草なぎ剛さんのたたき込む力

こんにちは、検索迷子です。


先日、『起終点駅 ターミナル』試写会レビューをしながら、
もともと映画のレビューをするのは好きなのだが、
草なぎさんの映画のレビューって一度もやってないなと思った。


ほとんどの作品を観てきたのに、
以前の自分は、アイドルとしての草なぎさんを話題にすることに、
かなりためらいがあったようだ。


今年の9月から草なぎさんの話題を、
思いっきり書くようになってきたが、
過去にも少し、触れている記事はある。
Reading 『椿姫』with 草なぎ剛 〜私が愛するほどに私を愛して
99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜』のことも取り上げた、
戦争を語る本、DVD
ブログのタイトルも内容も今の自分の書き方からすると、
ずいぶんとそっけないが、
これは草なぎさんのことを書きたくて書いた記事だ。


以前のこの記事は、
草なぎさんの魅力を伝えたくて書いたはずが、
自分がかなり遠慮をして、
感動した大きさの何十分の一かに、
気持ちを抑えて書いているのがわかる。


リアルタイムでしか書けない感動があると思う。
それに、書き残さなければ、
自分の内面だけに記憶が留まり、
その良さを広めることはできない。


そう思ったときに、
今、あの時の映像をリアルタイムで視聴していたら、
熱く語ってしまうだろうという映像を思い出した。


今日は草なぎさんの身体能力の話題で、
たたきこむ力について書きます。
たたきこむ、つまり叩き込むと漢字で書いて、
ちょっと俗っぽい言いかたをすると、ぶっこむとか、
突っ込むとかそういう意味合いです。
蹴り込む、打ち返すシーンで印象深いもの書きます。


先日のスマスマで、
ラグビー五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)さんと、
監督の清宮克幸(きよみや・かつゆき)さんと一緒に、
SMAPさんがラグビーをするシーンがあった。


そのときにキックを見事に決めた草なぎさんを観ながら、
あれ、これと似たようなシーンをどこかで観たと、
しばらく考えていた。
それで、思い出したのが2002年のお仕事ロケをかけた、
スマスマでの一場面だった。


手元に録画があるわけではないが、
ものすごく鮮烈に印象に残っている。
すべての種目で大活躍をした、
草なぎさんの身体能力に度肝を抜かれたのだ。


お仕事ロケをかけるシリーズでは、草なぎさんは
罰ゲームにあたってしまうイメージが強かったのだが、
この日の草なぎさんは神がかったかのように、
あらゆる種目で勝ち続けた。
私のイメージでは、ほぼ完全制覇に近い形で、
各種目を終えていたような回だった。


ネットで調べると4競技あった。
ビーチフラッグ、歌詞当ての滑り台耐久、
PK戦、大階段リレーで、
ビーチフラッグが2位だが、それ以外は1位だったのだ。
全部1位ではなかったようだが、
草なぎさんの鮮やかな身体能力が観られる回だった。


この日は特にどの競技も、
木村さんとの一騎打ちばかりだった印象がある。
特に、サッカー対決で、
ゴールキーパーとして木村さんのキックを受けるシーンは、
驚くべき反射神経で木村さんのボールを、
勢いのあるボレーで止めた。


その止めるポーズも、ボールの軌道をしっかり軸でとらえ、
お祈りの姿勢のように両脇を締め、
手をしっかりグーに握って、
腕を前方に力強く押し出してボールをはじき返した。
たまたま当たったというのではなく、
思いっきり前のめりの力強い防御だった。
これが、コンマ数秒でできるって、
いったいどれだけ反射神経がいいのだろうとびっくりした。


そしてキッカーとして、キーパーが中居さんに対して、
これも見事にシュートを決めていたのだ。
なんのためらいもなく、さくっとポジションに入り、
さっと蹴り上げたボールは、中居さんの読んだ方向とは逆で、
見事なゴールだった。


その当時の草なぎさんは、
ホテルビーナスの映画で肉体改造をされる前の時期で、
身体つきもぐっと華奢な印象があった。
身体は軽やかだが、対決競技とか、力で押し込む競技が
できそうな印象はそのころ全く持ってなかった。


くじ引きで対戦相手が決まったが、
相手は年長の木村さんと、中居さんだったこともあり、
直接向き合ったときにビビらずに対決できるとは、
失礼ながらその当時の印象では思えなかった。
でもそのときは、気持ちで負けていないのと、
気持ち以上に反射神経がとっさの行動でうまく出て、
すべてをこなしていたかのように見えた。


でもその日、草なぎさんの華奢な印象を変えたのが、
対戦直前の草なぎさんの姿勢だった。
特に、キーパーでボールを受ける直前、
草なぎさんをバックネットから映していたと思うが、
ものすごく腰を落として態勢をつくり、
どっちにボールが来ても動ける状態を整え、
絶対に止めてやるという気概が見えた。


草なぎさんの気迫は、
蹴りだす直前の木村さんの気迫に負けないものがあり、
これは、止められるかもとその瞬間思った覚えがある。


書きながら、ああ今だったらリピしたいくらい、
すごかったなぁと思った。


草なぎさんの、蹴る力、打ち返す力の力強さは、
今なら体のバネを考えたら納得なのだが、
たぶん、気持ちで負けてないというのも大きいのだと思う。


反射神経でとっさに足が出る、
手が出るというレベルではなく、
その時の状況に集中し、
ボールをたたきこもうとする気持ちが入っているからこそ、
その力強さが出ているのだと思った。


ボールを蹴るワンシーンだけで、
こんなにインパクトを残してくれるなんて、
草なぎさんの身体能力の美しさは奥が深い。
切り口をいくらでも見つけられそうだ。


手元に映像を持っておらず、記憶で書いたことなので、
ファンのかたから見て、失礼な表現や勘違いがあったら
お許しください。
草なぎさんの美しさを記録したい気持ちで書いていることが、
つたない文章からどうか伝わりますように。


草なぎさんの身体能力について、以前4回記事を書いた。
あわせてお読みいただければと思います。
草なぎ剛さんの可動域
草なぎ剛さんの繰り出す力
草なぎ剛さんの反動
草なぎ剛さんの中心軸


では、また。