(冒頭が不明瞭ですが、接続詞的なニュアンスから始まっている)、という編集をそのまま公開している。
中田さんが、木村さんが昔、毛嫌いしていた「キムタク」呼びをしているのに、もしかしたら不快感を持たれるかたもいるかもしれないが、このときの中田さん、本当に穏やかなトーンでお話をされているので、「キムタク」呼びは軽くスルーしてほしい。
この木村さんの話をしている中田さんの視線、声音、物腰は本当に柔らかい。木村さんを本心からリスペクトしていると思える、曇りのない素直さがあふれ出ているのだ。
話が少しそれるが、中田さん発言は、ワイドショーやネット記事などで「仕事として求められる役割としての、ヒール役」を買って出て、その立場を全うしていることから、あおり記事を書かれやすく、誤解を生みやすい。
ギンギンな状態で、プレゼンモードで語るときの中田さんは、目を見開いたり、手をぶんぶん振ったり、声も甲高く裏返る直前状態になることもあり、語尾も押しモードになることがある。でも、ここで話す中田さんは、本当にナチュラルな状態に見え、すとんと柔らかな語尾で話している。
中田さんには、このイベント時の写真撮影会と、23日のオリラジトークライブの握手会で2回、お話しさせていただいたがテレビから受けるイメージとは全く違っていた。目をしっかりみて微笑み、相手の話をしっかり聞いてからゆっくりと答えを返す、たたずまいが物静かなかたという印象だった。
動画に話を戻すと、中田さんの隣にいて話にうなずいているのは、SMAPの『JOY!!』でサラリーマン役をしていた、つとむさんだ。つとむさんは、SMAPと一緒に紅白も出ている。
その後、香取さんの「カツケンサンバ」でバックダンサーをしていたと、Show-hey(しょうへい)さんが話し始め、他のメンバーも知らなかったようで、「ああー」と声を上げていた。
すると、藤森さんが「カニ蔵より前?」と聞いていて、「カニ蔵より前」とShow-heyさんは「カツケンサンバ」の振りを嬉しそうに踊りながら、返事をしている。
この会話、普通に世間話をしている雰囲気で、「僕たちは、スマスマを楽しんで観てきましたよ」というノンストップの流れになっている。
あまりになめらかに話しているが、冷静によく考えたら、スマスマのコントで10年前の一時期しかやっていなかったものを、メンバーは普通に知っていて、カニ蔵という比較的新しめのキャラも、普通に当然知っているという話で、コントの役名だけで話が通じる、スマスマってすごい番組なんだと再確認できる会話だと思ったのだ。
一番年長の中田さんが34歳で、一番下が28歳のつとむさんというメンバーの年齢層からすると、SMAPのメンバーは彼らのお兄さん的な年齢で、子供時代から普通にSMAPがいて、テレビを観てたんだろうなと思う。
プロモーション動画中の、唯一の長い会話の箇所
この動画は、繰り返して書くがRADIO FISHの『WORLD IS MINE』という、2ndアルバムリリースのプロモーション用に公式に作られたものだ。
プロモーションが主目的の動画でありながら、一番最初に中田さんが話し始め、メンバー同士で会話するシーンで、かつ唯一の長い会話が、このSMAPの話題なのだ。
動画全体は、ほぼメンバーがダンスを練習する姿、イベントライブ映像、ファンや観覧者映像となっていて、ほぼ話し声が入っていない。
プロモーション動画なのに、いきなりSMAPの話題を楽しそうにするメンバーから始まり、ほぼそこしか会話らしい箇所がないと気づいたとき、これはいったいどうしてなんだろうと思った。
RADIO FISHはメンバー間の仲が良く、お話も上手なかたばかりだ。さらに、戦略といった話題もグループでよくしているようだ。楽屋での話題がこれしかなかったとはとても思えない。いくらオフショットとはいえ、パフォーマンスは除き、言葉でのCDや楽曲の宣伝ゼロなのだ。
単にメンバーが一番楽しそうな雰囲気を出して、オフショット感が出ているときの話題がSMAP話題だったからということで選ばれた映像かもしれないので、深読みはしてはいけないとは思う。
でも、そうであってほしいという思いを込めて書くと、もっと別な話しもしていたけれど、SMAPの話題を意図的にカットしなかったのではないかと思えたのだ。これはRADIO FISHからのささやかなエールであってほしいと思いたくなるほどに、あまりに動画全体でここだけが不思議な感じがするのだ(といっても再生すぐなので、逆にさらりと観てしまえもするのだが)。
台本ありのMCや、フリートークを主戦場としてきた、喋りのプロのオリエンタルラジオのお二人がいて、公式映像の撮影中と知りつつ、あまりにもすんなりとSMAP話題をしていたことが、少しびっくりした。でも逆に、何の過剰さもなく、SMAPを話題にする自然な姿がありがたい感じもした。
RADIO FISHは公式動画もいっとき自腹で作っていたほどだから、動画ひとつひとつへのこだわりがあり、尺の使い方だってわかっているようにも思う。当日イベント会場にいた一人として、ほかにも映像化できるものはあったように思うが、202秒の映像中の約1割にあたる22秒に、SMAPの存在を感じたのだ。
また、RADIO FISHは、SNSでの情報公開や、ファンの反響度合にも敏感で、自らウォッチをしたうえで戦略を練っている。だから、公式動画をアップするタイミングも、拡散されやすい時機を計算し尽していると思う。
動画公開は、テレビでの新曲披露にターゲットを合わせることが多く、告知は情報解禁日に、RADIO FISHメンバーがTwitterで個別で行うのが普通だ。そして、今日もまさにそういう日だった。
動画ではパラパラを踊っているシーンが多数でてくるが、それがまさに今日披露した新曲『NKT34』(中田敦彦34歳という意味)の、楽曲での振り付けだったのだ。
RADIO FISHはブランディングもほぼ自分たちで行っているので、公開映像などは確実に事前にチェックをしているだろう。どの視点から見ても、どうしてSMAP話題をカットしなかったのかが不思議で、つらつら考えていて、はたと気づいた。
ここまで、あれこれ推測を書きながらナンだが、実は単純に、カットする理由がないくらいいい映像だった、ただ、それだけなのかとも思う。
RADIO FISHのダンサー4人は、世界規模で活躍できる実力をお持ちだが、オリラジを含めて6人は、SMAPがいる少年時代を過ごし、SMAPとお仕事ができたことを喜び、ごくごく普通な会話の流れとしてSMAPを話題にしていたようにも思う。
楽しい会話だったから映像化された、つまりはそういうことなのだろうなと、一周まわって当たり前のことに気づいた。
RADIO FISHとSMAPつながり
また、今回の動画とは直接関係はないが、RADIO FISHとSMAPつながりがあるダンサーさんにももう少し触れたい。
このプロモーション動画の目的でもある、セカンドアルバムのタイプA(黄色いジャケット)には、赤坂BLITZでの単独ライブ映像、10曲入りDVDがついている(CDが13曲で、DVDが10曲)。
- アーティスト: RADIO FISH
- 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
- 発売日: 2016/10/12
- メディア: CD
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このライブ映像には、SMAPの『CRAZY FIVE』で稲垣吾郎さんをおんぶするダンサーさんとして有名な、関根アヤノ(AYANO SEKINE)さんも登場している。お顔を見てすぐにわかって、なんだか嬉しい気持ちになった。
また、メンバーの紹介がてら書くと、中田さんの弟さんであるFISHBOY(フィッシュボーイ)さんは、香取慎吾さんの『慎吾ママの学園天国』PVにも出演している。
SHiN(しん)さんはSMAP共演は確認できていないが関ジャニのご経験はあるようだ。また特筆すべきは、リオオリンピックの閉会式で、土管の上で旗振りをしていたなかの一人なのだ。
オリラジとSMAPのつながり
オリラジが、木村さんに言及した動画について書いた過去記事として、以前下記のものを書いた。
(25)木村拓哉さんの演技が職業選択に与える影響
また、記事にはしていないが、オリラジがスマスマに出演した2006年9月4日放送回では、デビュー2年目のういういしいお二人、なかでも藤森さんの木村さん愛がさく裂している。
ほぼ藤森さんが喋りまくり、SMAPから笑いをとって、中田さんが藤森さんにそっと寄り添ってほとんど喋らないという、オリラジの立ち位置からしても、珍しい回でとても印象深い。
日頃、推測のみで記事は書かないようにしているが、今日はSMAPとRADIO FISHのどちらも、いまの私にとっては大切なグループなんだと再認識できる動画を紹介したく、記事を書いた。
話題にされているSMAPを誇らしく思い、話題にしているRADIO FISHの空気感に和み、どちらのグループ寄りの気持ちで観ても、気持ちが温かくなるようなリリースイベント動画だった。
これはきっと、わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからないというものかもしれない。違うタイプのグループだけど、どちらも大切な存在同士が、思いがけず結びついたこの映像は、私の心に小さな灯をともしてくれた気がした。
過剰なほめ言葉ではなくても、楽しそうな雰囲気で、この時期、普通にSMAPを話題にしていてくれたRADIO FISHのフラットさに、ただただ感謝したい。
SMAPを書いてこなければ、RADIO FISHを書くことはなかっただろうし、RADIO FISHを書かなければ、実はSMAPの時からブログを読んでいましたと、各地で声をかけてくださるオリラジファンのかたに出会えなかった。
両グループのファンのかたとお会いして、ファンのかたの推しグループ、推し担当への愛の深さを知るにつれ、これは自分だけの感想かなと書きよどむ思いを奮い立たされる。なんとなく素敵という一言に逃げず、この曖昧な感情や、抽象的なものを言葉にしようと思える。
私は小さな言葉の粒をここに置いておくだけだけど、言葉の粒を拾ってくれる人がいるうちは、ただ無心に書こうと思う。
SMAPファンのかたにあらためて
最後に、SMAP存続のための署名活動の10万人突破、『世界に一つだけの花』のトリプルミリオンまであと10万枚強、新聞一斉メッセージ、ハガキ職人さん、そのほかのSMAPを応援するすべてのかたたちに。
その深い愛は、必ず報われると信じています。
1月から続くおつらい日々で心が折れそうになることも多いでしょうが、ファンという尊い生き方を選んだご自身に、誇りを持ってください。
数字で結果を出し続ける、ファンの母数の多さと強い結束力の行動は、SMAPファンのパワーのたまもので、限界を超え続け、踏ん張り続ける姿にいつも勇気をもらいます。
12月の中居さんのラジオが、今年はお互い踏ん張ったなと、踏ん張り度合をたたえ合い、笑える時間になることを本当に願っています。
SMAPと、SMAPファンのみなさんがともに笑い合う姿が、ずっとこの先も続きますように。
みなさんの大切なSMAPを、私は少しずつでも文字にしていきます。
お互い、できることを、できるときに、できる大きさで。
最後は大きく脱線してしまいましたが、SMAPとRADIOFISHのことを一緒に考えると、大きく気持ちが揺さぶられるということがわかりました。それがどうしてなのかは、今はわからないですが。いつか視界がクリアになればいいなと思います。いつか、クリアにするんだろうなと思います。
では、また。