草なぎ剛さんの手当ての力

こんにちは、検索迷子です。


明日早朝から出張に出るのだが、スマスマを観てて、
どうしても今、書きたいと思って書き出します。
ビストロでの「人前で手をつなげるか」という質問に
触発されたので、今日は手の話題です。


いつも検索迷子で書くことは、
とっさに思いついた内容というのはほとんどない。
むしろ、このことを書きたいなぁと考えている期間のほうが
ずっと長い。でもその時点では何か足りないから書けない。


ずっとバラバラだった映像の記憶が、
あるとき、着火されるかのような映像を観ると、
いっきにスパークして、ひとつに結びつく瞬間がきて、
そう思うとどんなに忙しくても書かずにいられなくなる。
最近、そんな自分の書きたいタイミングがわかってきた。


草なぎさんの指先に特化した話題は以前に書いた。
今日は、手当てする力のことについて書きます。
草なぎさんの手当てというタイトルをつけてみたが、
実はタイトルを少し迷った。
手当てと言いつつ、書きたい内容は手を引くシーンだからだ。


手当てという単語を使うのは、
以前、「2014明日へコンサート」で「手を繋ごう」を歌う前に、
中居さんが言っていた表現が、
今日書きたいことに一番近いと思ったからだ。


草なぎさんが誰かの手を引いているシーンは、
ものすごく印象深い。
最近で言えば、「銭の戦争」の大島優子さんを、
結婚式場から連れ出すシーンや、
スマシプで、中居さんと一緒にバスから降りて、
パンケーキやさんに行くシーンだ。


のど自慢の仮設住宅でおばあさまの手を握って
歩いていたのもそれに近いが、
あのときのスピードは少しゆっくりしていたので、
今日の中心の話題とは少しそれる。
探せばもう少しあるかもしれないが、
今日は時間の都合でこのくらいで。


手を引くという行為はそれ自体が、
引く側が前を歩いてサポートしているのだから、
引く力が大きいほど、力強さを感じたり、
主導権を持っているようなカッコよさが出る。


以前、木村さんがスマスマで本田翼さんの手を引いていたが、
もうそれは無条件でかっこいい。
でも今は、木村さんとの比較ではないので、
草なぎさんだけの話に戻すが、
草なぎさんの場合、きゃーかっこいいーという感想よりも、
もっと心に響く何かがあるのだ。
(しつこいですが、木村さんは木村さんで素敵で、
木村さんとの比較ではないです)


それは、視線をぐっと前に見据えて、目力までも
心持ちいつもより増して、
そして何より、胸を張った引っ張る姿勢が美しいのだ。
手を握って相手を支え(この場合、腕のこともあるが)、
支えて引っ張る自分の姿勢がぶれないように、
上半身をしっかり前へ突き出しているのだ。


思いっきり腕をしっかり握って、
相手を気遣い、相手を守るんだという覚悟まで見えるように、
武士のように姿勢を正し、きりっと歩いている。
さらに、手を引いて歩みを進める風圧まで感じるような、
風を切っている感じすらしたのだ。


特に、中居さんの手を引いているときは、
お芝居ではないのと、
相手が中居さんという長いつきあいの存在でもあり、
ご本人の本当の性格が出ているように思えた。


少しギャラリーにおびえるような中居さんが、
まるで女性みたいに見えるかのように、
草なぎさんは手を引いて、ずんずん歩いていた。


何の迷いもなく歩くその姿は、まるでお芝居のシーンの
ようで、こんなに手を引く力がさまになるなんてと、
バラエティ番組とはその瞬間は思えなかった。
それくらいきりっとして神々しかった。
空気の流れさえ変わったようなワンシーンだったのだ。


草なぎさんの手を引く力は、
手当ての力があるんじゃないかと、あのとき思った。
手を握られているだけで安心するような力。
それくらいしっかりと握り、
相手を思う気持ちが十分にこもった力。


手を引くだけで、
あれほど愛情が思いっきり伝わるなんて、
はっとさせられてしまう。
目に意思がこもって風の流れさえ変える、
力強い歩みと、心もち大きめの歩幅であるのも、
ものすごく力強い。


特に相手への思いが強ければ強いほど、
相手をしっかりと自分が守らねばと思うのだろうか。
あの、中居さんとのワンシーンは忘れられない。
違う意味でも、一般通路にSMAPさんが複数いると、
キラキラのオーラが一般のかたと違うんだ、
という衝撃もあったが、手を引くシーンだったから
なおのこと、映像が際立っていた。


手についての話題はもっと膨らみそうなことがあるのだが、
今日は、手を引くというシーンだけ切り出して書いた。


たとえば、「手を繋ごう」の話題に脱線すると、
この曲はもう映像を観るだけで号泣してしまうので、
それだけで記事ひとつが書けそうな気がする。


手当てをする力のこもった、手を引く行動。
もう、このワンシーンだけで、
あれっと思って手が止まり、意表をつかれ、
それで書き出したくなってしまう。


美しい姿と美しい行動は、
無垢であればあるほど、心を打つ。


草なぎさんの手を引く力には邪念はなく、
演技ではない場面でも、
まっすぐな視線と、文字通り胸を張って歩ける、
生き方の潔さや覚悟までも表れているようで、
本当に素敵な存在だと思った。


草なぎさんは手を引きながら、
引かれる側の心までを手当てしているように、
なんだか思えてくるのだ。


では、また。