新入社員が運ぶ風


こんにちは、検索迷子です。


新入社員が挨拶に来た。
新人は、内定後にアルバイトで
数ヶ月来ていたため、受け入れ側としては、
もう顔なじみで、目新しい感じはなかった。


が、何人もが、
改めてよろしくお願いします、と来たとき、
ああ、本当の意味で社会人生活のスタートは、
今日なんだなと、感慨深くなった。


新人がくると、
決まって、自分のときはこうだったと、
自分の新人時代にタイムスリップして、
思い出話に花が咲く。


社会人のスタートをどんな環境で迎えるかは、
その後に続く大事な一歩となるが、
それが全てでもない、
という気持ちもある。


スタートダッシュがうまい人もいれば、
あるときを境にいきなりブレイクする人もいる。


という私は、長いこと社会人をやってきて、
未だにスタートすらできてない気持ちになる。


新入社員がくるということは、
新しい風を運ぶだけでなく、
淀んだ先輩社員の意識をリフレッシュさせる、
そんな効果があるのだろう。


新入社員時代に戻りたいとは思わないけど、
あのとき描いた社会人になれていないなと、
心がざわつく。


どうやって積み重なった時間に意味を持たせ、
これからどうやって巻き返したらいいか、
切実に考えさせられて、
リセットボタンがあるなら、
今すぐ押したくなる。


自分の新しい風は、
自分で運ぶしかないと、
身につまされた一日。


では、また。