草なぎ剛さんの韓国語での人格

こんにちは、検索迷子です。


今日は、草なぎさんが話題に出てきた、実用書の話を書こうと思う。

SMAPを話題にすることは、全然恥ずかしくないと知る

私がこのブログで、SMAPを話題に取り上げるようになって9か月が経つ。当初、ブログの存在も、そこで話題にしていることも周囲に話していなかった。気持ちのどこかで、アイドルのことを書いているなんて恥ずかしくて言えないと思っていたのだと思う。


でも、多くのかたに読んでいただくようになって、逆に勇気をもらい、ブログの話をするのが平気になってきた。いまでは、仕事で知り合ったばかりのかたにもちょっとした会話として、紹介する機会が増えた。


いろんな経歴を持った方たちに、SMAPのことを書いていると話をするようになり、ちょっとした発見があった。


たいていはSMAPファンでないかたたちばかりだが、誰もがすんなりと受け入れてくれて、SMAPを書いているということを肯定的にとらえ、もっと書いたらいいよと応援してくれるのだ。


もともと私は、「テレビを観なさそう」と言われるイメージを持たれていて、実際、SMAP以外はめったに観ないのだが、「へー、SMAPに興味があるんだ。SMAPってこんなところがいいよね」という話になったりする。


また、ときどき人に頼まれて、お子さんや社会人のかたに、文芸書籍やビジネス書の本選びをしたり、本の読みこなし方や、感想の書き方を教えたりしているため、テレビやいわゆるアイドルには無関心と思われている。でも、実際にはこうして、ブログでSMAPとからめて本の話題にしている話すと、その切り口を面白がってくれるかたもいる。


さらに不思議なことに、ブログを書き出してから、いろんな場面で、SMAPの話題を不意打ちに見聞きすることが増えた。興味があると公言しだしたから、情報が飛び込んできやすくなったのもあるだろう。


SMAPと口にする機会が増えて、それでやっと気づいた。


SMAPの話題って、アイドルやタレントという枠を超えて、人としてリスペクトしたり、見習うことが多いかたたちの集団になったんだ、ということに。誰もがどこかで、あ、SMAPっていいなと思う瞬間に出会っているといってもいいくらい、ごく普通に会話ができる共通の話題になっているのかもしれない。


そんな、ふとしたときに出会った、SMAPが出てきた話題を書いてみたいと常々思っていて、今日は、草なぎさんの話題に触れたいと思う。


ただ、テレビでほかのタレントさんがSMAPについて発言したといったような話ではなく、書籍とか、リアルな場面で聞いたという話なので、たぶん、これは私にしか書けないような気がしている。そういった話題をときどき書いていこうと思う。

実用書のなかに、草なぎさんの語学の話題

先日、仕事の資料を探していた際に出会った、一節をご紹介したい。え、この書籍に、草なぎさんの話題が?とかなりびっくりした例だ。


草なぎさんの韓国語の習得にまつわる努力や、実力はさまざまなところで話題になっているだろう。以下のような、韓国語関連の書籍まで出されている。

チョンマルブック

チョンマルブック

チョンマルブック-2

チョンマルブック-2

チョンマルブック-2.5

チョンマルブック-2.5

チョンマルブック ― ハングルバージョン

チョンマルブック ― ハングルバージョン


それで本題だが、
私が見つけた草なぎさんの記述は、次の語学学習本にあった。
『ビジネス英会話のプロがやっているシンプル英語学習法』、酒井穣さん著、PHP研究所、2011年7月刊だ。

ビジネス英会話のプロがやっているシンプル英語学習法

ビジネス英会話のプロがやっているシンプル英語学習法


このかたは経営者であり、人材育成や組織に関するビジネス書を多数出版されていて、私もかねてから注目してきたかたで、以前ブログにも本の感想を書いている。
酒井穣「君を成長させる言葉」
酒井穣「君を成長させる言葉」2


正統派のビジネス書の書き手のかたが、え、まさか草なぎさんの名前を出すなんて、と驚いたのだ。


この本は、タイトル通り、英語学習の本なのだが、草なぎさんを語学習得の好例として取り上げている。
実際の記述は次の通りだ。


人間の脳が、言語ごとに脳内で異なる回路を形成していると考えられる、といった話に続けて書かれている。

第5章 学習が好きになるためにーより深く考察してみる
5 英語を話すと人格を変えられる?


(前略)
 そういえば、韓国語が堪能なことで知られるタレントの草なぎ剛さんは、日本語では寡黙な人なのに、韓国語を話すときはおしゃべりになるということで有名です。


(引用注:原文で、なぎ、は漢字)

と、たった一回だけ草なぎさんの名前が出てくるだけなのだが、本のほぼ後半にいきなり名前が出て来て、本の印象ががらりと変わるような驚きがあった。


草なぎさんに対して、「韓国語が堪能で知られる」と、誰もが知っている事実とを前提としてくれているところや、このあと続く文章によって、草なぎさんの語学習得能力へのリスペクト度合が伝わってくる。


この本のターゲットは、「短時間で英語を習得したい、仕事で英語を使うビジネスマン」なので、ここで草なぎさんの名前を出すことで親近感を持つかたも多いだろう。


でも何よりも、ここで草なぎさんの名前を出しても、読者が「なぜアイドルの名前を」なんて思わないというくらい、草なぎさんの韓国語習得度の高さは、純粋に、高く評価されているということだろう。


ご参考までにこのあとの文章は、次のように続く。草なぎさんの名前は出てこないが、なんとなく、草なぎさんが過去に、韓国語習得について語った、発言を思い出させるような内容にも思えてくる。

 英語をそれなりにマスターしている人の多くが共通して感じていることに、「英語を話すときの自分の人格は、日本語を話すときの人格と、どうも違う」というものがあります。
 面白いノウハウとしては、日本語で物事を考えていて、ついついネガティブなことばかり考えてしまうようなときは、思考を英語に変えると、そもそもネガティブなことを十分に表現するだけの語彙が足りないため、暗い気分にならないで済み、ポジティブな人格を維持できるという話を聞いたことがあります。


 どうやら、外国語をあるレベル以上にマスターしている人間は、言語ごとに利用している脳の回路が異なるばかりでなく、その回路それぞれに、弱いながらも「人格」といえるものが発生している可能性があるのです。


草なぎさんのポジティブさの源泉や、人格が実際にどうかまではもちろん知る由はないけれど、こうした話題に取り上げられていて、単純にすごいなと思ったのが正直な感想だ。


草なぎさんの名前はたった一度しか出てきていないものの、こうした実用書のなかで語られる草なぎさんというのが新鮮で今日は紹介させていただいた。


なお、この書籍は2011年に出版されており、草なぎさんがチョナン・カンで露出があった時代からずっと時間が経過している。だからこそ余計に、草なぎさんの韓国語取得能力については、数多くのかたが知る事実となっているんだなと重みを感じた。


もしかしたら、『月の街 山の街』が出版されたのが同年2月で、その数か月あとにこの実用書が発行されているため、ワイドショーなどで出版の話題があった時期に、執筆されていたのだろうか。

月の街 山の街

月の街 山の街


この書籍での一節を見ながら、こつこつと努力をしてきた草なぎさんの姿は、ファンのかたや、芸能界のかただけでなく、異業種のビジネスマンのかたもしっかりと見ているのだと思った。届く人には届くし、結果を出して行けば、人は先入観なく実績に賛辞を送ってくれることもわかった。


SMAPって、もう話題にすることが恥ずかしくなるような、そういう存在ではなくなっているし、社会からリスペクトされるほどに素晴らしい能力を持っているんだなと思う例を、今日は草なぎさん話題で取り上げた。今後も、こうした内容を少しずつ紹介していきたいと思う。

韓国語翻訳関連で、過去にレビューした記事

『月の街 山の街』を題材にした記事を過去に書いています。よかったらお読みください。草なぎ剛さんの「いい違和感」を伝える言葉


では、また。