SMAPさんのパラ駅伝の閉会式コメント

こんにちは、検索迷子です。


Twitterのフォロワーさんのご厚意により、
パラ駅伝に行ってきた。
また、検索迷子を読んでくださっている
かた10人ほどとお話しやお食事もできて、
本当に充実した楽しい一日で、
感謝したいことばかりだった。


読んでくださっているかたに直接、
お会いできたのが嬉しい反面、
これまで草なぎさんを中心に、
ファンでないと言いつつ、
自分が好き勝手に書いてきたことを
好意的に受け止めてくださっている
のに、恐縮するばかりだった。


この先も、SMAPさんや草なぎさんを、
自分はフォロワーさんの存在を意識
せず、ただ自分が思ったことに素直に
書けるだろうかと、
その温かいお気持ちに触れれば触れる
ほど、不安になったりする。


でもたぶん、ファンかどうかよりも、
人としての興味が尽きないから、
これまでもネタ切れすることなく、
継続して書いてこれたのだから、
これからも書きたいタイミングで、
また書くのだと思う。


パラ駅伝そのものについては、
いくつかTwitterでつぶやいたが、
陸上と障がい者ボランティア経験者と
して、語りたいことは尽きない。


財団側に提案したいこともあり、
もう少し自分のなかで消化して、
ブログに書くことと、つぶやくこと、
要望として出すことを別々に考えて
いこうと思っている。


正直、熱い思いがありすぎて、
安易な気持ちで思いついたことや、
背景を知らずに、ただ昨日一日を
見たことだけを切り取った、
自分目線だけの思い込みでは、
なかなか簡単には書けない気分だ。


ということで、今日はパラ駅伝の
ワンシーンだけを切り取って、
発見したことを書こうと思う。


SMAPさんの閉会式での挨拶について、
書いてみたいと思う。


実は私が昨日いた席は、音響の都合で
あまり音がうまく聞き取れなくて、
意味だけをだいたい理解していた。
挨拶を話題にしたいと現場で漠然と
思っていたのだが、正確な文章が
わからなかったところ、
それを補ってくれる記事を見つけた。

[http://japan.techinsight.jp/2015/11/smap1511292057.html
Techinsight − エンタがビタミン♪ SMAP『パラ駅伝』に感動。パラスポーツ体験やハグ&握手で交流。


最後に木村は「参加してみなければ分からない、経験してみなければ分からない部分がものすごいありましたし、使える体を最大限に使うという皆さんの姿勢を今日は学ばせていただいた。それが一番大きいですね」と駅伝を振り返った。香取は「すごく楽しかったです! “I enjoy!”というテーマで、今日参加しただけで僕の中で知れたことや気づいたことがたくさんありました。今後ももっともっとエンジョイできたらな、皆さんと一緒にパラリンピックを応援していけたらなと思います」と笑顔でさらなるサポートを誓った。稲垣は「僕らをパラリンピックのサポーターとして任命してくださって、今回初めて5人のイベントでした。何よりもパラスポーツがこんなに感動をもたらせてくれて僕らを笑顔にさせてくれるということに感激しました。この感動をもっともっと広めていきたいですし、それが僕らの使命だと思っています」と意気込んだ。草なぎは「こうやって生で皆さんの頑張りを目の前にすると、ハンデを乗り越えるパワーってすごいんだなと思いました。今日だけでなくて日頃生活する中で努力されているのがひしひしと伝わってきました」と感服した様子。中居は「僕らSMAPがやれることは限られていますし、微力だと思います。こういうイベントは選手の皆さんが主役であり、僕らはサポートさせていただく限りです。これから皆さんハードルの高い練習もあると思いますけど、是非とも高みを目指して頑張っていただきたいと思います」と選手に優しい口調でエールを送った。


と、長文を引用させていただいた。
文中では、木村さん、香取さん、
稲垣さん、草なぎさん、中居さんの
順番だが、実際には、
木村さん→草なぎさん→稲垣さん
→香取さん→中居さんの順だった。


昨日、実はずっと不思議だったのが、
メンバーが5人横並びの場面が何度か
あったのだが、開会と閉会の際、
木村さん→草なぎさん→稲垣さん
→香取さん→中居さんの順の並びが
固定だったような気がする。
たしか、チーム名紹介もそうだった。
(もし、記憶違いならすみません)


挨拶する順番が事務局側に指定されて
いたのか、ご本人たちが自然とそう
並んだのかはわからないが、
閉会の挨拶を聞いて、ああ、こういう
ちょっと硬めのイベントでの挨拶には、
この並び順っていいなと思った。


と言うのは、
5人で話題の一つの流れが出来ていて、
挨拶としての抑揚があり、5人別々に
話しているのに、まるで1人が挨拶する
かのようなバランスの良さだったのだ。


国語的に分析するのもナンセンスだが、
私は学生時代、定型的な手紙文とか、
文章構成を先生にかなりトレーニン
されていた。
硬めであっても、簡単な手紙文ならば、
文例集がなくてもわりとすぐに書ける。


昨日の挨拶の流れを聞いて、
SMAPさんってなぜこんなにお互いの
役割分担がはっきりわかっていて、
1人1人が話していても、
まるで1人のセリフの台本を5分割
したかのように、
全体のバランス良くなるのだろうと
その話の素晴らしさに驚いたのだ。


単純に言うと、5人で起承転結の
役割をそれぞれ担っていたのだ。
5人なのに、四つのブロック?と
思われるかもしれないが、
なぜか四つでしっくりくるのだ。


具体的には、
木村さんは、起の部分で、
挨拶の冒頭の緊張感を引き取り、
かつ、自分の魂で感じたことを
ダイレクトに伝えて、ぐっと
観客の心をとらえていた。


経験してみなければ分からない、
経験できたことへの感動と、
使える体を最大限に使うという、
木村さんならではのキャッチーな
言い回しによって、
人の心をぐっとつかんでいた。


次に草なぎさんだが、
木村さんの発言を受け、
起の部分をさらに補う話をしていた。


ハンデを乗り越えるパワーってすごい、
努力がひしひしと伝わってきました、
と、体験したことを通しての、
感動や熱さを木村さんとは違う言葉で
表現していた。


すごい、ひしひし、という表現で、
素直な気持ちをそのまま伝えてくれた。
このシンプルな言葉のチョイスは、
まるでこの世のものと思えないくらい
神々しいSMAPさんを、ぐっと身近に
してくれる、柔軟剤のような言葉の
効果があった。


3番目が稲垣さんだが、承の部分で、
パラリンピックのサポーターとして
任命してもらったという謙虚さと、
感動をもたらせてくれて僕らを笑顔に
させてくれた謝辞を話していた。


木村さん草なぎさんと続いた、熱い
気持ちを、謙虚さと謝辞によって、
冷静にお礼の気持ちを伝える役割を
担っていた。
中間管理職とよくご本人も周囲も
言われているように、この謙虚さと
謝辞は、挨拶には欠かせない要素だ。


4番目の香取さんは、転の部分で、
大人の挨拶をした稲垣さんから一転、
明るさと、会の趣旨の再確認の役割を
担っていた。


楽しかったです!、
“I enjoy!”というテーマ、と話し、
その場を楽しんでいる朗らかさ、
天真爛漫さを伝えて、
イベントのキーワードである、
“I enjoy!”をあらためて、場に
集うかたたちに伝えているのだ。


香取さんのいろんなコメントで、
ずっと秀逸だと思っていたのが、
この、キーワードを見失わない力だ。
会の趣旨をしっかり頭に入れて、
折々の場面で発言に取り込んでいる。


こういうキーワードをはさんで
スピーチをするのって、結構王道な
ことだが、運営者ならともかく、
タレントさんとして、一日イベント
に参加していろんなことを行った
後でも、香取さんはそのキーワードを
失念せず、効果的な短いフレーズで
織り込んでいる。


最後に中居さんだが、もう安定の
MC力ということで語るでもないのだが、
結の部分だ。


SMAPという立場での総括と立ち位置、
主役や主催者側への配慮、リスペクト、
難題はあるだろうけれど、
未来に向けてがんばってほしいと、
希望がある方向できっちりと終わり、
完璧なまとめなのだ。


脱線するが、27時間ライブ終盤での、
歌間のスピーチをした順番も、
今回と同じだったのが興味深い。


こうやって稚拙な文章ながら、
言葉で分析していくと、
とても5人がバラバラに思いついた
ことを話しているとは、思えない
くらいスピーチとしての完成度が
高いのだ。


セリフでは決してなく、
この一日を通して感じたことの、
肉声であるのは十分に伝わった。


でも、ここまでコンパクトに、
1人ひとりの個性を出しつつ、
でもSMAPさんというカラーでまとめ
上げる力ってすごいと思った。


お互い、前の話し手の話題を受けて
ということでもなく、
ごく自然に話していることが、
結果的に、誰ともトーンも、
キーワードもかぶらず、
それぞれの役割を果たしていた。


すごい、という単純な言葉で言い表すのは、
安易かもしれないが、
この話した内容を仮に、文章でひとつに
つなげても成立しそうなくらい、
見事な話術のリレーだったと思う。


心のタスキがしっかりつながっている、
SMAPさんだからこそできる、
素敵な挨拶だったと思っている。


細かい点などは、誤解があるかもしれ
ませんが、あくまで私見によるもので、
特定メンバーを悪く書いているつもりは
ありませんが、気になる点があれば、
失礼します。


では、また。