こんにちは、検索迷子です。
いろんな企業に訪問するようになり、
各社の執務フロアに出入りすることが増えた。
興味深いことに、その執務フロアの雰囲気と、
会社の雰囲気と従業員の人の雰囲気は、なぜか驚くほどマッチしている。
最新のオフィス用品を揃えて、明るい色合いのフロアで、
さらにお客さんが出入りすることを想定しているところは、
いつも整理整頓が行き届き、ショールームのようにきれいだ。
反面、外部から来るのは業者だけといったところは、
雑然と物が散乱としていたり、
仮に物は片付いていたとしても、
何か殺風景だったりする。物がなくてもすっきりとは見えない。
そして、そこで働く人たちも、まるでオフィス環境に影響されるかのごとく、
見られる場を意識したところの人は、着る物にも気を遣い、
なにかさっぱりとしている。
出入りの少ないところの人たちは、
何か全身がくたびれているような様子だったりする。
執務フロアにお金をかけられたり、
見られる場ということに意識が向くところは、
やはりそれなりにコミュニケーションを意識したところが多い。
組織のどの方に会っても、前向きな言葉で話がはずむ。
でも、職場の雰囲気がお疲れさまなところは、
何かこう、オンとオフの顔を使い分けきれていないような、
ゆるい感じがすることがある。
どちらが快適なのかは人それぞれだが、
働く場所でなかったとしても、
ときどきの打ち合わせで出向く場だったとしても、
それなりにいい環境のほうが話が弾むような気がしている。
同じ訪問するのしても、そうした場所のほうが心地いい。
執務フロアをどんな場所にするか。
そういうこと一つとっても、企業カラーが見え隠れしているものだと思う。
そこにお金や時間をかけられることも、企業のゆとりの一つなのだろう。
そして、そんな環境に見合った従業員が育っていくのかもしれない。
執務フロア一つとっても、
そこにいるべき人たちが、そこにいるのだなと思うときがある。
人は自分のレベルに見合ったところにいるのかもしれない、
そんなことを考えたりする。
場の空気に人は影響されやすいのかもしれない。
きれいな場所もそうでないところも、
人は適応してしまうのだろう。
執務フロアはあなどれない。
そんなことを、両極端な職場にいきながら考えた。
では、また。