こんにちは、検索迷子です。
仕事を大きく変わるとき、気持ちを切り替えるために、
良質のジュエリーを一つずつ買い集めてきました。
自分にごほうびとか、記念にとかではなく、
これからの自分が輝きますようにと、願いを込めて買っていたような気がします。
正直なところ、仕事を大きく変わるときは、
精神的にも肉体的にも、整理すべきことが多く、
ジュエリーに目がいかない心理状態だったりします。
かつては一瞬だけ、ジュエリーメーカーで働きたいと思うくらい、
ジュエリー好きだったのですが、いつしか、身をまとうものより、
自分自身の内面のスキルアップに目がいくようになり、
ジュエリーを見に行くことすらなくなっていました。
もう、ジュエリーを身につける自分に、
その輝きだけに頼らなくてもいいなと思っていた時期に、
手持ちのものを大半、処分してしまって、
手元にはごくわずかなものしか残っていません。
今日はそんな状態のなか、ぽっかりと開いた時間に、
久しぶりにかつて熱狂的に好きだったジュエリーのショップに行ってきました。
ちょうど、自分にとって今が大きな転換期にあるため、
ジュエリーを見たいと思いました。
エタニティリングの意味
ショップのスタッフの方にあれこれ言われて、
なんとなく試着をしているとき、
「エタニティリングっていいですよね。私もつけてるんですよ」と見せてもらい、
ああ、これがエタニティリングだったなと思い出すといった始末でした。
いつしかジュエリー用語にも疎くなっていました。
エタニティリングとは以下のものです。
デザインは次のようなのものですね。
実はエタニティリングが欲しかったわけではないのですが、
見ているうちに、これは意味がありすぎて、手軽に買えないデザインだなと思いました。
値段というより、思いがあるリングのデザインなんですよね。
とかいっても、万が一くださる人がいるならほしいですが、
きっと自分では買わないだろうなという大切にしたい、アイテムかもしれません。
それは、指輪一周に永遠の愛を込めて、
ダイヤをはめ込むという贅沢さもあり（ダイヤでなくてもいいのですが）、
指輪に永遠の思いを込めるという考え方が、改めて新鮮だなと感じたからです。
値段とか傷がつきにくいという都合で、ハーフエタニティというのもあるようですが、
どうせ、「永遠」を買うなら、フルエタニティのほうが、
ずーーと永遠が続きそうな気がしたりします。
一人で買うにはちょっと、ストーリー性がなくてせつないものです。
永遠の何かを手に入れたいと思ったら自分でも買うかもしれませんが、
もうすこし先までとっておきたいリングです。
ということで、ウィンドウショッピングだけして帰りました。
エタニティリングは、カップルが似合うリングだなと思いました。
エジプトでは、永遠を「アンク」という図像であらわす
ちょうど10年前に、エジプトに行った際、
ガイドさんから、エジプトの「アンク」という言葉を教わりました。
日常品やお土産品など、いろんな図柄で用いられていて、
それは「命や永遠を表すエジプトを象徴する図像」と、
聞いたことを思い出しました。
Wikipedia アンク
アンク (Ankh) は、古代エジプトで用いられた象徴図像。注：ここに図があります。
アンクについて、詳細に説明されているページがありました。
●アンクの意味と歴史＜by Kristen Wilkerson＞
エジプトのアンク（輪っかのついた十字）の意味を研究する際、それは多数の意図を持って使用されたように思われます。
（中略）神がアンクを握ると、彼らは生と死の力を支配し、それによって彼らは不死（永久・不変）となりました。加えて、アンクはあふれ出る神の高潔の源であり、不死の秘薬でありました。
そのため、アンクをつかむことは生命の泉から飲むことを意味しました。
それは生命そのものの側面を表現すること、たとえば「生命に対する熱意」「永遠の生命」「来世の生」のようなものを意味します。
昔の資料がまるでないのですが、
このサイトにあるような話を聞いた覚えがあります。
その時も思ったのですが、
私たちは、何に永遠を託し、どんな永遠を望んで、
記号や指輪や象徴となるものを求めているのでしょうね。
そして、どんなときに、永遠を感じるのだろうと思いました。
私にとっての永遠って何だろうと思うと、
エタニティリングも、永遠のアンクのマークが入ったキーホルダーも、
何か、永遠の覚悟も展望もない自分には遠い世界のように思えました。
永遠の愛を誓う、という状況以外で、
永遠という言葉が使われている状況が想像しにくいせいかもしれません。
永遠の美貌とか、永遠の命っていってもまだしっくりこないしなぁ。。
エタニティ、アンクの言葉を今日、同時に思い出し、
命とつながる何か象徴的なものを、身に着けたいと思うような、
そんな生き方をしたいとつくづく思った一日でした。
アンクの木彫りのキーホルダー、さてどこにいったのやら？
私の永遠って、そんなものだったのかな？
次こそ、永遠らしい永遠のアイテムを手に入れたいものです。
永遠への覚悟が定まる自分に近づきたいと思います。
あなたの永遠は、何ですか？
では、また。
