(45)香取慎吾さんのパラサポ壁画は愛が描かれている

こんにちは、検索迷子です。


今日は、香取慎吾さんが2015年11月に日本財団ビルに描いた壁画に、再び光があたると知って、うれしい気持ちで記事を書き始める。


日本財団パラリンピックサポートセンター(略称:パラサポ)さんは、11月22日(火)に開催するパラスポーツ普及啓発のイベント「パラフェス2016〜UNLOCK YOURSELF〜」で、香取慎吾さんの壁画を、条件付きではあるが公開してくれることになった。


以下、パラサポフェスの公式アカウントから説明を引用する。もう既に先着順の限定数には達しているようだ。

https://twitter.com/parafes2016/status/796296460429967360


@parafes2016
11月22日開催のパラフェス2016にて、SMAP香取慎吾さんが描いたパラサポ オフィスの壁画メイキングムービーを初上映することが決定しました!あわせて約2.6メートル×6.1メートルの実物大レプリカも展示します。入場無料 詳細→
http://www.parasapo.tokyo/parafes/
19:20 - 2016年11月9日


この、パラサポフェス2016公式ページトップページでも、しっかりと香取さんの絵のことを告知をしてくれている。


私は、ちょうど一年前、この壁画についてブログを書いていた。
2015-11-11 SMAPさんとパラリンピックと壁画


そこでも触れたが、この絵は香取慎吾さんが「i enjoy!」をテーマに描いた渾身の作品で、観ていて温かい気持ちになるような素敵な絵だ。


でも、この作品は、サポートセンターの「エントランス壁画」のため、ビル内にお勤めのかたしか目にできないもので、当時のワイドショーや新聞でしか公開されず、残念な気持ちもしていた。


だから、いずれ何らかの形で公開してほしいと思っていた。それが今回、「実物大レプリカ」「入場者限定のメイキングムービー」という条件付きではあるが、多くの目にもう一度お披露目される機会が出来て良かった。


単純にうれしいが、そう思う理由はもう2つある。

絵に込められた「愛」の文字

この絵、公開当初には、私は丸の色味とか、全体的な印象しか持っていなかった。


でも、さすがに自著『SD慎語事典』でも披露した、「遊び心満載の隠しメッセージ」を含めるのが得意な香取さん。このなかには、巨大な「愛」という文字が一緒に描かれていたのだ。


いつくらいだろうか。昨年秋には見なかったワイドショーの動画をたまたま見かけ、香取さんが木村さんに、「ここに、愛っていう文字があるんだよ」と種明かしをしている場面を見かけた。


SMAPが壁画を前に、5人で並んでいる画像(中居さんと木村さんが立って、稲垣さん、草なぎさん、香取さんがしゃがんでいるもの)をもし見ることがあれば、ぜひ木村さんの右手側にある、青と赤い丸の上を注目していただきたい。


青い丸と、赤い丸がまるで「愛」を背負うかのように、木村さんの身体の幅の3倍くらいの大きさで、「愛」という文字が描かれている。


この事実を知った時の衝撃といったら。十分絵を俯瞰で観ていたと思っていたのに、こんなに大きな「愛」をその当時に受け止めきれていなかったのかと。香取さんがこんなにしっかりと伝えてくれていた愛を、見落としていたのかと。


でも、少し時間は経ってしまったけれど、「愛」という文字を見たときに、その気持ちをしっかりと受け止めていこうと思ったし、返せる形があれば、返していきたいと思った。


今回お披露目されることが決まって良かったと思ったのは、ブログにこの話題を追記するきっかけができたこともある。


私が一年前に書いた壁画のブログ、実は一年経った今でも、ずっと読み続けられている。一枚の壁画に心を動かされて、それだけでこってりブログを書いたのは私だけだからということもあるだろうが、この絵を観たときの気持ちを忘れたくなくて、ブログに書き残そうと思って書いて、本当に良かったと思う。


だから、「愛」の文字があるということを書きたくても、もう二度と人前に披露されることがないかもしれない壁画の話題を追記するのは、少し心苦しかったが、今回思いっきりこの事実を書けたのは喜ばしい。


私が書いた内容がどうというよりも、この壁画に思いを寄せて、そのときの気持ちを振り返りたくなる場面が、この一年、ファンのかたにはたくさんあったのだろう。


ファンのかたにとって、これはただの絵ではなく、香取さんの愛そのもののメッセージが詰まった大事な一枚なんだなと、ずっとずっと思っていた。


だから、こうして追記できる日がきて、それだけでも一歩なにかが前進したようでうれしい。

日本財団さん、SMAPファンのかたの思いがここに

日本財団さんは、8月の報道以降、真っ先にSMAPがパラサポの活動への関わりを辞退したへの無念さや、ファンに対する思いやりのあるコメントを出してくださった、SMAPファンのかたにとって特別な存在だ。


その、つながりを実感させてくれる「形あるもの」として、この壁画は、日本財団さんにとっても、ファンのかたにとっても、もちろんパラスポーツにかかわるかたにとっても、たいせつな絵なのだと思う。この絵が結びつけてくれる、つながりの心理的な効果は大きい。


この絵がくれる、包容力、温かみ、ストレートな愛を、ファンのかたは必死に受け取ろうとして、その途中で私のブログを読んでくださったと思うと、それだけで胸が詰まった。長くブログをやっていると、アクセス傾向でそういうことも読み取れてしまう。


今回のレプリカ作成や、ムービー公開にあたり、日本財団さんや関係者のかたが、この時期、どれほど尽力していただいたのか、想像ができないほどに大変だったのではないかと思う。


また、私も個人的なやりとりではあるが、この絵を再公開してもらうためにはどうしたらいいか、という相談をされたこともあった。


その相談は、もはや一枚の絵の公開というレベルではなく、香取さんの魂、パラスポーツに関わっていたSMAPを誇りに思う気持ち、パラスポーツを盛り上げていきたいという気持ちが込められていて、そんなに簡単に答えられるものではなかったが、絵一枚がここまで人の心を揺り動かすのかと考えさせてもらった気がする。


たぶん、多くのファンのかたがこの絵の公開や、二次利用などを日本財団さんにリクエストをしてきたのだろうと思うと、その声が届いたことが何よりもうれしい。そして、その思いをしっかりキャッチして、さらに日本財団さんが思いたっぷりとこめた形で、公開が実現できたことに感動してしまう。


私は、この香取さんが描いた絵がくれた、愛の連鎖に心が揺さぶられる。絵の力の偉大さ、絵にまつわる壮大なストーリー性を感じ、絵が生き物のように愛を届け続けているようだ。愛は愛を呼び、実現不可能を思えたことを可能にする力を持つ。


だから、私も微力だが、この壁画一枚のことを再びブログに書こうと思った。たぶん、これも、この一枚の壁画をめぐる愛の連鎖を振り返る、歴史の反芻のお手伝いになると思う。


香取慎吾さん、この絵を描いてくれてありがとうございます。
日本財団さんも、ファンのかたも、この温かき愛あふれる絵の公開に、尽力してくださったかたも、ありがとうございます。


また、SMAP5人の壁画を前にした、誇らしげなショットを思い返す。


香取さんの才能は、抽象的なものを具体的な形にする。
稲垣さんが、香取さんがゲストのスマスマのときに「白紙に何かを描ける才能がうらやましい」といった話をされていたが、いま、まさにそれを実感する。


まずは何よりも、パラスポーツにかかわるかたに、あの壁画のパワーを受け止めてもらいたい。この絵は絶対に、一人でも多くの多くのかたに観てほしい。それだけの力がある絵だ。


この絵に寄せる、多くの人の気持ちに胸が熱くなる。ずっと、形ある「絵」として、形なき「愛」のメッセージを伝えるために、公開され続けてほしい。


香取さんが一枚の絵に込めた思いを、再び受け止めてみて、その、絵の影響力の大きさに心が震える思いがする。


私は、言葉を振り絞る役割が自分にはあると思ってブログを書いているが、本当は、この絵を前にして、何時間も何も語らずに、ただ、この絵に包まれていたい、そういう絵だ。


では、また。

コラボブログについて

今日は、「剛 しっかりしなさい!」のブログ運営者である、凪(なぎ)さんのコラボブログ 【SMAPとココカラ】(44) Love & Peace Inside?を受けて、コラボブログ第45回として書いた。


主旨について
ブログ主旨については、下記にリンク先を掲載している。
【コラボブログ:SMAPとココカラ】(2)SMAPとファンは、もはや一つの組織の最下段、【コラボブログ:SMAPとココカラ】(4)木村拓哉さんの自己犠牲の精神の序盤で紹介している。