SMAPさんの行った「かく庄」さんへ

こんにちは、検索迷子です。


今日、日帰りで大阪出張に行ってきた。
早朝から出かけて、さっき帰宅して、
少し睡魔もあり、更新を明日にしようかと思ったけれども、
お礼も兼ねて、今日はすこし雑談めいたことを書きます。


いつも草なぎさんのことをできるだけ1テーマで、
と思っていますが、今日はつらつらと書きます。


急きょ大阪出張が決まったため、用事を済ませて、
そのまま帰ろうかと思っていた。
大阪は三度めだが一人で出かけるのは初めてだった。


行きの新幹線で仕事をしつつ、ふと、地図を見ていたら、
あれ、SMAPの5人旅で観た「かく庄」さんって、
もしかして出張先から近いかも? と気づいた。


と思うとがぜん、仕事をがんばって終わらせて、
「かく庄」さんに行こうと気分が思いっきり乗ってきた。
でも、行き方は調べたけど、にわかファンまがいの私が、
さて行っても大丈夫なのかなと心配になったり。


もともと出張先に行っても観光もしないし、
地域の名物料理などを食べたりしないで、
さっさと帰路につくほうで、
全然アクティブなタイプではない。
でも今日は、チケットの区間からはみ出してでも行こうと思った。
大阪駅から隣駅の福島駅という場所も、
ちょっとの寄り道で済むので行きやすかった。


それで、仕事の合間に、
Twitterで何がおすすめメニューかをたずねたら、
答えてくださるかたがいて、
本当に背中を押されるように、
まるで、楽しんできてと言ってもらえたかのように、
一人なんだけど一人じゃないような気分で行ってきた。


少し道に迷い、交番で道を聞いたら、ちょうどその交番の
左脇の道沿いを歩いたところにお店はあった。


17時頃で、お店は自分以外にお座敷に一組だった。
いわゆるSMAP席に座らせていただこうか、少し迷った。
でも、ちょうど私が行ったときに予約の電話が入って、
「あ、SMAPさんの席ね」と受け答えされていて、
場所のセッティングをし始めたので、カウンターに座った。


おすすめメニューをお店のかたに相談するといいですよと
アドバイスをいただいていたので、思い切って、
SMAPさんが食べたもので、一人で食べられる量で、
おすすめはありますかと聞いた。


関東から来たというと、
生姜焼きはウチ以外でも食べられるから、
豚平焼(とんぺいやき)がいいよと言われた。


でも、生姜焼きにも未練たらたらで、
生姜焼きと両方頼んだら一人だと多いですかと聞くと、
生姜焼きがいいの? 聞かれて、
中居さんが絶賛してたのとファンのかたもおいしかったと
言っていたのでと言うと、
あなたは中居さんのファンなの? と聞かれて、
ちょっと恥ずかしくなってしまった。


中居さんも好きなんですが、草なぎさんが、、、と
しどろもどろに受け答えをした。
ファンと公言をしたことがないので、聞かれただけで
妙に照れくさくなってしまったけど、
やけにしっかり草なぎさんがと言い切った自分にも
照れてしまった。


作ってもらうのを待っている間、
そういえば、SMAPさんのファンノートがあるって、
どこかで見たことがあると思い出して、
きょろきょろ探したけど見つからず、
ノートってあるんですかと思い切って聞いた。


そうしたら、はい、どうぞ、と、
ノート一式と本を渡してくれた。
読んだら全部戻してねと言われた。
まとめて一か所に置いてあるようだった。


いまはノートはNO.7まであって、それを全部と、
『慎語事典 SD SHINGO DICTIONARY VOLUME1』
香取慎吾さん作、小学館、2015年7月刊と、
SMAPファンあるある』火月にのみさん、夢見月桃子さん、田巻玲未さん作、
TOブックス、2015年3月刊、を渡された。

SMAPファンあるある

SMAPファンあるある


うわー、すごーいと思いながら、
ずしっと重い一式を抱えて席に着き、
なんだかわくわくしながらノートを見始めた。
もう最初のページはボロボロになっていて、
あの旅からもうずいぶん時間が経ったんだなと思った。


ファンのかたたちのうれしい気持ちがいっぱい詰まっている、
そのノートは観るだけでもわくわくした。
メンバーの誕生日にはきれいにデコレーションされていたり、
このお店にくるってことが幸せな時間なんだなと思った。


まさか自分もそれを読みながら、
食事をするなんて思いもしなかった。
一人で出かけたのが悔やまれるくらい、
このうれしい気持ちを誰かと共有したいと思った。


それで自分も、ファンと言うには恐れ多いけれども、
ノートにコメントを書き残してきた。
もう、そこに参加すること自体がうれしくってたまらなかった。
せっかく来たんだから、これは書かなくちゃと思った。


豚平焼が運ばれてきて、
写真を撮ってもいいかとご主人に許可をいただくと、
どうぞと言ってくださったので、今まで一度もやったことのない、
食事の写真を撮った。


卵と豚肉の熱々が食べ進んでもずっと続き、
からしがきいたぴりっとした味がおいしくて、
ぺろりと食べてしまった。
お茶碗とお椀が家庭の普通のサイズだったので、
量がほどよくて、あっという間に食べることができた。
この量で600円なんて良心的なお値段だなあと思った。
生姜焼きも550円なんだーと思ったりして。


一瞬、ねぎ焼きとかも行けるかなと思ったけれど、
両方は多いよと言われていたので、今回は少しがまん。


大阪に来る用事は偶然が重ならないとないし、
今回欲張れば、USJにも行けたかもしれないけれど、
さすがに仕事道具を一式もって、一人で行くのはどうかと
思ったし、下調べなく行くにはもったいないなと、
今回は断念した。


ふと思ったのが、「かく庄」さんは、
SMAPさん効果で目まぐるしいくらいにお忙しいときも
あったでしょうが、本当に誠実に対応をしてくださるなと思った。


私が行ったときは、夕方で少しすいていたこともあって、
私の食事を作ってくれたあと、
ご主人もおかみさんも夕食タイムとなり、
カウンターの右端に私が座り、左はじにご主人が座り、
遠いけれど並んで食事をいただく形になった。


夜の忙しい時間に向けて、こうしてお好み焼きで、
エネルギー補給をしているのだなと思った。


でも凄いなと思ったのは、
毎日どんなお客さんが来ても、どんなにブームのようになっても、
ひたすら誠実に同じ味を守り続け、
たんたんとお店をやってらっしゃるのだなと思った。
シャイそうなご主人を見ながら、
話しかけるのも少しためらわれたりして、
このかたはおいしいものを毎日毎日作り続けて、
本当にプロだなぁと思うとかけがえがない思いがした。


SMAPさんがきっかけで来たけれども、
近くにあったら毎日でも通いたいくらいおいしいなと思って、
これをずっとずっと続けていらっしゃることが、
もう尊敬してしまった。
相手がどんな人であれ、SMAPさんであれ、ファンのかたであれ、
いちげんさんであれ、同じ味を同じクオリティで提供して、
そのおいしさが人の心と味覚をわしづかみにするんだと思うと、
本当に素晴らしいお仕事だと思った。


壁には、Mr.Sツアーのグッズのようなものが貼られていたが、
それはファンのかたの作品だろうか。
それ以外にはSMAP色は何もなく、ごく自然体でお店を
やってらっしゃるのが、とても好感が持てた。
自分の目で五人旅の映像を観ていなかったら、
ここにSMAPさんが来たという気配はほとんどなく、
何かに流されることなく、丁寧に毎日を積み重ねている、
そのお店の雰囲気に好感が持てた。


その料理人としてのこびないというか、
ペースをくずさないところが、プロの料理人の気概を感じて、
それがまたここに来たいと思わせる理由なのだろう。


SMAPさんがきっかけで初めて来たひともいるでしょうが、
ノートを見ると何回目ですという記述も多くて、
味とお店の雰囲気と、ご主人とおかみさんのお人柄で、
リピーターになっていくのだなと思った。


今回、SMAPさんの行った場所の追体験ができたのもうれしいが、
ファンのかたたちと同じ気持ちになれるような経験ができたのも、
また、ファンのかたたちに事前の情報を教えていただいたのも、
本当にうれしいことだった。
数時間だけど、まるで自分の一人「かく庄」旅みたいで、
ちょっと楽しく、やったことのないことばかりを経験できて、
とても楽しかった。


草なぎさんのことを書いてきたことで、
こういう楽しみかたがあるんだとファンのかたに教えて
いただけたようで、本当に充実した数時間だった。
大げさかもしれないけれど、味気のない出張が、
一気にスペシャルな一日になって、
本当にいろんなことに感謝したい気持ちになった。


もとずかさん、カザさん、ともこさん、
本当にありがとうございました。
お三人がツイで反応してくださらなかったら、
きっと、寄り道が面倒だとか言い訳をして、
やっぱりやめようかなと、
あっさりあきらめたと思いました。


でも、ここまで来たんだし、せっかく教えてもらったから、
どうしても行こうって思えて、
スペシャルな時間を過ごせました。
おいしくて、たのしくて、とても感謝しています。


いつもとはちょっとテイストが違うレポですが、
それくらいうれしかったんですね。


折しもちょうど「かく庄」さんに入る時間は、
夕焼けが見えて、
ちょうど昨日、草なぎさんのやさしさを思い出しながら、
吉野弘「夕焼け」をご紹介していて、
その夕焼けの美しさも心に残る一日となりました。


草なぎさんのことを書き始めてから、
いろんな未知のドアがあくようで、
それが日々のスパイスとなっていき、
うれしさが循環し、
また草なぎさんのことを書いていこうって思える。


楽しかった。いい一日だった。
今日はぐっすり眠ろう。


では、また。



2016.12.26追記
この記事は長く読み継がれていますが、スマスマの最終回放送後、閲覧数が増加したため、これから行こうと思うかたのために、アクセス方法を補足しておきます。


かく庄さんにいく最寄り駅は、大阪環状線の福島駅です。JR大阪駅から一駅とアクセスが良い場所でした。


かく庄さんは、福島駅の出入口を出て右折し、高架下をずっと歩き、高架下にある飲食店街の一番奥にあります。


文中で、交番のことに触れていますが、
私は出入口を直進してしまい、1つ目のブロックの角にあった、福島交番で道を聞き、その交番の左脇の道を入って直進し、数メートル右側にある高架下にたどり着きました。


SMAPは、私が入った方向と同じ、
高架下の奥側の入口(お店の正面の左側が、高架下の一番奥で、すぐに道路)から入ったようです(映像で見てわかる限り)。


私のように、道に迷ったかたのご参考になればと思います。


どうぞ、素敵なお食事の時間をお過ごしくださいね。