愛をふりまく

こんにちは、検索迷子です。


以前、『史上最高のセミナー』を読んだ際、
ジャック・キャンフィールド、マーク・V・ハンセンの『こころのチキンスープ』が気になっていたため、本作を読んでみた。

こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語

こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語


ちなみに、『史上最高のセミナー』では二人は次のように語っている。

第2章 マーク・ビクター・ハンセン(こころのチキンスープ)
「収入の一割を納めた瞬間、『世の中』全体が自分に向かって開かれる」


第4章 ジャック・キャンフィールド(こころのチキンスープ)
「自分の人生に100パーセント責任を持つ」

今日は、何作か邦訳が発行されているうち、
まずは最初の『こころのチキンスープ−愛と奇跡の物語』を手にした。


本書は、講演会を中心に語られた内容を再録したもので、
繰り返し語られた、心にしみるストーリーが多い。



どれもが珠玉の話であり、読み応えがある。
そして、はっとさせられる言葉の宝庫だ。
いくつかを紹介していきたいと思う。


エピソードとして登場する人物も著名人もいれば、
一般の人や作者不明といったものもある。
それでも、語り継がれたエピソードは、
何か普通にありそうで、特別な出来事が多い。
日ごろ、何かを見落とし、
何かに心を奪われずにやりすごしていることを、
この本は立ち止まって考えさせてくれる。


マザー・テレサの愛


本書は、メインとなる話題の枕として、名言を使っているケースが多い。
あらかじめお断りしていきますが、
章とタイトルは本書のものであり、引用されているもののタイトルではありません。


たとえば、次に取り上げるマザー・テレサは、
マザー・テレサがメインの話ではありません。
その世界観をもとに、
一般の方たちの体験をエピソードとして伝えていくという形式です。

第一章 愛の力
スラム街の奇跡

 行く先々で愛をふりまきなさい。まずは、自分の家からはじめ、子どもたちに、伴侶に、そして隣の人に愛を与えなさい。あなたに会いに来る人を幸せな気分にして帰しなさい。神のやさしさをあなたが身をもって示しなさい。あなたの表情にも、まなざしにも、笑顔にも、心をこめたあいさつにも、神の優しさを宿すことによって。


マザー・テレサ

同章 
ほほ笑み


あたたかいほほ笑み……
妻に夫に子どもに
そしてすべての人に
ほほ笑みかけなさい
ほほ笑みは心に愛を育てます


マザー・テレサ


愛をふりまき、ほほ笑む。
こういうことだけでも、ごく自然に行動できなかったりする。


愛の大切さは、まずはほほ笑みから。
愛をふりまくことで、変わる風景があると信じて。


では、また。