RADIOFISHのライブイベントの楽しみかた

こんにちは、検索迷子です。


RADIO FISHのライブイベントに、この一か月、集中して参加してきた。
いろんな公式動画も配信され、大量にインプットされるRADIO FISH情報に、都度、書きたいという気持ちがかきたてられる。


SMAPのことも並行して書き、仕事もしていると、自分が12人いて、SMAP5人とRADIO FISH6人を個別に書きたい気持ちを実現させて、かつ自分の生活ができればいいのにと一瞬、遠い目になる。


という理想はさておき、今日はRADIO FISHのライブに自分が参加してきた経験から、これから初めてライブのかたに行こうとするかたに、ちょっとした感想を書きたい。


ライブの楽しみかたはそれぞれなので、これが正解ということではなく、ずっとRADIO FISHの活動を見守ってきたかたの感想とは違うと思うが、私なりにこうやって楽しんだ、という感想だと軽く読んでいただきたい。


折しも、11月12日(土)は愛知県常滑市でのリリースイベント、翌13日(日)は滋賀県彦根市でのNHKのど自慢出演というのもあるし、年内まだまだイベントは目白押しだ。


直近の12日も13日も、100回くらい何とか行けないかものかと考えたが、どう考えても無理だった。だから、行けない無念さをせめても記事にして、行けるかたが最大限楽しんでいただければと書き始めることにする。


また、オリラジのライブというホーム感のある場所を除き、RADIO FISHのリリースイベントや、複数アーティストのライブでのファン比率、ファン以外のかたとの温度差もなんとなく肌で感じてきた。RADIO FISHの応援のためにも、参戦経験者だからこそ書けることもあるのかと思うので、一度まとめて書いておく。


それを踏まえて、ライブイベントの楽しみかたのポイントを、3点だけに絞って挙げていきたい。
本当は、各楽曲の映像を秒単位でヘビロテしているので、動画のここを観てみてと、語りたいポイントは多数あるが、そこをぐっとこらえて、できるだけ初RADIOFISH参戦のかたに届いてほしいという思いを込めて書く。私だってわずか一か月前は初心者だったのだ。

楽しみかた(その1):独特の世界観のパフォーマンスに浸りきる

RADIO FISHはもともと、オリエンタルラジオがお笑いの延長線上としてユニットを結成したこともあり、かっこいいパフォーマンスでありながら、笑える要素がふんだんにある。


その最大のコンセプトは、「中田さんを崇める」というものだ。楽曲になじみがないかたは、一見、何だこれはと面食らうかもしれない。でも現地に行ったならばもう、そのコンセプトに全乗っかりして楽しんだほうがいい。


お笑いのプロとダンスのプロが集結して、本気の全力パフォーマンスをしているのを見ると、かっこよすぎて笑えてしまう。そして、身体をそらして引き気味で、半笑いで傍観者となって観ていることのほうが浮いてしまい、むしろかっこ悪いと思えるくらい、自分も民衆の一部になりきったほうががぜん楽しい。


「この世界は中田敦彦で成り立っている」という気持ちになるくらい集中するほうが、日々の些末なあれこれを忘れられて、異次元空間に浸りきれる。この場所にせっかく来たのだから、もうとことん振り切ったほうがいい。

楽しみかた(その2):コール&レスポンスで声を出す

楽曲を知らなくても、「NAKATA」コールが随所に出てくるので、ここだけでも声を出してみてほしい。曲構成はシンプルで、周囲を見ていれば、2回目からは次はここで来るぞとコツがつかめると思う。


そんなにRADIO FISHのファンでもないし、ましてや中田さんのファンでもないし、宗教じみてやだ、と思うかたがいても、だまされたと思って「NAKATA」コールをしてみてほしい。実はこの「NAKATA」の名前、ものすごいストレス発散と、発声に最適な単語なのだ。


まさかと思うかもしれないので、少し真面目な説明をする。
私は趣味で2年ほどボイストレーニングをしていて、じき、ライブハウスでの発表会が迫っている。でも自分の仕事柄、黙々と原稿をチェックをして、一週間くらいメールのみで人とやりとりしていることがある。そうすると、表情筋をまったく使わないので、頬骨がロック状態になり、口角が上がらなくなり、声どころか食事をするために口を開けるのがしんどいときがある。


以前、RADIO FISHのライブに行く直前もそういうときがあり、ライブに行った翌日、ボイストレーニングの先生に、「今日、やけに声が出てますが、練習方法を変えましたか?」と言われて、はたと気づいた。


「昨日、ライブで「NAKATA」コールをたくさんしたからですかね?」と冗談で言ったつもりが、先生が「あ、たぶん、その音がいいんですよ」と言われた。え? と思って理由がわかった。「NAKATA」の音、母音が全て「あ」の音なのだ。


母音「あ」の音は、口を大きく開け、のどの奥が開きやすく、息が通りやすい、声の通りのいい母音なのだ。そのとき先生に教えていただいたのだが、大声コンテストで上位に入りやすいのは、「ばぁかぁーーー」という、母音「あ」の連続音だという。


これは、「ばか」というストレス発散の単語の破壊力かと思いがちだが、実はそれだけではなく、母音「あ」の効果なのだ。中田さんの名前と、ばかという単語を並べて恐縮だが、母音「あ」は、発声効果、発散効果がある音なのは間違いない。「あ」が三回も出てくる、「NAKATA」の音をライブ中何度も発声したことで、精神的にも発声的にもすっきりするのだから、これはなかなかいいぞと思った。


だから、ファンかどうかに関わらず、日頃のいろんなうっぷんを晴らすのが目的でもいい、ぜひ、「NAKATA」と大声で叫んですっきりしてみてほしい。楽しむことに理由なんていらないが、せっかく足を運んだなら、全力で声出しをおすすめする。


ちなみに、この「あ」の音、口を小さくしてつぶやいては効果がまるでないので、のどの奥を全開するくらいの勢いでいくほうが、口角アップ、声量アップには適している。


また、声を出すときの立ち姿、足幅だが、これはぜひ藤森さんを参考にしてほしい。
最近の藤森さん、本当に声がきれいになり、高音の伸びや声量が格段にアップしている。昔の「歌うま」の映像などを観るとわかるが、何が違うか具体的に書くと、立ち姿のシルエット、足幅の広さとひざや腰の入れ方、おなかへの力の入り方がまるで違う。


これはまさに、ボイトレでアドバイスされる、声が出しにくい時にやることなのだ。声は息の出し方で決まり、息をしっかり出すためにはおなかに力を入れる必要があり、おなかに力を入れるためにはひざを折って腰をかがめ、踏ん張るといいと言われる。


藤森さんの最近の歌い方や立ち姿は、スタンスを広めにとって、いつでもしっかり声が出せる姿勢でいることが多くなったように思う。たぶん歌う頻度が増えたことで、試行錯誤をしながら発声方法を自然と体得していったのだろうが、実はしっかりと本質をとらえていることなのだ。


と、藤森さんを参考にと書いても、観客席でできることは限られているので、大声を出そうと思うなら、隣の人とぶつからない程度に足幅を少し広げるくらいだが、一度試しにやってみてほしい。

楽しみかた(その3):とにかく踊って全身を使う

私自身、RADIO FISHのライブに4回(川崎リリイベ、パーフェクトハロウィン、トークライブ、池袋西口公園)行った。


(実はVAMPSのライブも、当日仕事が予定より早く終わり、ファンのかたに当日券があると聞いて、衝動的に現地まで行った。でも、ちょうど出演後に到着したため入場を断念した。当日券売場で、「RADIO FISHの出番、終わりましたか?」と聞いたら、お姉さんにRADIO FISH? と首をかしげられ、あの、オリラジのユニットでと説明しても、?顔で、向こうにいるスタッフで知ってそうなひとを探してと言われ、さらに進行順の確認に手間取り、衝動的に行くものではないと痛感)。


話をもとに戻すと、なぜ、そこまでしてRADIO FISHが観たいのかといえば、スキルマスターと呼ばれる4人のダンサーさんのダンスがとにかく観たいから、それに尽きる。


川崎のリリースイベントに初めて行ったとき、事前にさんざん動画を観て、ブログを書いてきたけれど、間近でみるダンスの迫力に圧倒されて、これは映像で見るよりライブで観たいと強烈に思ったのだ。なので、行けるときがあれば行こうと思うようになった。オリラジのトークライブは後輩芸人さんのため、厳密にはスキルマスターではないが十分に楽しんだ。


初めて行ったリリースイベントで発見したのは、どれも踊りたくなる曲ということだった。スキルマスターの4人が楽しそうに踊っているのを見ると、なおさら一緒に踊りたくなる。ダンスの技術は言うまでもないが、ダンスを踊っているときの幸せそうな姿に、思いっきり気持ちを惹きつけられるくらい、4人のダンスは素晴らしい。ただ観ているだけでは飽き足らず、知らないうちに一緒に踊りたくなるような、そんなパワーがある。


明日の常滑の会場はどうかわからないが、ラゾーナ川崎では、巨大スクリーンが観客席後方にあり、それが開演1時間前くらいからだろうか、ときどきアルバム『WORLD IS MINE』の特典DVDをランダムに流してくれていたのだ。

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)


私は当日、3時間前くらいからビニールシートに座り、全員初対面のファンのかたたちに混ぜていただいて話をしていた。そんななか、1時間半くらい前から立ちあがって詰めてくださいと言われたタイミングくらいから映像が流れ、ファンのかたたちと歌ったり、コールをしたり(本人たちがいないのに自主練みたいに、ふー、とか声を合わせて)、身体を揺らしたりしながら、ああ、なんか身体を動かすって楽しい、コールをしたり、歌うって楽しいというスイッチが徐々に入っていったのだ。


この、小さい音量で映像と音声を事前に流してくれたのは、他のかたもかなり楽しんでいて、待ち時間がまるで苦にならないどころか、むしろ楽しい時間だった。


リリイベのレポートの公式映像でも、開演前にファンが少しリズムをとっている姿が見えるが、あのときは後ろのスクリーンは消えていたが、会場に楽曲の音声が流れていて、ファンはそれに合わせて既に歌ったり、身体を揺らしていたのだ。このライブ前の映像と音声の二段階の発信は、時間つぶしどころか、まるで観客のリハーサルみたいな、盛り上がる心の準備を整えるような効果があった。


何度もちょっとした合唱になったり、振り合わせみたいになったりして、不思議とそこで周囲のかたと「お互い、楽しんでますねー」という一体感ができたのはとても良かった。


本番では、スキルマスターの振りをじっくり観るというのもありだが、ポイントごとの振り付けはぜひ、一緒にやってみてほしい。動画を事前に視聴するのがベストだが、もう、なんとなく身体を揺らすでもいいと思う。とにかく、棒立ちにならず、RADIO FISHの振りを見ながら、ちょっとでも真似をするほうががぜん楽しい。


最新のテレビ出演のレポート動画を観て思ったのだが、RADIO FISHにはせっかくダンスを教えるスキルがある人が4人もいるので、観客への振り入れの時間も、イベントの目玉になるのではないかと思ったりもした。あのなかに混ざって、自分も教わりたいと思った人が、どれほどたくさんいるだろう。


演者としてRADIO FISHが出演してくれるのは、ただそれだけで嬉しいが、みんなで踊りを楽しむ場としても、RADIO FISHのイベントって成立するなと思った。うわー、私もグレイトスラッシュ(『ウルトラタイガー』の手を斜めに切り開く振り)を教わりたいと映像を観ながら、うらやましくなった。


スキルマスターのダンス好きな人間としても、4人の個性をフリートークの形で知るのも楽しいが、ダンスという専門スキルを通して知ってみたいという気持ちがわくような、そんな映像だった。


と、脱線してしまったが、RADIO FISHのライブイベントは、これでもまだ書きたりないくらい楽しむ切り口がたくさんある。


ぜひ現地に行けるかたは、声を出して、全身で踊って、この瞬間にしかない世界観にどっぷり浸りきって、最大限に楽しんでほしいと思う。中田さんのカリスマ度、藤森さんのハイトーンボイス、スキルマスターの圧巻のダンスパフォーマンスのどこに目が奪われるかは、人それぞれだと思うが、楽しいという気持ちが持ち帰れるのは間違いないと思っている。


なお、私は踊りすぎて、隣の人とキンブレがぶつかったりしてしまったので(ごめんなさい。キンブレは肩の高さがマナーなんですよね。学習しました)、本気で踊るには、ブレスレットタイプのサイリウムがいいかもしれないと個人的には思ったりした。


今のところ、次の参加予定は決まっていないが、行ける機会があればまた、思いっきり楽しもうと思う。


これで初心者のかたの参考になるかどうかは怪しいが、わずか一か月前の10月12日のリリイベまで私も初心者だったことを考えると、何も情報がないよりもいいかなと思うことにする。


では、また。