RADIOFISHのライブイベントの楽しみかた

こんにちは、検索迷子です。


RADIO FISHのライブイベントに、この一か月、集中して参加してきた。
いろんな公式動画も配信され、大量にインプットされるRADIO FISH情報に、都度、書きたいという気持ちがかきたてられる。


SMAPのことも並行して書き、仕事もしていると、自分が12人いて、SMAP5人とRADIO FISH6人を個別に書きたい気持ちを実現させて、かつ自分の生活ができればいいのにと一瞬、遠い目になる。


という理想はさておき、今日はRADIO FISHのライブに自分が参加してきた経験から、これから初めてライブのかたに行こうとするかたに、ちょっとした感想を書きたい。


ライブの楽しみかたはそれぞれなので、これが正解ということではなく、ずっとRADIO FISHの活動を見守ってきたかたの感想とは違うと思うが、私なりにこうやって楽しんだ、という感想だと軽く読んでいただきたい。


折しも、11月12日(土)は愛知県常滑市でのリリースイベント、翌13日(日)は滋賀県彦根市でのNHKのど自慢出演というのもあるし、年内まだまだイベントは目白押しだ。


直近の12日も13日も、100回くらい何とか行けないかものかと考えたが、どう考えても無理だった。だから、行けない無念さをせめても記事にして、行けるかたが最大限楽しんでいただければと書き始めることにする。


また、オリラジのライブというホーム感のある場所を除き、RADIO FISHのリリースイベントや、複数アーティストのライブでのファン比率、ファン以外のかたとの温度差もなんとなく肌で感じてきた。RADIO FISHの応援のためにも、参戦経験者だからこそ書けることもあるのかと思うので、一度まとめて書いておく。


それを踏まえて、ライブイベントの楽しみかたのポイントを、3点だけに絞って挙げていきたい。
本当は、各楽曲の映像を秒単位でヘビロテしているので、動画のここを観てみてと、語りたいポイントは多数あるが、そこをぐっとこらえて、できるだけ初RADIOFISH参戦のかたに届いてほしいという思いを込めて書く。私だってわずか一か月前は初心者だったのだ。

楽しみかた(その1):独特の世界観のパフォーマンスに浸りきる

RADIO FISHはもともと、オリエンタルラジオがお笑いの延長線上としてユニットを結成したこともあり、かっこいいパフォーマンスでありながら、笑える要素がふんだんにある。


その最大のコンセプトは、「中田さんを崇める」というものだ。楽曲になじみがないかたは、一見、何だこれはと面食らうかもしれない。でも現地に行ったならばもう、そのコンセプトに全乗っかりして楽しんだほうがいい。


お笑いのプロとダンスのプロが集結して、本気の全力パフォーマンスをしているのを見ると、かっこよすぎて笑えてしまう。そして、身体をそらして引き気味で、半笑いで傍観者となって観ていることのほうが浮いてしまい、むしろかっこ悪いと思えるくらい、自分も民衆の一部になりきったほうががぜん楽しい。


「この世界は中田敦彦で成り立っている」という気持ちになるくらい集中するほうが、日々の些末なあれこれを忘れられて、異次元空間に浸りきれる。この場所にせっかく来たのだから、もうとことん振り切ったほうがいい。

楽しみかた(その2):コール&レスポンスで声を出す

楽曲を知らなくても、「NAKATA」コールが随所に出てくるので、ここだけでも声を出してみてほしい。曲構成はシンプルで、周囲を見ていれば、2回目からは次はここで来るぞとコツがつかめると思う。


そんなにRADIO FISHのファンでもないし、ましてや中田さんのファンでもないし、宗教じみてやだ、と思うかたがいても、だまされたと思って「NAKATA」コールをしてみてほしい。実はこの「NAKATA」の名前、ものすごいストレス発散と、発声に最適な単語なのだ。


まさかと思うかもしれないので、少し真面目な説明をする。
私は趣味で2年ほどボイストレーニングをしていて、じき、ライブハウスでの発表会が迫っている。でも自分の仕事柄、黙々と原稿をチェックをして、一週間くらいメールのみで人とやりとりしていることがある。そうすると、表情筋をまったく使わないので、頬骨がロック状態になり、口角が上がらなくなり、声どころか食事をするために口を開けるのがしんどいときがある。


以前、RADIO FISHのライブに行く直前もそういうときがあり、ライブに行った翌日、ボイストレーニングの先生に、「今日、やけに声が出てますが、練習方法を変えましたか?」と言われて、はたと気づいた。


「昨日、ライブで「NAKATA」コールをたくさんしたからですかね?」と冗談で言ったつもりが、先生が「あ、たぶん、その音がいいんですよ」と言われた。え? と思って理由がわかった。「NAKATA」の音、母音が全て「あ」の音なのだ。


母音「あ」の音は、口を大きく開け、のどの奥が開きやすく、息が通りやすい、声の通りのいい母音なのだ。そのとき先生に教えていただいたのだが、大声コンテストで上位に入りやすいのは、「ばぁかぁーーー」という、母音「あ」の連続音だという。


これは、「ばか」というストレス発散の単語の破壊力かと思いがちだが、実はそれだけではなく、母音「あ」の効果なのだ。中田さんの名前と、ばかという単語を並べて恐縮だが、母音「あ」は、発声効果、発散効果がある音なのは間違いない。「あ」が三回も出てくる、「NAKATA」の音をライブ中何度も発声したことで、精神的にも発声的にもすっきりするのだから、これはなかなかいいぞと思った。


だから、ファンかどうかに関わらず、日頃のいろんなうっぷんを晴らすのが目的でもいい、ぜひ、「NAKATA」と大声で叫んですっきりしてみてほしい。楽しむことに理由なんていらないが、せっかく足を運んだなら、全力で声出しをおすすめする。


ちなみに、この「あ」の音、口を小さくしてつぶやいては効果がまるでないので、のどの奥を全開するくらいの勢いでいくほうが、口角アップ、声量アップには適している。


また、声を出すときの立ち姿、足幅だが、これはぜひ藤森さんを参考にしてほしい。
最近の藤森さん、本当に声がきれいになり、高音の伸びや声量が格段にアップしている。昔の「歌うま」の映像などを観るとわかるが、何が違うか具体的に書くと、立ち姿のシルエット、足幅の広さとひざや腰の入れ方、おなかへの力の入り方がまるで違う。


これはまさに、ボイトレでアドバイスされる、声が出しにくい時にやることなのだ。声は息の出し方で決まり、息をしっかり出すためにはおなかに力を入れる必要があり、おなかに力を入れるためにはひざを折って腰をかがめ、踏ん張るといいと言われる。


藤森さんの最近の歌い方や立ち姿は、スタンスを広めにとって、いつでもしっかり声が出せる姿勢でいることが多くなったように思う。たぶん歌う頻度が増えたことで、試行錯誤をしながら発声方法を自然と体得していったのだろうが、実はしっかりと本質をとらえていることなのだ。


と、藤森さんを参考にと書いても、観客席でできることは限られているので、大声を出そうと思うなら、隣の人とぶつからない程度に足幅を少し広げるくらいだが、一度試しにやってみてほしい。

楽しみかた(その3):とにかく踊って全身を使う

私自身、RADIO FISHのライブに4回(川崎リリイベ、パーフェクトハロウィン、トークライブ、池袋西口公園)行った。


(実はVAMPSのライブも、当日仕事が予定より早く終わり、ファンのかたに当日券があると聞いて、衝動的に現地まで行った。でも、ちょうど出演後に到着したため入場を断念した。当日券売場で、「RADIO FISHの出番、終わりましたか?」と聞いたら、お姉さんにRADIO FISH? と首をかしげられ、あの、オリラジのユニットでと説明しても、?顔で、向こうにいるスタッフで知ってそうなひとを探してと言われ、さらに進行順の確認に手間取り、衝動的に行くものではないと痛感)。


話をもとに戻すと、なぜ、そこまでしてRADIO FISHが観たいのかといえば、スキルマスターと呼ばれる4人のダンサーさんのダンスがとにかく観たいから、それに尽きる。


川崎のリリースイベントに初めて行ったとき、事前にさんざん動画を観て、ブログを書いてきたけれど、間近でみるダンスの迫力に圧倒されて、これは映像で見るよりライブで観たいと強烈に思ったのだ。なので、行けるときがあれば行こうと思うようになった。オリラジのトークライブは後輩芸人さんのため、厳密にはスキルマスターではないが十分に楽しんだ。


初めて行ったリリースイベントで発見したのは、どれも踊りたくなる曲ということだった。スキルマスターの4人が楽しそうに踊っているのを見ると、なおさら一緒に踊りたくなる。ダンスの技術は言うまでもないが、ダンスを踊っているときの幸せそうな姿に、思いっきり気持ちを惹きつけられるくらい、4人のダンスは素晴らしい。ただ観ているだけでは飽き足らず、知らないうちに一緒に踊りたくなるような、そんなパワーがある。


明日の常滑の会場はどうかわからないが、ラゾーナ川崎では、巨大スクリーンが観客席後方にあり、それが開演1時間前くらいからだろうか、ときどきアルバム『WORLD IS MINE』の特典DVDをランダムに流してくれていたのだ。

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)


私は当日、3時間前くらいからビニールシートに座り、全員初対面のファンのかたたちに混ぜていただいて話をしていた。そんななか、1時間半くらい前から立ちあがって詰めてくださいと言われたタイミングくらいから映像が流れ、ファンのかたたちと歌ったり、コールをしたり(本人たちがいないのに自主練みたいに、ふー、とか声を合わせて)、身体を揺らしたりしながら、ああ、なんか身体を動かすって楽しい、コールをしたり、歌うって楽しいというスイッチが徐々に入っていったのだ。


この、小さい音量で映像と音声を事前に流してくれたのは、他のかたもかなり楽しんでいて、待ち時間がまるで苦にならないどころか、むしろ楽しい時間だった。


リリイベのレポートの公式映像でも、開演前にファンが少しリズムをとっている姿が見えるが、あのときは後ろのスクリーンは消えていたが、会場に楽曲の音声が流れていて、ファンはそれに合わせて既に歌ったり、身体を揺らしていたのだ。このライブ前の映像と音声の二段階の発信は、時間つぶしどころか、まるで観客のリハーサルみたいな、盛り上がる心の準備を整えるような効果があった。


何度もちょっとした合唱になったり、振り合わせみたいになったりして、不思議とそこで周囲のかたと「お互い、楽しんでますねー」という一体感ができたのはとても良かった。


本番では、スキルマスターの振りをじっくり観るというのもありだが、ポイントごとの振り付けはぜひ、一緒にやってみてほしい。動画を事前に視聴するのがベストだが、もう、なんとなく身体を揺らすでもいいと思う。とにかく、棒立ちにならず、RADIO FISHの振りを見ながら、ちょっとでも真似をするほうががぜん楽しい。


最新のテレビ出演のレポート動画を観て思ったのだが、RADIO FISHにはせっかくダンスを教えるスキルがある人が4人もいるので、観客への振り入れの時間も、イベントの目玉になるのではないかと思ったりもした。あのなかに混ざって、自分も教わりたいと思った人が、どれほどたくさんいるだろう。


演者としてRADIO FISHが出演してくれるのは、ただそれだけで嬉しいが、みんなで踊りを楽しむ場としても、RADIO FISHのイベントって成立するなと思った。うわー、私もグレイトスラッシュ(『ウルトラタイガー』の手を斜めに切り開く振り)を教わりたいと映像を観ながら、うらやましくなった。


スキルマスターのダンス好きな人間としても、4人の個性をフリートークの形で知るのも楽しいが、ダンスという専門スキルを通して知ってみたいという気持ちがわくような、そんな映像だった。


と、脱線してしまったが、RADIO FISHのライブイベントは、これでもまだ書きたりないくらい楽しむ切り口がたくさんある。


ぜひ現地に行けるかたは、声を出して、全身で踊って、この瞬間にしかない世界観にどっぷり浸りきって、最大限に楽しんでほしいと思う。中田さんのカリスマ度、藤森さんのハイトーンボイス、スキルマスターの圧巻のダンスパフォーマンスのどこに目が奪われるかは、人それぞれだと思うが、楽しいという気持ちが持ち帰れるのは間違いないと思っている。


なお、私は踊りすぎて、隣の人とキンブレがぶつかったりしてしまったので(ごめんなさい。キンブレは肩の高さがマナーなんですよね。学習しました)、本気で踊るには、ブレスレットタイプのサイリウムがいいかもしれないと個人的には思ったりした。


今のところ、次の参加予定は決まっていないが、行ける機会があればまた、思いっきり楽しもうと思う。


これで初心者のかたの参考になるかどうかは怪しいが、わずか一か月前の10月12日のリリイベまで私も初心者だったことを考えると、何も情報がないよりもいいかなと思うことにする。


では、また。

(45)香取慎吾さんのパラサポ壁画は愛が描かれている

こんにちは、検索迷子です。


今日は、香取慎吾さんが2015年11月に日本財団ビルに描いた壁画に、再び光があたると知って、うれしい気持ちで記事を書き始める。


日本財団パラリンピックサポートセンター(略称:パラサポ)さんは、11月22日(火)に開催するパラスポーツ普及啓発のイベント「パラフェス2016〜UNLOCK YOURSELF〜」で、香取慎吾さんの壁画を、条件付きではあるが公開してくれることになった。


以下、パラサポフェスの公式アカウントから説明を引用する。もう既に先着順の限定数には達しているようだ。

https://twitter.com/parafes2016/status/796296460429967360


@parafes2016
11月22日開催のパラフェス2016にて、SMAP香取慎吾さんが描いたパラサポ オフィスの壁画メイキングムービーを初上映することが決定しました!あわせて約2.6メートル×6.1メートルの実物大レプリカも展示します。入場無料 詳細→
http://www.parasapo.tokyo/parafes/
19:20 - 2016年11月9日


この、パラサポフェス2016公式ページトップページでも、しっかりと香取さんの絵のことを告知をしてくれている。


私は、ちょうど一年前、この壁画についてブログを書いていた。
2015-11-11 SMAPさんとパラリンピックと壁画


そこでも触れたが、この絵は香取慎吾さんが「i enjoy!」をテーマに描いた渾身の作品で、観ていて温かい気持ちになるような素敵な絵だ。


でも、この作品は、サポートセンターの「エントランス壁画」のため、ビル内にお勤めのかたしか目にできないもので、当時のワイドショーや新聞でしか公開されず、残念な気持ちもしていた。


だから、いずれ何らかの形で公開してほしいと思っていた。それが今回、「実物大レプリカ」「入場者限定のメイキングムービー」という条件付きではあるが、多くの目にもう一度お披露目される機会が出来て良かった。


単純にうれしいが、そう思う理由はもう2つある。

絵に込められた「愛」の文字

この絵、公開当初には、私は丸の色味とか、全体的な印象しか持っていなかった。


でも、さすがに自著『SD慎語事典』でも披露した、「遊び心満載の隠しメッセージ」を含めるのが得意な香取さん。このなかには、巨大な「愛」という文字が一緒に描かれていたのだ。


いつくらいだろうか。昨年秋には見なかったワイドショーの動画をたまたま見かけ、香取さんが木村さんに、「ここに、愛っていう文字があるんだよ」と種明かしをしている場面を見かけた。


SMAPが壁画を前に、5人で並んでいる画像(中居さんと木村さんが立って、稲垣さん、草なぎさん、香取さんがしゃがんでいるもの)をもし見ることがあれば、ぜひ木村さんの右手側にある、青と赤い丸の上を注目していただきたい。


青い丸と、赤い丸がまるで「愛」を背負うかのように、木村さんの身体の幅の3倍くらいの大きさで、「愛」という文字が描かれている。


この事実を知った時の衝撃といったら。十分絵を俯瞰で観ていたと思っていたのに、こんなに大きな「愛」をその当時に受け止めきれていなかったのかと。香取さんがこんなにしっかりと伝えてくれていた愛を、見落としていたのかと。


でも、少し時間は経ってしまったけれど、「愛」という文字を見たときに、その気持ちをしっかりと受け止めていこうと思ったし、返せる形があれば、返していきたいと思った。


今回お披露目されることが決まって良かったと思ったのは、ブログにこの話題を追記するきっかけができたこともある。


私が一年前に書いた壁画のブログ、実は一年経った今でも、ずっと読み続けられている。一枚の壁画に心を動かされて、それだけでこってりブログを書いたのは私だけだからということもあるだろうが、この絵を観たときの気持ちを忘れたくなくて、ブログに書き残そうと思って書いて、本当に良かったと思う。


だから、「愛」の文字があるということを書きたくても、もう二度と人前に披露されることがないかもしれない壁画の話題を追記するのは、少し心苦しかったが、今回思いっきりこの事実を書けたのは喜ばしい。


私が書いた内容がどうというよりも、この壁画に思いを寄せて、そのときの気持ちを振り返りたくなる場面が、この一年、ファンのかたにはたくさんあったのだろう。


ファンのかたにとって、これはただの絵ではなく、香取さんの愛そのもののメッセージが詰まった大事な一枚なんだなと、ずっとずっと思っていた。


だから、こうして追記できる日がきて、それだけでも一歩なにかが前進したようでうれしい。

日本財団さん、SMAPファンのかたの思いがここに

日本財団さんは、8月の報道以降、真っ先にSMAPがパラサポの活動への関わりを辞退したへの無念さや、ファンに対する思いやりのあるコメントを出してくださった、SMAPファンのかたにとって特別な存在だ。


その、つながりを実感させてくれる「形あるもの」として、この壁画は、日本財団さんにとっても、ファンのかたにとっても、もちろんパラスポーツにかかわるかたにとっても、たいせつな絵なのだと思う。この絵が結びつけてくれる、つながりの心理的な効果は大きい。


この絵がくれる、包容力、温かみ、ストレートな愛を、ファンのかたは必死に受け取ろうとして、その途中で私のブログを読んでくださったと思うと、それだけで胸が詰まった。長くブログをやっていると、アクセス傾向でそういうことも読み取れてしまう。


今回のレプリカ作成や、ムービー公開にあたり、日本財団さんや関係者のかたが、この時期、どれほど尽力していただいたのか、想像ができないほどに大変だったのではないかと思う。


また、私も個人的なやりとりではあるが、この絵を再公開してもらうためにはどうしたらいいか、という相談をされたこともあった。


その相談は、もはや一枚の絵の公開というレベルではなく、香取さんの魂、パラスポーツに関わっていたSMAPを誇りに思う気持ち、パラスポーツを盛り上げていきたいという気持ちが込められていて、そんなに簡単に答えられるものではなかったが、絵一枚がここまで人の心を揺り動かすのかと考えさせてもらった気がする。


たぶん、多くのファンのかたがこの絵の公開や、二次利用などを日本財団さんにリクエストをしてきたのだろうと思うと、その声が届いたことが何よりもうれしい。そして、その思いをしっかりキャッチして、さらに日本財団さんが思いたっぷりとこめた形で、公開が実現できたことに感動してしまう。


私は、この香取さんが描いた絵がくれた、愛の連鎖に心が揺さぶられる。絵の力の偉大さ、絵にまつわる壮大なストーリー性を感じ、絵が生き物のように愛を届け続けているようだ。愛は愛を呼び、実現不可能を思えたことを可能にする力を持つ。


だから、私も微力だが、この壁画一枚のことを再びブログに書こうと思った。たぶん、これも、この一枚の壁画をめぐる愛の連鎖を振り返る、歴史の反芻のお手伝いになると思う。


香取慎吾さん、この絵を描いてくれてありがとうございます。
日本財団さんも、ファンのかたも、この温かき愛あふれる絵の公開に、尽力してくださったかたも、ありがとうございます。


また、SMAP5人の壁画を前にした、誇らしげなショットを思い返す。


香取さんの才能は、抽象的なものを具体的な形にする。
稲垣さんが、香取さんがゲストのスマスマのときに「白紙に何かを描ける才能がうらやましい」といった話をされていたが、いま、まさにそれを実感する。


まずは何よりも、パラスポーツにかかわるかたに、あの壁画のパワーを受け止めてもらいたい。この絵は絶対に、一人でも多くの多くのかたに観てほしい。それだけの力がある絵だ。


この絵に寄せる、多くの人の気持ちに胸が熱くなる。ずっと、形ある「絵」として、形なき「愛」のメッセージを伝えるために、公開され続けてほしい。


香取さんが一枚の絵に込めた思いを、再び受け止めてみて、その、絵の影響力の大きさに心が震える思いがする。


私は、言葉を振り絞る役割が自分にはあると思ってブログを書いているが、本当は、この絵を前にして、何時間も何も語らずに、ただ、この絵に包まれていたい、そういう絵だ。


では、また。

コラボブログについて

今日は、「剛 しっかりしなさい!」のブログ運営者である、凪(なぎ)さんのコラボブログ 【SMAPとココカラ】(44) Love & Peace Inside?を受けて、コラボブログ第45回として書いた。


主旨について
ブログ主旨については、下記にリンク先を掲載している。
【コラボブログ:SMAPとココカラ】(2)SMAPとファンは、もはや一つの組織の最下段、【コラボブログ:SMAPとココカラ】(4)木村拓哉さんの自己犠牲の精神の序盤で紹介している。

(43)ユーミンがSMAPに伝えた『守ってあげたい』という思い

こんにちは、検索迷子です。


今日は、10月31日放送『スマスマ』のS-liveでの、松任谷由実さんとSMAPがコラボをした『守ってあげたい』について触れたい。


本来ならもう一曲のパフォーマンス曲である、新曲の『Smile for me』についても触れたいところだが、2曲の世界観は異なるため、特に印象深かった『守ってあげたい』だけをレビューする。

宇宙図書館(通常盤)

宇宙図書館(通常盤)


私はこれまで、数曲ではあるがSMAPの楽曲のレビューをしてきて、SMAPが歌っている場面が本当に好きなんだなと毎回思う。特に、最近の『スマスマ』のS-liveは、どれも書き残したくなるような質の高さで、番組後、書こうかなぁといつも思う。


でも、Twitterの反響にそのまま感化されるのではなく、自分が独自に書けることってあるだろうかと思ったり、下調べの時間がかかることから気軽に書き出せないこともあり、しだいに時間が過ぎて、書けずじまいのことも多い。


今回のパフォーマンスは、ユーミンが番組放送後の11月1日にTwitterでつぶやいた言葉を見て、『今』このタイミングを逃しては、後悔するという思いがわいて書こうと思った。

@yuming_official
松任谷由実】今、マイケルが亡くなったときみたいな気持ち。なんでもっと早くSMAPを応援してること、堂々と表明しなかったんだろう。
11:31 - 2016年11月1日


お金をもらって記事を書いているわけではないからこそ、自分のために書き残したいと強く思うものは、その本能に従おうと思った。言葉にしない感情は、自分の内面だけにしまい込まれ、表面的には「感想ゼロ」の状態になる。誰にも何も伝わらない。


だから、全力のパフォーマンスをしてくれた演者や、関係するスタッフに感謝の気持ちを伝えるには、受け手の自分も振り絞るような思いで、言葉にするしかない。

『守ってあげたい』の曲への、木村さんと中居さんの思い

まず、この曲にまつわる背景を少し書いておきたい。


今回のパフォーマンスが「新曲+もう一曲」のなかで、1972年(中居さん、木村さんが生まれた年)に荒井由実として活動をはじめ、40年以上第一線で活躍して楽曲数の多いユーミンが、この曲を選んだのは偶然ではないように思う。推測ではあるが、そう思った理由を2つ書く。


1つめは、ユーミンは『スマスマ』2006年5月22日放送以来、今回2度目の出演だが、前回の2006年出演時に話はさかのぼる。そのときのエンディングトークで木村さんが、その日は歌われなかった『守ってあげたい』が、中学時代に好きになった女の子とリンクする思い出深い曲、という話をユーミンに伝えていた場面があった。


そして、そこにかぶせるように中居さんが、「俺も好きなんだけど、、」と恥ずかしそうに話し、木村さんが中居さんと同じ曲が好きだという事実に照れたように「ふざけんな」と言っていた。この、どっちがよりこの曲が好きかをまるで競い合うかのような会話に、ユーミンが「照れるな」と発言している場面があった。こうした、木村さんと中居さんが好きな曲だったということも、選曲理由の一つだったのだろうかと思う。


少し補足すると『守ってあげたい』は、このエンディングトークをリアルタイム視聴していた際に、あれ、木村さんが中学時代にリリースされた曲だったかなと思った覚えがある。


この曲は1981年6月21日にリリースされた楽曲で、1989年6月28日にCDシングルで再リリースされている。72年生まれの木村さんと中居さんは、発売時に聴いていたのではなく、思春期のどこかで耳にして、この曲に心を奪われた時間があったのだと思うと、ロングセラーの威力を感じる良曲だということが再確認できる。このように、彼ら2人がこの曲を過ごした時間があったということが、選曲理由の1つめかと思わされた。


もう1つの理由は、ユーミンが今回の出演にあたり、彼らに送りたいメッセージが、この楽曲に詰まっていたとのでは思わされたことにある。


この曲、ざっくりと歌詞を解釈すると、「子供時代をともに時間を過ごした仲間が、大人になって少し落ち込んでいる状態にあると知り、私が今の苦しみからあなたを守ってあげたい、だから昔の夢を忘れずに夢をつかまえてと願う」といった、大切な存在への愛を伝える歌だ。


SMAPが現在置かれている状況、まさしく10代前半からともに時間を過ごした仲間同士が、不条理な状態のなかにいて空中分解の間際に追いやられているなかで、あなたたちを守ってあげたい、だからこれからも夢を持ち続けて、というダイレクトなメッセージをこの曲を通して、ユーミンは伝えようとしてくれたのではないかと思った。


選曲理由を推測するだけでも胸が熱くなるのに、パフォーマンスの素晴らしさは、それ以上のメッセージをくれた。

ユーミンの歌う姿に、歌にできることの幅広さを知る

視聴直後、最初に思ったのは、歌にはこんなに深く対話ができる力があるのだということだった。歌詞がフィットしているということ以上に、歌を歌っている表情、立ち姿、視線、指先など、全身でユーミンSMAPが対話をしながら歌っていることが伝わってきて、あらゆる場面で心臓をわしづかみにされた。


特に、ユーミンの包容力のある、人間味にあふれる歌い方の意外性はとても大きかった。ずっと目尻を下げて微笑みを絶やさず、SMAPに視線を向けて、手を振ったり、うなづいたり、前傾姿勢になったり、手を伸ばしたりしながら、ユーミンは歌を通してSMAPに語りかけていた。そして、SMAPもそれを受け取ろうとしていた。


数々の偉業を成し遂げ、大ステージの経験が豊富なユーミンの歌のイメージは、金属的な声質から、ポーンと空中に声を飛ばすような感じだった。歌詞は「恋愛ソングの教祖」とも言われることから、心にダイレクトに届くが、大衆向けに広く歌を届けるタイプのかたかと思っていて、目の前にいる、対少数に直接メッセージを伝える歌い方をするかたという印象は薄かった。


そういえば、2011年の東日本大震災の被災地支援で、NHKと共同で「(みんなの)春よ、来い」プロジェクトを行っていたことで、『第62回NHK紅白歌合戦』に出演時に、声が震えていたのを観た際は、感受性がとても豊かなかたなんだと驚いたことを思い出した。


繊細な感情を表す歌詞と同じほどに、繊細な感覚をくみ取り、それが歌う姿にダイレクトに出るかたなんだろうかと、今回、見方をあらためようと思うほどに、歌っているときの姿が慈愛に満ちていた。


歌って人をこうやってダイレクトに包み込む力を持ち、全身でその気持ちって伝えられるんだとはっとするほどに、このときのユーミンは包容力にあふれ美しさを放っていた。


特に、円形になってSMAPと向き合って歌う姿は、ユーミンは自分がどのようにカメラに撮られているかという意識は皆無で、目の前にいるSMAPに心の底から語りかけるように歌っていた。歌って、歌である以前に言葉そのものなんだと思わせてくれる、そんな素敵な歌いかただった。

『守ってあげたい』の歌いだしからのパフォーマンスを振り返る

『守ってあげたい』を歌うSMAPは、私がこれまで歌の映像を観てきたなかでも、あれ? と思うような表情をしていた。SMAPユーミンのパフォーマンスの流れを、以下に歌いだしから振り返ってみたい。


冒頭、ユーミンの正面向きのソロから始まった歌は、歌いだしすぐに「その瞳を」で稲垣さん、草なぎさんのほうに視線を向けて、「忘れないで」の歌詞で、横向きがちに立っていた木村さんに視線を向け、目尻を思いっきり下げて木村さんに右手を振っている。木村さんは歯を見せて恥ずかしそうに微笑みを返している。そして、香取さんはその歌詞の時、右手握りしめて肩あたりで揺らし、歌詞を口ずさんでいる。草なぎさん、稲垣さんも穏やかな微笑みでたたずんでいる。


この「忘れないで」の歌詞のとき、ユーミンは語尾を少し揺らしながら歌っている。このあとの他の箇所でも、ユーミンは語尾揺れをしていて、ああ、いろんな感情を込めて歌っているんだなと思った。歌のクオリティにこだわるなら、撮影をし直すほどの箇所もあったのではないかと思うが、この語尾揺れの感じがまさしく、ユーミンの思いが伝わるライブなのだと思った。


そのあと、「包むように」で右手をふわりと香取さんと中居さん方向に広げるが、中居さんはちょっと照れたように右側に視線をそらし、香取さんは少し歯を見せて笑っている。このとき、木村さんと中居さんは、ユーミンを中心に対角線上にいるかのように、右側の同じ角度に体をずらしている。下三人がまっすぐユーミンを見ているのに対して、このお二人がほんとうにシャイなかたなのがわかる。


「遠い夏」から始まる、木村さんパートを聴いて、その穏やかな歌いかたがとても意外な感じがした。木村さんのソロ、この曲ではここだけなのだが、これまでスローバラードを歌う時の木村さんは、歌詞にあまり左右されず、力強い声量で歌詞を際立たせ、身体を思いっきりかしげるように歌う姿の印象があった。


でも、この時の木村さん、そのあとのサビに続く中居さんにまるで、サビは頼むなと、バトンを渡すような声量で少し抑えたような歌い方をしていたのだ。そして、中居さんが歌いだしたあと歌詞を口ずさみながら、木村さんは上むき加減の遠くに視線を向けている。まるで歌う中居さんに寄り添うかのように、歌詞通りの幼少期に思いを馳せるかのように、少しの間そこにたたずんでいたのだ。


中居さんのソロパート。「あんな気持ちで夢をつかまえてね」と、もともと歌詞もいい箇所だが、中居さんの歌い方に何よりも胸を打たれた。この曲全体を通して、一番胸を打たれるくらいの歌い方だったのだ。SMAPのリーダーとして、夢をつかまえることに誰よりも熱心にやってきた、中居さんにしか歌えないと思うほどに感動する箇所だった。


中居さんは、この歌が本当に好きなんだと思うような感情の込めかたをしていた。サビで高音ということもあるが、中居さんが高音を本気で歌う時に見られる、思いっきりおなかに力を入れるためにひざを曲げる姿勢も良かった。でもなにより、オリジナルの歌の語尾「つかまえてねー」ではなく、「つかまえてねぇぇん」と中居さんらしい独特な歌い上げをしているところが、本当にぐっとくる箇所だったのだ。


そして、そのあと全員で一列に並んだ際、中居さんは胸に手を当てながら歌っているが、これも印象に残る姿だった。


この木村さん、中居さんと続くサビで、後ろにいたユーミンは二人の背中を見ながら、本当に愛おしそうにまずは木村さんを見て、中居さんを見て、中居さんの最高音にいく手前では目を潤ませつつ、歯を出して微笑んでいる。これまでこんなに温かい見守りの視線で、この二人を見てきた人はいないのではないかと思うくらい、本当に愛おしさがさく裂するかのような目をしていた。


間奏のとき、木村さんと中居さんの意外なシンクロが2箇所あった。一つは、最後の「Cause I love you」直後の「ジャーン」の音で、木村さんは後ろに下がりつつ右手を上げてリズムをとり、中居さんはポーズは違うが、同じ音で右手を横にさばくようなポーズをしている。続けて、2番に入る直前二人は「タタタ」と右手で同じようなポーズでリズムを刻んでいる。


この偶然のリズムの取り方のシンクロを見ながら、木村さんと中居さんの中に流れるリズム感の血とか、歌に対する気持ちの乗り方って本当に近いんだなと思ったのだ。ほかのメンバーは、こういう大ぶりなアクションはしないだけに余計に、木村さんと中居さんのシンクロが際立つように思った。


そして、2番。
草なぎさんは、ギターを始めてから本当に歌がうまくなったと思う。歌声がとても安定していて、特に今回思ったのが、語尾がきれいになったということだ。そして、メンバーの誰よりもユーミンをしっかりとまっすぐに見て微笑む姿、特に目元が優しくて、本当にいい表情だと思った。


香取さんは、このわずかなフレーズのなかで、声の響き方が圧倒的によくて、歌が本当にうまいなぁと思わされた。また、最後の「歩いている」のとき、香取さんは胸に手を当てているが、後半に向けて、香取さんは感極まったかのようにこの胸に手を当てるしぐさをずっとしている。


稲垣さんは、この歌のなかでずっと精神が安定しているような感じで、いつもの稲垣さんらしい歌いかた、左肩を少しさげた前傾姿勢になり、右手の指先を開き気味にして優雅に空気をそよがせ、ふんわりと優しい歌い方が本当に良かった。中間管理職と言われるのがわかるほどに、今回のこの歌でずっと、全体の空気感のバランスをとっていたようにもみえた。


また、稲垣さんがソロパートのために前列にいったことで、木村さんと中居さんの間の立ち位置は空間になった。このタイミングで、それまで中居さんだけが横に身体を向けていたのが、木村さんも正面向きから中居さんと背中合わせになるかのように身体を横に向け、そして、背中合わせの状態で、同じように時折あごをあげて上を見ていた。


このあとの、ユーミンの「夢を形にして」の歌詞のとき、ユーミンの目には涙があふれているように見えた。この語尾の「て」の音、オリジナルでは4拍くらいあると思うが(あいまいですが)、ユーミンは胸が詰まったかのようで2拍しか歌えていないし、最後に目を正面に向けて見開きながら、かすかに口元がゆがんで歌い終えている。


そして、このときの木村さんの表情、目をつぶり歌詞を口ずさむこのときのこの顔、見たことがないほどに感情が高ぶったような表情をしていて、とてもはっとさせられた。木村さんがこんなにせつない顔で、目をつぶって口ずさむなんてと。


そして、また全員が円形になって歌うパートに来て、草なぎさんは安定した感じで歌っているが、中居さんは横向きで照れているし、木村さんも伏し目がちで歌い、香取さんは胸に手を置きながら泣きそうな表情になっている。


ここで、ユーミンがさらに、「Cause I love you」を思いのたけをぶつけるかのように潤んだ目で、思いよとどけとばかりに、右手を伸ばした前傾姿勢で歌っている姿を観ると、本当にもうユーミンはラストに向けてSMAPだけしかこの瞬間見ていないくらい集中して、彼らに愛を伝えようとしているのが十分に伝わった。


稲垣さんが、「守ってあげたい」の歌詞のとき手をグーにする姿、「あなたを苦しめる」のところで草なぎさんが下がり眉具合になる姿、中居さんと木村さんが歌いながら一瞬目をつぶる姿、そして最後に香取さんがもう泣く寸前と言わんばかりに、一番最後の「Cause I love you」でもう歌えないと言わんばかりにマイクを離して、正面に向く時に息を吐いた姿など、どのシーンも、一秒も見逃したくないと思うほどの表情を全員がしていた。


私は、趣味でボイストレーニングを2年ちょっとやっているが、あくまで素人なのでまるで専門的な見方はできない。でも、香取さんが胸を抑えながら歌ったのは、もうまさしく嗚咽をこらえるには胸に手を置いて制御するしかないということや、ここぞというときに声をだすためには中居さんのように膝を曲げて、おなかに力を入れるというのはレッスンを通して実感している。


また、ユーミンが今回、自分の歌唱の細部よりも、この日この時のライブ感を優先して、これをOKテイクとしたことが、本当になによりも素晴らしいことだと思っている。SMAPと一緒の6人の時空でしか実現できなかったものを、視聴者にこうした形で届けてくれたことに、本当に感謝したいと思う。


今回、ほぼ1秒単位で映像を止めて細かく書いた。でも、もともと私はレポートをするタイプの書き手ではないので、本当はもっとシンプルに感想を書きたいと思いつつも、SMAPSMAPでいる1秒がほんとうにかけがえのないものに思い、細かく映像に見入り、いまこの時を生きるSMAPを記録したいと思った。


SMAPが伝説になることなんて、望んではいない。
SMAPを過去形でなんか、語りたくない。


このさきもずっと、素晴らしいパフォーマンスを見せ続けてほしい。
夢はまだこの先に続いている。


SMAP5人で歌い続けてほしい。願いはそれだけだ。


では、また。

コラボブログについて

今日は、「剛 しっかりしなさい!」のブログ運営者である、凪(なぎ)さんのコラボブログ 【SMAPとココカラ】(42)真夏の脱獄者〜華麗なる逆襲を受けて、コラボブログ第43回として書いた。


主旨について
ブログ主旨については、下記にリンク先を掲載している。
【コラボブログ:SMAPとココカラ】(2)SMAPとファンは、もはや一つの組織の最下段、【コラボブログ:SMAPとココカラ】(4)木村拓哉さんの自己犠牲の精神の序盤で紹介している。

草なぎ剛さんと香取慎吾さんのラジオ番組で語られたRADIOFISH

こんにちは、検索迷子です。


先日書いた、
SMAPファンのかたにも贈りたい、RADIO FISHリリースイベント公式動画の感想
をたくさんのSMAPファンのかたに読んでいただき、好意的な反応をたくさんいただきました。本当にありがとうございます。さすがに母数の多いSMAPファン、RADIO FISH単独記事の10倍のかたに、読んでいただきました。


そのSMAPファンのかたへのお礼も込めつつ、今日は、草なぎ剛さんと香取慎吾さんのラジオ番組で語られた、RADIO FISHの話題を書こうと思う。


bayfmのラジオ番組『SMAP POWER SPLASH』(日曜19時〜)、略して『パワスプ』は1995年から続く、bayfmでの最長寿番組といわれている。しかし現在、存続が懸念されていることもあり、応援の気持ちも込めていきたい。


実は先日記事を書いた際、SMAPファンのかたとRADIO FISHファンのかた、そして、SMAPとRADIO FISHのメンバーのことを思いながら、全てのかたたちが愛おしくなり、胸が熱くなって、初めて泣きながらブログを書いた。


思いがあふれすぎて途中で書くのがつらくなり、今日は冷静に書けないと何度も書くのを止めたいと思っていた。


でも、両グループをブログという形で結べるのは、両グループを書いてきた自分なのではないかという使命感すら感じていた。だからタイミングを逃さず書ききろうと踏ん張り、振り絞り、結果、書いて良かったと思っている。


偶然にも、SMAPとRADIO FISHを絡めた記事を書いたタイミングで、草なぎさんと香取さんのラジオ番組でRADIO FISHの話題があったと聞いて嬉しくなった。草なぎさんとオリラジは、『笑っていいとも』の同じ曜日だったつながりもあり、これは記事に書こうと思ったのだ。

パワスプで話題になったコーナーの事前知識

この日、RADIO FISHの池袋西口公園でのイベントに参加していて、リアルタイム視聴はできなかった。


イベント後、RADIO FISHファンのかたたち5人(うちSMAPファン3人)と打ち上げをしているとき、イベントには来られなかった草なぎさんファンのかたから、「いま、草なぎさんと香取さんが、RADIO FISHの話をしてますよ!」とメッセージが届き、RADIO FISHファンのかたと大盛り上がりした。


その後、別のSMAPファンのかたのご厚意で、音源をいただき視聴することができた。普段、いわゆる書き起こしレポートのようなことはやらないが、RADIO FISHファンのかたにも伝わるように書きたいと思う。


まず、どんな話の流れで話題になったのか、ざっと説明したい。
この番組には、『S40』という不定期コーナーがある。タイトルコールは、「40になっても、大人の実感がないよ。そもそも、大人ってなに? 『S40』」というものだ。


内容は、草なぎさんが40代の大人として(草なぎさんは現在42歳)、どれくらいトレンドを把握しているかを探るというものだ。香取さんが毎回2つほどキーワードを読み上げ、ノーヒントで草なぎさんの理解度をひもといていく。


草なぎさんがあまり情報に敏感でないことから(失礼!)、毎回、突飛もない自説を展開したり、愛くるしい回答をしている。


香取さんが草なぎさんの理解度を察知して(表情が見られないラジオなのが残念だが、気配が伝わるやりとり)、うまくナビゲートをしていて、正解に近そうであれば、ヒントを差し込んで正解に導く。でも、あまりにかけ離れて回答をしていたら、誤解を放置したまま正解を教えずに終了、というしんつよコンビの会話も聴きどころの一つだ。


聴いているファンからすると、「ブレイクと世の中で言われていることでも、流行に疎い(失礼!)草なぎさんが知っている話題こそが、真のブレイク状況」のバロメーターとも言われる、そんな楽しいコーナーの一つだ。草なぎさんの性格を熟知しているスタッフがいるからこそ、このコーナーができたような気もしている。

パワスプでしんつよコンビが語ったRADIO FISH

では、やっと本題の、ラジオ番組での会話の書き起こし紹介に移る。


ネタばらし的に書くと、この日は、「RADWINPS(ラッドウィンプス)」に続く、2つめのお題が「ピコ太郎」で、実は、RADIO FISHの話題が出てきたのは、まさしく草なぎさんらしい連想ゲームと発想力のたまものので、回答間違いによる、おこぼれだったのだ。それを、うまく香取さんが、オリラジ、RADIO FISHという単語でフォローしている。


以下、実際の会話をご紹介する(敬称略)。ピコ太郎の回答を導きだそうとする流れがわかるほうが、ピコ太郎とRADIO FISHの対比が際立つので、「ピコ太郎」ブロックをすべて紹介する。

香取 「次、「ピコ太郎」。これも、もういいだろう(当然知ってるよね風に)」
草なぎ「ま、芸人ですよね」
香取 「うーん。芸人さんっていうか、まぁね、ピコ太郎」
草なぎ「(無言)」
香取 「歌っちゃってよ」
草なぎ「芸人? 芸人で歌って、ありますか?」
香取 「じゃ、ピコ太郎のヤツを、ちょっと歌っちゃって(と無茶ぶり)」
草なぎ「(歌いながら)ピーピピピ、ピコ。ピーピピピ、ピコ。太郎はどこに行った。ピーピピピ、ココ。太郎はどこ行った。ま、そんな感じだよね。(スタッフの笑い声)え、どうなのよ、みんな。黙ってないでさ、(さらにスタッフが大笑い)ええ?」
香取 「んー、ピーピピだよね、だから。『PPAP』ってことでしょ?」
草なぎ「ぴーぴーえーぴー? ピコ太郎?」
香取 「PPAPは、何の略ですか?」
草なぎ「ぴーぴーえーぴー、PPAP? PPAP? なんだろう? え、あれ? あのぉー、ナカタ、ナカタ、ナカタ系?」
香取 「おおー!」
草なぎ「((さらに楽しそうに歌い続け)ナカタ、アイアムパーフェクトヒューマン!(正確に『パーフェクトヒューマン』のリズムに乗っているが、正しい歌詞の「アイム ア パーフェクトヒューマン」ではなく、「アイアム パーフェクトヒューマン」でリズムが正確なところが、妙に草なぎさんらしい)」
香取 「おおー!」
草なぎ「(正解かと思い、嬉しそうに)そっち?」
香取 「これはもしや、ピコ太郎、まだまだかもねぇ。(吹き出しつつ)草なぎさん」
草なぎ「ナカタ、ナカタの、、」とさらに嬉しそうに歌い続ける。
香取 「オリラジ、勝ってるよ」
草なぎ「(ここで不正解と気づき、少しテンション低めで)ピコ太郎、、。わかんない。なんか、、」
香取 「アップルとさ、アップルとペンと、ペンとアップルとパイナップル」
草なぎ「ああー、なんかわかった」
香取 「それをどうするの? その」
草なぎ「あー、なんか刺すんだよ」(香取さん、スタッフ大爆笑。BGMは『PPAP』)
草なぎ「あーあれね、なんかわかった。なんかやってた。なんなのかわかんないけど、やってましたね。やってました」
香取 「オリラジさんは、なんだっけ。レディオフィッシュ。RADIO FISH、いま一歩リードだねぇ。ふふっ。草なぎ剛からそっちが出てきちゃうっていうのは」
草なぎ「わかった、わかった。なんか、あのー、ちょっとキレ、キレてるみたいの、なんだぁ、みたいな」
香取 「ジャスティン・ビーバーがね」
草なぎ「ああーあ、彼が最初に目をつけて」
香取 「おおー、なんとなく、伝わってる」
草なぎ「YouTubeかなんかで、やったんだ」
香取 「おおー」
草なぎ「あーあー。わかった、わかった、わかった(大満足)」
香取 「いい感じです。今後もどんどん、最新トレンドを解説していきます」
と、コーナーを締めくくる。


これ、何度も聴き返すと、トレンドに敏感な香取さんと、そうでない(失礼!)草なぎさんの対比が本当に面白い。草なぎさんの「ナカタ」コールに乗って歌う姿に、違うよとさえぎることなく、何度も「ナカタ」コールを自由にさせている。よほど気にいったのだろう。


草なぎさんが何度も楽しそうに歌う「ナカタ」コールを聞いたら、もう、スマスマのS-LIVEに、RADIO FISHが出演してほしいと、声を大にして言わずにはいられない。これは、RADIO FISHとSMAPの両グループを愛するのファンの悲願でもある。


でも、それが叶うのがなかなか難しそうなことだから、草なぎさんがこんなに何度も歌ってくれたのは、本当にうれしかったし、偶然の産物として、RADIO FISHの『PERFECT HUMAN』の浸透度がわかった。まさしく、草なぎさんはトレンドのバロメーターのようなかたで、RADIO FISHの今年のがんばりが伝わっていて、本当に良かったと思った。


また、トレンドをざっくり把握する、感覚派の草なぎさんに代わり、香取さんが、オリラジさんとか、RADIO FISH(レディオフィッシュ)と、わざわざ会話のなかにグループ名をしっかりとはさみこみ、正確な発音で言ってくれているのも、さすが香取さんだと思った。フォローが完璧で、香取さんの素晴らしさも伝わってくるコーナーだった。


SMAPの末っ子でありつつしっかりものの香取さんと、自由きままに「ナカタ、ナカタ」をずっと歌い続ける草なぎさんの対比が、もうおなかを抱えるくらい楽しく、何度も聴いてしまった。

RADIO FISHファンのかたに、ゆるやかなお願い

番組の紹介は以上だが、最後にRADIO FISHファンのかたに。


もし、草なぎさんにお礼を伝えたいと思ってくださるRADIO FISHファンのかたがいたら、SNSをやっていないSMAPなので、その代わりにぜひ下記でも触れている『1本満足バーCM(90秒篇)』の動画を視聴をしていただけると嬉しいです。いま、ファンのかたはこの視聴数アップを応援しています。
(41)草なぎ剛さんの『1本満足バーCM(90秒篇)』のダンスと面白み


また、私は日頃宣伝は書かないが、Twitterに強いRADIO FISHファンができるSMAP応援として、香取さんや草なぎさん、SMAPに関連するCM商品の購入、『世界に一つだけの花』の購買などにご参加いただき、つぶやいていだだけると嬉しい。


手軽に応援として、ハッシュタグ「#世界に一つだけの花 #SMAP」の楽曲名とアーティスト名の両タグを使うことによって、ビルボードのランキングに反映されるので(これは拡散熱心なSMAPファンのかたに教わったコツ)、つぶやく際はひと手間をお願いできればと思う。


さらに、お花画像をアップして、「#私の_世界に一つだけの花 #SMAP」の両タグをつけるのもSMAPファンのかたが熱心に1月から取り組んでおり、身近なお花画像が、SMAPファンのおつらい状況を癒す応援になるので、お時間があれば、ご参加をお願いしたい。


検索迷子という小さなブログを通して知り合った、私の大切なSMAPファンとRADIO FISHファンのかたたちが、そっと手を取り合い、お互いの大好きなグループを広め合うことに、微力ながらお役に立ちたい。その気持ちで今日は書いた。


では、また。

SMAPファンのかたにも贈りたい、RADIO FISHリリースイベント公式動画の感想

こんにちは、検索迷子です。


29日に公開された、RADIO FISH(レディオフィッシュ)の2ndアルバムリリースイベント公式動画について、おもにSMAPファンのかたに向けてご紹介していこうと思う。


本当ならば、この動画の話題は主役であるRADIO FISHを中心に書く内容だが、これを観たとき、真っ先にSMAPファンに伝えたいという思いがわいたのだ。


私はSMAPファンのかたたちに、この1年2か月、検索迷子というブログを育てていただいた。私にできるのはいつも、ただ文章を書くことだけだが、SMAP話題を楽しそうにするRADIO FISHの動画で、ほんのいっときでもSMAP愛する人たちの思いを感じて、心を温めてほしいと願っている。


今日は、おもにSMAPファンのかたに向けて書いていく。普段あまり1テーマでブログを分けないが、動画全体やRADIO FISHのパフォーマンスの感想は日を改めたい。もちろん、この記事もRADIO FISHファンのかたも普通に読めるよう、意識しながら書くつもりだ。

SMAPファンのかたに贈りたい理由

なぜ、この動画をSMAPファンのかたに観ていただきたいかというと、理由は単純で、SMAPの話題をしているからだ。


といっても、たださらりと観ていては、「あ、話題にしてるのね、楽しそうで何より」くらいの印象かもしれないので、私見ではあるが補足をしたい。


まずは、下記動画の開始18秒から40秒までを、ごらんいただきたい。
10月12日(水)に行われた、リリースイベントの公式映像だ。
ULTRA TIGER【LIVE REPORT】WORLD IS MINE新曲ライブ ラゾーナ川崎/RADIO FISH


動画では、RADIO FISHメンバーが開演前の楽屋で、木村拓哉さんの話、続いて香取慎吾さんの話題をしながら、食事をしつつ談笑している。


3分22秒という短さなのでできれば全部見てほしいが、SMAPに言及した箇所だけを知りたいかたは、22秒間のピンポイントでもいいので見ていただければと思う。

18秒めから中田さんは、木村さんの存在感に敬意を示すようなコメントをしている。また、この会話が始まる直前から、木村さんまたはSMAPの話題をしていたことが推測されるような、「じゃあいつか、松田優作みたいな〜」(冒頭が不明瞭ですが、接続詞的なニュアンスから始まっている)、という編集をそのまま公開している。


中田さんが、木村さんが昔、毛嫌いしていた「キムタク」呼びをしているのに、もしかしたら不快感を持たれるかたもいるかもしれないが、このときの中田さん、本当に穏やかなトーンでお話をされているので、「キムタク」呼びは軽くスルーしてほしい。


この木村さんの話をしている中田さんの視線、声音、物腰は本当に柔らかい。木村さんを本心からリスペクトしていると思える、曇りのない素直さがあふれ出ているのだ。


話が少しそれるが、中田さん発言は、ワイドショーやネット記事などで「仕事として求められる役割としての、ヒール役」を買って出て、その立場を全うしていることから、あおり記事を書かれやすく、誤解を生みやすい。


ギンギンな状態で、プレゼンモードで語るときの中田さんは、目を見開いたり、手をぶんぶん振ったり、声も甲高く裏返る直前状態になることもあり、語尾も押しモードになることがある。でも、ここで話す中田さんは、本当にナチュラルな状態に見え、すとんと柔らかな語尾で話している。


中田さんには、このイベント時の写真撮影会と、23日のオリラジトークライブの握手会で2回、お話しさせていただいたがテレビから受けるイメージとは全く違っていた。目をしっかりみて微笑み、相手の話をしっかり聞いてからゆっくりと答えを返す、たたずまいが物静かなかたという印象だった。


動画に話を戻すと、中田さんの隣にいて話にうなずいているのは、SMAPの『JOY!!』でサラリーマン役をしていた、つとむさんだ。つとむさんは、SMAPと一緒に紅白も出ている。


その後、香取さんの「カツケンサンバ」でバックダンサーをしていたと、Show-hey(しょうへい)さんが話し始め、他のメンバーも知らなかったようで、「ああー」と声を上げていた。


すると、藤森さんが「カニ蔵より前?」と聞いていて、「カニ蔵より前」とShow-heyさんは「カツケンサンバ」の振りを嬉しそうに踊りながら、返事をしている。


この会話、普通に世間話をしている雰囲気で、「僕たちは、スマスマを楽しんで観てきましたよ」というノンストップの流れになっている。


あまりになめらかに話しているが、冷静によく考えたら、スマスマのコントで10年前の一時期しかやっていなかったものを、メンバーは普通に知っていて、カニ蔵という比較的新しめのキャラも、普通に当然知っているという話で、コントの役名だけで話が通じる、スマスマってすごい番組なんだと再確認できる会話だと思ったのだ。


一番年長の中田さんが34歳で、一番下が28歳のつとむさんというメンバーの年齢層からすると、SMAPのメンバーは彼らのお兄さん的な年齢で、子供時代から普通にSMAPがいて、テレビを観てたんだろうなと思う。

プロモーション動画中の、唯一の長い会話の箇所

この動画は、繰り返して書くがRADIO FISHの『WORLD IS MINE』という、2ndアルバムリリースのプロモーション用に公式に作られたものだ。


プロモーションが主目的の動画でありながら、一番最初に中田さんが話し始め、メンバー同士で会話するシーンで、かつ唯一の長い会話が、このSMAPの話題なのだ。


動画全体は、ほぼメンバーがダンスを練習する姿、イベントライブ映像、ファンや観覧者映像となっていて、ほぼ話し声が入っていない。


プロモーション動画なのに、いきなりSMAPの話題を楽しそうにするメンバーから始まり、ほぼそこしか会話らしい箇所がないと気づいたとき、これはいったいどうしてなんだろうと思った。


RADIO FISHはメンバー間の仲が良く、お話も上手なかたばかりだ。さらに、戦略といった話題もグループでよくしているようだ。楽屋での話題がこれしかなかったとはとても思えない。いくらオフショットとはいえ、パフォーマンスは除き、言葉でのCDや楽曲の宣伝ゼロなのだ。


単にメンバーが一番楽しそうな雰囲気を出して、オフショット感が出ているときの話題がSMAP話題だったからということで選ばれた映像かもしれないので、深読みはしてはいけないとは思う。


でも、そうであってほしいという思いを込めて書くと、もっと別な話しもしていたけれど、SMAPの話題を意図的にカットしなかったのではないかと思えたのだ。これはRADIO FISHからのささやかなエールであってほしいと思いたくなるほどに、あまりに動画全体でここだけが不思議な感じがするのだ(といっても再生すぐなので、逆にさらりと観てしまえもするのだが)。


台本ありのMCや、フリートークを主戦場としてきた、喋りのプロのオリエンタルラジオのお二人がいて、公式映像の撮影中と知りつつ、あまりにもすんなりとSMAP話題をしていたことが、少しびっくりした。でも逆に、何の過剰さもなく、SMAPを話題にする自然な姿がありがたい感じもした。


RADIO FISHは公式動画もいっとき自腹で作っていたほどだから、動画ひとつひとつへのこだわりがあり、尺の使い方だってわかっているようにも思う。当日イベント会場にいた一人として、ほかにも映像化できるものはあったように思うが、202秒の映像中の約1割にあたる22秒に、SMAPの存在を感じたのだ。


また、RADIO FISHは、SNSでの情報公開や、ファンの反響度合にも敏感で、自らウォッチをしたうえで戦略を練っている。だから、公式動画をアップするタイミングも、拡散されやすい時機を計算し尽していると思う。


動画公開は、テレビでの新曲披露にターゲットを合わせることが多く、告知は情報解禁日に、RADIO FISHメンバーがTwitterで個別で行うのが普通だ。そして、今日もまさにそういう日だった。


動画ではパラパラを踊っているシーンが多数でてくるが、それがまさに今日披露した新曲『NKT34』(中田敦彦34歳という意味)の、楽曲での振り付けだったのだ。


RADIO FISHはブランディングもほぼ自分たちで行っているので、公開映像などは確実に事前にチェックをしているだろう。どの視点から見ても、どうしてSMAP話題をカットしなかったのかが不思議で、つらつら考えていて、はたと気づいた。


ここまで、あれこれ推測を書きながらナンだが、実は単純に、カットする理由がないくらいいい映像だった、ただ、それだけなのかとも思う。


RADIO FISHのダンサー4人は、世界規模で活躍できる実力をお持ちだが、オリラジを含めて6人は、SMAPがいる少年時代を過ごし、SMAPとお仕事ができたことを喜び、ごくごく普通な会話の流れとしてSMAPを話題にしていたようにも思う。


楽しい会話だったから映像化された、つまりはそういうことなのだろうなと、一周まわって当たり前のことに気づいた。

RADIO FISHとSMAPつながり

また、今回の動画とは直接関係はないが、RADIO FISHとSMAPつながりがあるダンサーさんにももう少し触れたい。


このプロモーション動画の目的でもある、セカンドアルバムのタイプA(黄色いジャケット)には、赤坂BLITZでの単独ライブ映像、10曲入りDVDがついている(CDが13曲で、DVDが10曲)。

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)


このライブ映像には、SMAPの『CRAZY FIVE』で稲垣吾郎さんをおんぶするダンサーさんとして有名な、関根アヤノ(AYANO SEKINE)さんも登場している。お顔を見てすぐにわかって、なんだか嬉しい気持ちになった。


また、メンバーの紹介がてら書くと、中田さんの弟さんであるFISHBOY(フィッシュボーイ)さんは、香取慎吾さんの『慎吾ママの学園天国』PVにも出演している。


SHiN(しん)さんはSMAP共演は確認できていないが関ジャニのご経験はあるようだ。また特筆すべきは、リオオリンピックの閉会式で、土管の上で旗振りをしていたなかの一人なのだ。

オリラジとSMAPのつながり

オリラジが、木村さんに言及した動画について書いた過去記事として、以前下記のものを書いた。
(25)木村拓哉さんの演技が職業選択に与える影響


また、記事にはしていないが、オリラジがスマスマに出演した2006年9月4日放送回では、デビュー2年目のういういしいお二人、なかでも藤森さんの木村さん愛がさく裂している。


ほぼ藤森さんが喋りまくり、SMAPから笑いをとって、中田さんが藤森さんにそっと寄り添ってほとんど喋らないという、オリラジの立ち位置からしても、珍しい回でとても印象深い。



日頃、推測のみで記事は書かないようにしているが、今日はSMAPとRADIO FISHのどちらも、いまの私にとっては大切なグループなんだと再認識できる動画を紹介したく、記事を書いた。


話題にされているSMAPを誇らしく思い、話題にしているRADIO FISHの空気感に和み、どちらのグループ寄りの気持ちで観ても、気持ちが温かくなるようなリリースイベント動画だった。


これはきっと、わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからないというものかもしれない。違うタイプのグループだけど、どちらも大切な存在同士が、思いがけず結びついたこの映像は、私の心に小さな灯をともしてくれた気がした。


過剰なほめ言葉ではなくても、楽しそうな雰囲気で、この時期、普通にSMAPを話題にしていてくれたRADIO FISHのフラットさに、ただただ感謝したい。


SMAPを書いてこなければ、RADIO FISHを書くことはなかっただろうし、RADIO FISHを書かなければ、実はSMAPの時からブログを読んでいましたと、各地で声をかけてくださるオリラジファンのかたに出会えなかった。


両グループのファンのかたとお会いして、ファンのかたの推しグループ、推し担当への愛の深さを知るにつれ、これは自分だけの感想かなと書きよどむ思いを奮い立たされる。なんとなく素敵という一言に逃げず、この曖昧な感情や、抽象的なものを言葉にしようと思える。


私は小さな言葉の粒をここに置いておくだけだけど、言葉の粒を拾ってくれる人がいるうちは、ただ無心に書こうと思う。

SMAPファンのかたにあらためて

最後に、SMAP存続のための署名活動の10万人突破、『世界に一つだけの花』のトリプルミリオンまであと10万枚強、新聞一斉メッセージ、ハガキ職人さん、そのほかのSMAPを応援するすべてのかたたちに。


その深い愛は、必ず報われると信じています。
1月から続くおつらい日々で心が折れそうになることも多いでしょうが、ファンという尊い生き方を選んだご自身に、誇りを持ってください。


数字で結果を出し続ける、ファンの母数の多さと強い結束力の行動は、SMAPファンのパワーのたまもので、限界を超え続け、踏ん張り続ける姿にいつも勇気をもらいます。


12月の中居さんのラジオが、今年はお互い踏ん張ったなと、踏ん張り度合をたたえ合い、笑える時間になることを本当に願っています。


SMAPと、SMAPファンのみなさんがともに笑い合う姿が、ずっとこの先も続きますように。


みなさんの大切なSMAPを、私は少しずつでも文字にしていきます。
お互い、できることを、できるときに、できる大きさで。


最後は大きく脱線してしまいましたが、SMAPとRADIOFISHのことを一緒に考えると、大きく気持ちが揺さぶられるということがわかりました。それがどうしてなのかは、今はわからないですが。いつか視界がクリアになればいいなと思います。いつか、クリアにするんだろうなと思います。


では、また。

『PERFECT HALLOWEEN2016』でオリラジとRADIO FISHが果たした役割

こんにちは、検索迷子です。


10月22日(土)に横浜アリーナで行われた、『PERFECT HALLOWEEN 2016』に行ってきたので、その感想を書きたい。


なお、当記事はMCを務めたオリエンタルラジオのお二人と、RADIO FISHのことを中心に書く。今回オリラジは、MCとRADIO FISHの二つの顔を持っていたため、あえてグループ名を書き分けて表記していく。欅坂46、超特急の両グループの話題は、話の流れで少しだけ触れる。


ちなみに、RADIO FISHのことは当ブログで過去数記事書いているが、欅坂46、超特急については、たまたま仕事で発売前の雑誌記事の原稿チェックをしていたり、公式ページなどで基本情報の大まかなことは知っているという程度の知識でのぞんだ


毎回記事を書く際は、特定グループのファンという視点ではないため、あくまでライブ全体を俯瞰して、パフォーマンスの長所、こういうところは参考にしたいといった、自分が気になったポイントを中心に書いていく。


イベントレポート、セットリストを期待されているかたは、Twitterでのファンのかたのレポートや、これから放映予定のM-ON!の記事『M-ON! MUSIC【ライブレポート】欅坂46、超特急、RADIO FISH、旬な3組が織りなすカオスなハロウィンパーティー』などをご参照ください。

オリラジのMCと、スキルマスターのダンス見たさで

このパーフェクトハロウィン、当初はスケジュールの都合で行く予定ではなかった。
でも先日、RADIO FISHのリリースイベントに参加して、RADIO FISHの『WORLD IS MINE』リリースイベントでの熱気の記事を書いたことで、がぜん、大きなホールでRADIO FISH、なかでもスキルマスター4人のパフォーマンスを観たいと思うようになっていた。


が、それでもギリギリまで行く決心がつかなかった。RADIO FISHのワンマンライブではないということもあり、楽しめるかを懸念していた。最終的に行こうと思ったのは、オリラジがMCだったからだ。広い会場でアーティストライブのMCをする姿を、一度みてみたいという気持ちになった。それで急遽、オリラジファンのかたに同行させていただくことになった。


実際に行ってみて、ハロウィンにも関わらず、仕事先から仕事道具を抱えたまま出向き、仮装もしなかったが、会場の熱気や充実したパフォーマンスに3時間ほどがあっという間に過ぎた。歌とダンスとトークに、ただ夢中になり、アーティストのパフォーマンスに集中できて、本当に行って良かった。

オリラジのMCが全体を引き締める

個々のパフォーマンスの記憶も鮮烈だったが、ライブから少し日数が経過して振り返ると、このライブ、オリラジがMCだからこそ満足度が高いイベントになったのだと思うようになった。


何よりもライブ全体で思ったのは、場面ごとに、芸人とアーティストの顔を使い分けていく姿勢の素晴らしさが際立っていたということだ。オリラジは、ゴリゴリに表にも出られるし、誰かに光を当てる役割にも徹することができるのだと思った。一つのライブでこの両面が見られたのは、貴重な経験だと思った。


そう思った理由は2つある。
1つめは、オリラジがバラエティー番組やラジオ番組などで蓄積したMCとしてのスキルが、要所ごとに生きていると思う場面があったからだ。もう1つは、オリラジがRADIO FISHでアーティスト寄りの活動をして、ヒット曲を生んで実績を作ったことで、他のアーティストさんと芸人の壁がなくなっているということだ。


といっても、私はこの10か月ほどで集中して見てきたオリラジの動向しか、リアルタイムでは知らない。それでも、私が見てきたなりに、MCの上手さを実感させられたのだ。


具体的な場面を挙げてみる。
1つめのMCのスキルについてだが、オリラジのお二人は、アイドルとの接し方やアイドルを応援するファン心理を熟知していると思う場面がいくつもあった。


ライブ構成はざっくり言うと、欅坂46と超特急のほぼ単独ライブが各1時間程度、RADIO FISHの単独に続けて、最後はRADIO FISHの楽曲を両グループとのコラボで1時間程度という構成だった。オリラジがMCとして全楽曲紹介(イメージはMステのタモリさんとアナウンサー)に関わるかと思ったらそうではなく、一定時間だけ各グループのコーナーに絡んでいくスタイルだった。


会場で圧倒されたのが、欅坂46と超特急のファンのかたたちの応援する姿だ。それは、いわゆるグループを応援する「箱押し」もそうだが、「推しメン(バー)」への個別応援の熱気の凄さだった。オリラジがMCをしているときの、自分の推しメンを話題にしてというプッシュする空気と、話題にしてくれてありがとうという盛り上がりは、これまで見たことのない光景だった。


ファンのかたは、いかにMCに推しメンに光を当ててもらうかに敏感で、オリラジがMCをしている最中に推しメンを推しまくる全身でのアピール姿を見ながら、アイドルグループってひとつの戦場なのだと、推しメンの名前入りタオルやグッズを手にするファンを見て思わされた。必死に応援する姿がいじらしく(上から目線ですみません。両グループの年齢層がとても若かったので)、応援されるアイドルも幸せだなぁと思った。


ちなみにこの日、欅坂46では平手友梨奈さん、超特急ではユーキさんの印象がとても残った。両グループとも楽曲もパフォーマンスもビジュアルもよく、普通に応援したいと思うし、楽しめるライブだった。


そんななか、オリラジは『らじらー』などで見せる、ソツがなくバランスが良い接し方でMCをしていた。欅坂の際には、藤森さんがメンバーの名前をほぼ知らないとカミングアウトするなか、中田さんが複数人をフルネームで呼び、特長なども事前に調べて把握しているコメントをし、ああ、これは話題にされたメンバーとファンは嬉しいだろうなと思った。実際に話題になったメンバーを推しメンとするファンから、歓声もあがっていた。


超特急の時は、バックステージでの超特急の楽曲パフォーマンス中に、いきなり欅坂46の『サイレントマジョリティー』を完コピして、そこにいちゃもんをつける形でオリラジがセンターステージからカットインし、トロッコで乗り付けていくというスタイルだった。


一瞬、入りがいかにも芸人さんっぽいかなと思ったが、オリラジがここで凄いと思ったのは、あくまで超特急を立てた静かな小芝居に留め、決して過剰な芸人テンションではなかったことだ。そして、超特急のパフォーマンスの空気感をまるで壊さずに、最後にセンターステージで超特急の楽曲をオリラジとしてコラボをして、また静かにステージからはけていき、超特急はそのまま続けてパフォーマンスを行っていた。芸人でありつつ本当に自然な流れのまま場になじみ、そして去っていった。


アイドルグループのファン目線で考えると、この、欅坂46と超特急の持ち場を奪わずに両グループを立てる姿勢は、オリラジを嫌いになる要素は皆無で、むしろ好感を持ったのではないかと思った。実際に、オリラジがMCだったことを批判的にとらえたSNS上のコメントはまったく見かけていない。


ソツのないMCをする優等生ぶりに驚くところもあったが、この嫌われない濃度を察知するスキルは、アイドルグループのメンバーと数多く接してきた、経験値のたまものだろうと思った。


失礼ながら、歌番組で歌を歌わない芸人さんがMCをされていたりすると、妙にハイテンションだったり、場の空気とフィットしていないかたもいるが、今回のオリラジにはまるでそれがなかった。むしろ、先輩タレントとしての包容力すら感じるような立ち位置で、ヒット曲を持っているということがまたアーティストとしての彼らを引き立たせているかのようだった。


2つめは、オリラジがRADIO FISHで作った実績が、アーティストとしての格や存在感という形で垣間見えたことの驚きだ。芸人としての活動と並行して、アーティスト寄りの活動をしたことで、今年の代表曲ともいえるほどとなった『PERFECT HUMAN』のヒットを生んだ実績は思った以上に大きい。


この効果はファン層の変化だけでなく、他のアーティストさんからしても、オリラジという芸人と絡むという感覚をRADIO FISHという、いちアーティストとして接する感覚に変えたんだと思えるところが随所から伺えた。


むしろ芸能界でパフォーマンスする先輩として、RADIO FISHメンバー全員がとても落ち着いているように見えた。いまさら言うでもないことかもしれないが、歌ってパフォーマンスをするという選択は、オリラジの芸能活動の幅を広げるうえで正しい道だったと思える。中途半端に芸人色を残したままではなく、本気でアーティスト寄りのクオリティで取り組んできたことの効果が、こういう場で見られたのはとても良かったと思っている。

WORLD IS MINE(Type-B)

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RADIO FISHの魅力がさらに伝わるために

次に、RADIO FISHのライブパートの感想を書いておきたい。


まずオープニングで、RADIO FISH単独で『PERFECT HUMAN』を披露し、途中、中田さんがポップアップ(ステージ後方の床が開き、そこからジャンプをして、空中で静止ポーズを決めてから着地)で登場し、イベント名のコールを藤森さんが行ったとき会場はノリノリで、オリラジやRADIO FISHにとって、ここはアウェイではないのだと、まずは一安心した。


その後すぐに欅坂46の時間になったが、会場8500人の観客のうち、ペンライトは欅坂カラーのグリーンで埋め尽くされ、体感的には6000人が欅坂ファン、2000人が超特急、500人がRADIO FISH、という感じがした。その理由はこのあとに書く。


欅坂46、超特急のパフォーマンスが終わった開場2時間後、ちょうどRADIO FISHが登場するまでのわずかな時間、会場の観客は一斉にトイレ休憩を取り出して、人の出入りが激しくなった。そして、何よりもびっくりしたのは、それまでオールスタンディングだったのが、一気に人が座席に座り出したことだった。それも、折りたたんだ座席の上に寄り掛かるというのではなく、がっつり座席を下してしっかりと座る人が続出して、視界が一気に低くなったのだ。


私がいたのは、センター席後方、ほぼバックステージ手前だったため、会場全体が見渡せる場所だったが、この一気に座る速度の速さに、RADIO FISH大丈夫かなぁ、受け入れられるかなと不安になったRADIO FISHファンのかたは多かったようだ。気のせいか、グリーンで埋め尽くされたペンライトまで消されて、会場全体で立っているのは、もはやRADIO FISHファンだけなのではないくらいの空気になり、まばらなペンライトの光に同士をキョロキョロ探し合ったことと思う。


ちなみに私はこの日、直前にRADIO FISHのグッズ販売が決まったことで、やっと念願の12色のペンライトを購入できた。ファンでないと言いつつも、ペンライトがあったほうが全力で盛り上がれて単純に楽しく、リリイベの時に販売がなかったことから、その日はファンのかたに貸していただいたほどで、この日もグッズ販売がなければまた貸していただく予定だった。欅坂46や超特急のようなグッズ販売での行列はなかったが、それでもRADIO FISHのグッズを買っているかたは途切れず、欲しいかたは一定量いて、販売があって本当に良かったと思う。


ペンライトは、欅坂46のときはグリーンに合わせていたが、RADIO FISHは赤坂ライブの中田さんの指示があったということから、まずはブルーかな、それとも曲によっては黄色かなと、同行させていただいた人と話していたが、こういう複数アーティストライブときは、仲間のサインとなるような固定色があるほうが心強いと思った一瞬だった。それくらい、ふわりと淋しくなるような場面だったが、会場にいる少数精鋭のファンのかたたちを思いつつ、RADIO FISHをしっかり盛り上げようと気持ちを入れ替えた。


RADIO FISHファンは、オリラジのMCを盛り上げるためにも、欅坂46、超特急の時も全力応援を意識していたと思う。私もマナーとしてその意識でずっと立っていた。だから、既に2時間経過していたとはいえ、こんなにあからさまに座るんだと軽いショックを受けた。RADIO FISHってまだ認知度が低いのかなぁと。それとも認知度はあっても、推しグループでなければこういう感じなのかなぁと思ったり。


RADIO FISHの楽曲が始まり、メンバー紹介となっても、座り続けるかたたちは、まったく立ち上がる気配を見せなかった。スキルマスターを紹介していたときにメンバーの名前を叫んだが、趣味でボイストレーニングをしていて声が大きい私は、前列から冷ややかな目線でいちいち振り向かれた。でも、気にせずとにかく4人の名前をしっかり呼べて、まずは大満足だった。私はスキルマスターのダンスを見たくてここに来たのだから、いま応援しないでどうするという気迫で声を出した。

コラボ曲になってRADIO FISHの魅力が引き立つ

そして、欅坂46と超特急のコラボ曲になったとたん、全体が再び立ち始めた。もう、ここぞとばかり、NAKATAコールをし、周囲にいた、それまでNAKATAコールに冷ややかだったかたたちも、どの楽曲も「NAKATA!」でいいのねと把握したかのように、だんだんと声が大きくなっていき、ノリノリになってくれた。


最後の全員コラボの『PERFECT HUMAN』はもう大歓声で、短時間でよくここまで場の空気を盛り上げられて、良かったとほっとしたし、『PERFECT HUMAN』はそういう力がある楽曲なのだと改めて思った。


でも何より、他グループのファンを魅了していったのは、随所から漏れ聞こえていた、RADIO FISHってカッコイイという声からもわかる、パフォーマンスの完成度の高さだったと思う。「ダンス、すげぇ」「やばい、マジ、イケメンじゃん」という声もしっかりキャッチできた。


先にも書いたが、私はほぼバックステージ寄りの場所だったが、肉眼でもはっきりとRADIO FISH、なかでもスキルマスター4人のダンスのキレがはっきりと見えた。センターステージ左右には液晶があったが、それよりも肉眼で見る彼らの動きの美しさ、しなやかさは素晴らしかった。もう、このダンスを観たくて来た人間からすると、大きなステージでもステージ負けしない、パフォーマンスに目が奪われた。


また、会場左右の花道を歩く各アーティスト(この日の出演者34名は、折に触れ花道を通ってくれたので、全員を近くで見られた)は、誰もがキラキラしていたが、RADIO FISHの6人もビジュアル的に本当にステージ映えすると思った。


以前、リリイベの話題の際には書けなかったが、あの日、写真撮影のため6人の真ん中に入った瞬間、全員の目がキラキラで王子様度が高く、話しかけられて視線を向けた中田さんの美肌に驚き、「私、いま、人生で一番イケメン比率が高い場所にいる」と瞬時に震えるような思いがしていたことを思い出した。


オリラジのお二人ももはや芸人の顔ではなく、普通にハンサムなお兄さんだし、スキルマスター4人は立ち姿もそうだが、しぐさ全般、観客席に向ける視線そのものがもはや4人ともモデルのようだった。これはひいき目にと言うことではなく、手の振り方もきれいで、自分の全身の魅せ方を熟知している人なんだと思った。


また、RADIO FISHの活動を始めた当初の、オリラジを引き立てるダンサーという雰囲気はまるでなく、自分たちはグループの一員なんだという自信に満ちた笑顔が、さらに良かったと思う。あの表情を見ると、バックダンサーという言いかたはできないくらい、本当にいい笑顔をしていた。RADIO FISHってオリラジ+ダンサーではなく、6人の個々のアーティストで成り立つグループなんだとしみじみ思った。


仮装的には、奇抜な設定なので突っ込みどころが満載だったが、FISHBOYさん、Show-heyさん、SHiNさん、つとむさんそれぞれに、不思議なのだけど妙に似合っているという面白味があった。また、超特急が仮装と被り物によってイケメン度合いが見られなかったり、ダンスがしづらそうで残念だったのに対して、スキルマスター4人が白塗りをしたり、被り物をしてダンスが全力でできないということがなくて良かったと思ったりした。今後仮装をすることがあっても、最低限、不自由なく全身で踊れるスタイルであってほしいと切に思った。


それから、ラストの欅坂46と超特急のコラボは、とてもクオリティが高く壮大なパフォーマンスに仕上がっていて、見ごたえがあるいいシーンだった。超特急はShow-heyさん振り付けのダンスも既にしていたということで、当然ながらダンスがうまいと思ったが、欅坂46のメンバーがものすごくしっかりと腰を入れて、キレキレのダンスの振りをしている姿を見て、ちょっと感動してしまった。大人数でのパフォーマンスゆえに、この仕上がりの印象を左右したのは、間違いなく人数が多い欅坂46のダンスの完成度だったと思うが、とても素晴らしかった。


これは、本人たちのがんばりももちろんあるだろうが、一流のダンサー4人にしっかり指導されると、このクオリティに仕上がるのかと思うほどのレベルの高さで、本当に凄いと思った。『PERFECT HUMAN』は特に、やってみた動画がたくさんアップされているものだが、スキルマスターからじきじきに指導されると、こんなにきれいなのだとびっくりするレベルの仕上がりで、最後を締めくくるのにふさわしいパフォーマンスだったと思う。


中田さんのナポレオンコスプレでの最後の巨大帽子、あれも場を和ませたりする効果があって、最後はアーティスト顔からMCのオリラジ顔になり、藤森さんとともにしっかりお笑いで締めてくれた感じも良かった。高揚したライブの終わりの最後が笑いの渦となり、穏やかな気分をもらえた感じがして、とてもいい締めくくりとなった。

来年もこのライブがあることを願い

最後に、この『PERFECT HALLOWEEN2016』のライブ、ライブのタイトル通り、『PERFECT HUMAN』をヒットさせたオリラジとRADIO FISHへの信頼があってこそライブが企画されて、無事に成功させられたイベントだったと思う。


オープニングとエンディングを『PERFECT HUMAN』が飾ったことで全体が引き締まり、ワンマンではないのに一体感を持って終演を迎えられたというのは、RADIO FISHがパフォーマンスのクオリティを引き上げる役割を果たし、オリラジが経験値豊かなMCで場を盛り上げたことが大きい。MCはオリラジでなければならなかったし、RADIO FISHはトリにふさわしかった。


オリラジが小さく始めてきたアクションが、ここまで多くの人を巻き込み、8500人規模で人を幸せな気分にしてくれたんだと思うと、RADIO FISHを始める勇気を持ってくれてありがとうと言いたい。それくらい楽しい時間だった。


ライブ名には、『2016』とついていた。そして、オリラジは最後のMCで「また来年!」と言っていた。たぶん、オリラジにとっても、また来年があることが最大限の評価なのだろうと思う。


どうか、今年のライブが評価されて、来年また、このライブが開催されますように。



また、否定的なことは書かないポリシーですが、会場で残念だったことを一つ。バックステージのパフォーマンスが全く見えなかったため、バックステージ側から見て5列目にいながら、センターステージ側のモニターを見るのは申し訳ない気分になった。人々の隙間から、アーティストの脚や指さえも全く何もみえないほどとは思わず、バックステージが近いメリットゼロだったのは本当に残念だった。



なお、メモなしに一気に書いたため、細かい点の間違いなどあったらご指摘ください。

最近、このブログをきっかけに、デビュー当時からオリラジを応援しているかたに声をかけていただく機会が増えて、オリラジについて急速に知識量が増えています。だから、ファンのかたに失礼がないようにと思って書いていますが、あまり考えすぎるとプレッシャーで書けなくなりそうなので、私なりの視点でコツコツと書こうと思います。


それから、ときどきブログが長いと言われますが、長文で一話読み切りで書くスタイルは意図的にやっています。中田さんに「あの長文の?」とリリイベで言われたこともあり、SNS短文時代にこれも一つの個性だと思って書いています。ちなみに本業も書く仕事のため、文字数指定ありでも短文でも書けます(むしろ普段はそういう制約ありき)。また、ここは個人ブログなので、推敲なしに一発で書き上げているため、若干内容が粗いのはお許しください。


では、また。

RADIO FISHの『WORLD IS MINE』リリースイベントでの熱気

こんにちは、検索迷子です。


10月12日にラゾーナ川崎で行われた、RADIO FISHの2ndアルバム『WORLD IS MINE』のリリースイベントに行ってきた。

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

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初のRADIO FISHのイベント参加だったこともあり、詳細に観覧レポートを書きたいところだが、今日は私の体験記よりも、RADIO FISHのパフォーマンスにできるだけ絞って書こうと思う。


このイベントは撮影可で、CD購入者全員にRADIO FISHとの撮影会もあったことから、数多くの動画や写真がTwitterでもあがっており、イベントの楽しげな様子はそちらでかなり伝わってくると思う。


私は、この日の熱気やRADIO FISHの素晴らしさを、文字だけで伝えられる自信はないが、それでもやっぱり書きたいと思った。彼らの2016年10月12日の輝きを言葉にしておきたくて、どんな小さなことでも記録しようと思っている。


過去、RADIO FISHのダンスパフォーマンスについて4つ記事を書いた。

RADIO FISHの『ULTRA TIGER』の熱量
RADIO FISHの『ULTRA TIGER』のダンスの秀逸さ
RADIO FISHの『GOLDEN TOWER』のみどころ
RADIO FISHのダンス記事まとめと、中田さんのダンス


これらの記事は、全てテレビ視聴や動画をもとにして書いたものだが、繰り返し視聴したなりに細かいことは書けたのかなと思っていた。


が、実際のライブパフォーマンスを目にしてみて、RADIO FISHはライブで観たほうが格段に良くて、自分が書けたことはほんの一部なのだと衝撃を受けた。


書きたいポイントはいろいろあるが、今日はさしあたりイベント全体を俯瞰した感想を、「ステージと照明」、「撮影許可の効果」、「スキルマスターの個性への着目」の3点で書いた後で、最後に、自分の撮影会体験についても触れておきたい。

シンプルなステージで映える実力

パフォーマンス全体で印象に残ったのは、RADIO FISHのメンバーは、身一つで戦える実力者の集まりだということだった。ステージという板さえあえれば、いつでも、自分の武器を全力で出せるかたたちなんだと強烈に思った。そして、目の前にいるファンを喜ばせることに本気で集中していると思った。


わかりにくいかもしれないので、どうしてそう思ったのか、説明のために会場の話を補足したい。


ラゾーナ川崎は、リリースイベントがよく開催されている場所という知識はあったが、屋外のライブステージが、失礼を承知で書くとあまりにシンプルすぎるステージだった。


私はセンターから向かって右寄りの3列目で、オリラジの古くからのファンのかたたち5人のお仲間に入れていただいて観覧した。


ステージの天井は吹き抜けで、四方は枠組みの柱のみ、ステージと観覧席とはわずか3段の階段の段差で、最前列からは1メートル程度の距離という近さだった。


商業施設に360度囲まれた場所にステージはあり、開演少し前に白い背景のスクリーンが降りてきたが、背景には何かが投影されることはない白壁の役割だった。


一番何にびっくりしたかというと、照明の少なさだった。照明はステージのセンターのみに当たり、ステージ先端の三角形のせり出しや左右には、全く当たってなかった。このままステージをするのだろうかと心配になるくらいの照明だった。


18時の開演前から外は暗くなっていき、RADIO FISHが登場し、パフォーマンスを始めると案の定、メンバーがステージのせり出しに来たり、左右に散るとパフォーマンスが暗すぎて見えないのが気になり、少しだけ残念な気持ちになった。


でも、と思い直した。
素人以上に、照明の度合はパフォーマンスをするRADIO FISHメンバーが一番わかっているはずだと。彼らはステージでパフォーマンスをし続けてきたプロなのだと。


照明が足りないことがわかっていても、観客により近づくために、熱を込めて中田さんや藤森さんは、センターの三角のせり出しに出て来てくれた。スキルマスター4人は、ステージの広さを最大限に利用して、こじんまりと踊ったりせず、全身を使ったパフォーマンスをしてくれた。


照明なんて関係なく、今ここでできる最高のものを見せようとしてくれていた。そう思うと、その懸命な姿に胸が打たれた。環境がどうであれ、今この瞬間のベストを尽くそうとしてくれているんだと、一瞬一瞬がかけがえのないものに思えた。


オリラジのお2人も、スキルマスター4人も、トークやダンスという身体一つでできることで、ステージという板の上で経験を積んできた。それも、ライブという生の場で、アドリブやトラブルシューティング込みで実力を出し続けてきたかたたちなのだ。


彼らはどんな環境でも、瞬時に自分の身体を使ったパフォーマンスができる強さがあるんだ、ものすごい集中力で実力を出し切れるかたたちなんだと、つくづく思わされた時間だった。


照明一つでそんなことは思っていないかもしれないが、アーティストのなかには照明にこだわりぬくかたも多いと聞くので、今回の「明かりがない場所での全力パフォーマンス」には驚かされたのだ。

撮影可とした効果がてきめんに

この日のイベントは、ぜひTwitterなどのSNSでの映像とともに楽しんでほしいと思う。実はこのイベントは、直前まで撮影禁止だったが、開始直前に撮影許可が下りたとアナウンスがあって、主に前列にいたファンのかたの愛ある目線で撮影された、ネット上に動画や写真が満載なのだ。


この日、報道カメラの大半は、観覧席後方に配置されていたため、実はワイドショーなどのカメラでは、中田さんがセンターにいる時の見せ場で、顔に全く照明が当たっていない。それは、一般のかたに観ていただくにはとても残念な映像だが、現場にいた自分には、それだけ至近距離に彼らが寄ってくれていたことの証明でもあり、感動すら覚える場面でもあったのだ。


中田さんや藤森さんがせり出しに来た時に、手が届きそうな距離に前列は一気にヒートアップしたし、スキルマスターが左右に散って、ステージをより広く使ってファンにパフォーマンスをしてくれる姿を見て、会場の一体感はどんどん増していった。報道のカメラには収まりきらない熱気が、確実にあの場所にはあった。


そして、その熱気を補う役割を果たしていたのが、実はファンの撮影した動画であり、写真だった。報道のカメラはステージとほぼ同じ高さで、会場はスタンディングだったこともあり、RADIO FISHが高低差を付けたパフォーマンスをしているとき、観客の肩越しにしか撮影していない報道カメラは、バストアップ位置しかとらえきれていない。


ファンが撮影したものは、左右の両角度からバランスよく、マルチアングルでアップされていて、本当に見ごたえがあるものが多い。至近距離で彼らの素敵ポイントをしっかりと把握しつつ、シャッターチャンスを逃していないのは、さすがにファン目線だと感心してしまう。ファンのカメラは、うわー、ここが観たかったんだというポイントを見事におさえてくれている。


RADIO FISHのメンバーはTwitterやインスタなどで、SNSととても効果的に利用してファンに情報を伝えてくれているが、この撮影許可という太っ腹には本当に驚いた。でもふと、スキルマスター4人の個々の活動でのダンスはよく動画で上がっていて私もよくそれらを観ていたので、ダンスパフォーマンスと撮影は、とても相性がいいんだなと思った。


多くのアーティストのライブで撮影可はなかなかなく、ダンスの世界では撮影フリーなのがずっと驚きだったが(本当に撮影フリーかはわからないが、スキルマスターのダンス動画では、観客が撮影している姿が多いのでフリーなのかと想像している)、こうしてパフォーマンスが観られるって、興味を持つ入口としていいなと思っていた。


今回のイベントの撮影許可は、かゆいところに手が届くアングルをファンが多数撮影してくれて、RADIO FISHの良さを知ってもらう、とてもいい効果を生んだと思う。特に、スキルマスターのダンスをマルチアングルで観たいと思っている層には、ありがたいと思うほどだ。


また、先に照明のことをまるでマイナス要素のように書いたが、実はこの「かっこよすぎない単一の照明」が、照明に凝った歌番組などで、はっきりと見えなかったスキルマスターのダンスの細部が、クリアにわかって逆にいい効果も生んでいたのだ。あ、そこってそんなに細かい振りが入っていたんだ、と思う箇所がいくつもあった。


個人的にはまったく撮影はせず、すべてを肉眼で観ていたが、アップしてくれた映像にはとても楽しませてもらったし、これを観ているとまた新たな側面で、スキルマスターのダンスのことを書きたい気持ちにもなる。

スキルマスターの個性が際立つ

個人的にとても嬉しかったのは、スキルマスター4人がヘッドセットマイクをつけていたことだ。全員の声を初めて聴けたのはなかなか良かった。


FISHBOYさんの声は、ダンス動画でよくコメントしている場面を観ているし、soraniwaのラジオも視聴しているためなじみがあった。でも、生声を聴いて初めて、中田さんと本当に区別がつかないんだとびっくりした。これまでは似てるけどちょっと違うと思っていたが、この日はどちらが喋っているのか一瞬わからなくなるほどだった。


他の3人の声はほぼ初めて聴いたので、うわーこういう声だったんだと思った。きちんとマイクをつけて喋る時間もとって、4人を大事なメンバーとして扱っているところが、RADIO FISHっていいなと思った。


MCコーナーでの自己紹介も個性があって面白く、ダンスパフォーマンスをじっくりと観られたのはとてもよかった。何より、瞬時に踊り出せるトップスピードの入れ方が凄いと思って、あらためて踊りを本業としているかっこよさを感じた。


でも、テレビのワイドショーなどでの扱いは、オリラジ2人しか名前表記がなかったり、4人にお話を振ることがなかったりして、まだまだ4人の魅力が引き出しきれていないと思う面も多く、コミュニケーション能力が高い(SHiNさんはシャイなようですが)スキルマスターの良さにもっと光があたり、軽妙なトークも放送されてほしいなと思う。


みなさんお話しが上手そうな感じなのに、イケメン要員としてニコニコ微笑んでいるだけではもったいない。特に、つとむさんの突っ込み上手なところとか愛嬌とかは、もっとテレビの場面で観たいと思った。


それから、この日とても感動したのは、show-heyさんが舞台からはけるときの姿だった。数回ステージに上がって、はける場面があったが、show-heyさんは常にRADIO FISHメンバーの一番最後にステージを降りていた。


ステージ脇にすっと起立し、観客席を一望して、深々と一礼をしているのを観た瞬間、ああ、show-heyさんは舞台の神様の存在を敬い、観客を敬って、1ステージごとにここに立てていることに感謝しながら踊るかたなんだと想像した。本当に舞台を愛し、舞台に愛されて生きているかたなんだと思った。もう、その清い精神を観ただけで、泣きたいほどに感動してしまった。


MCで藤森さんが話題にしていたが、「へい様」という愛称で呼ばれる理由がダンスパフォーマンスの色気だけでなく、こういう部分にもあるのだなと思った。ちなみに私もイベントの一番最後、撮影会も全部終了したあとの本当に一番最後のステージを降りる瞬間のshow-heyさんの立ち姿を観たとき、一緒にいたかたたちとともに、「へい様ーー」と叫び、今日一日楽しかった、ありがとうの気持ちを込めて、手をぶんぶんに振ってきた。


こういう姿を見たのは、show-heyさんだけだったけれど、私はこの日、RADIO FISH6人がライブという生の場で実力を鍛えてきて、舞台が本当に好きで好きで、お客さんを笑顔にするのが心から好きなんだということを肌でビシビシと感じることができた。


RADIO FISHって、奇跡的な出会いをした最強の舞台人の6人だと思った。この世に舞台の神様が本当にいるのなら、彼らの輝きが増すステージをどうかもっと、と願わずにはいられない。



最後に、自分の写真撮影会のことを書こうと思ったが、さすがに長くなりすぎたので機会を改めて書こうと思う。


でも、一つだけ。
中田さんに「次は、俺を5万字で書くように。」と、
撮影ポーズをとりながら隣で言われて、くらくらした。


それは春先、何の根拠もなく、
一文字もオリラジの話題を書いていないとき、
年内にそう言われる自分を目指そうと思っていた、その一言だった。


リップサービスだとしても、完璧すぎる。


いろんな意味で、震えが来る一日だった。


さすがに濃密な一日を読み切りでは書けなかったため、次回、続きを書ければと思う。


では、また。