(51)輝き続ける、SMAPという6つの星屑

こんにちは、検索迷子です。


早いもので今日はもう、12月30日。
12月26日のスマスマの放送や、そのほかのSMAPの話題で、いろいろ思うことはあるが、何も消化しきれていない。だからその話題は、いつか書ける日を待とうと思う。


そんななか、今朝の朝日新聞朝刊広告を見た。
SMAPファンのかたを中心に、クラウドファンディングで資金調達をして実現したこの広告、参画された1万3000人と、参画はできなかったけれどもSMAPを応援したいというかたたちの熱意を強く感じ、朝からずっと心を揺さぶられた。


なかでも、6つの星に込められた「6人でSMAP」の思いにはっとして、それで今日は、このブログで初めて、森さんの話題にも少し触れたいと思って書き始める。

無言を貫く覚悟

年初の報道以降、ほぼ無言を貫くSMAPを観ながらずっと、自分の書くテーマを探ってきた。


無言を貫く覚悟を決めたかのような彼らの姿を見て、芸能界を知る立場ではない自分が、真偽の定かではない間接的な情報を集めて書けることはないと思ってきた。真実にリーチしたい気持ちを自制するように、心を鬼にして記事を書かずにきた。


私は人が持つ美しさを、より美しく、広く紹介するためにブログを書きたいと思っている。だからといって、批判や負の感情、猜疑心、罵詈雑言の視点を持ち合わせていないかというと、そうではない。むしろ、美しさを見つめる同じ深さで、闇の部分を考える続けることもある。


たとえ個人のブログであろうと、ほぼ、全方位でガラス張りのネット上では、文字を書き残す責任がある。陰でこっそりと書ける場のようでいて、それは必ず誰かが見ている。実際に私も過去、ネット上のいさかいや誹謗中傷などの闇の部分を監視し、追跡して書き手を特定し、警告を出すという仕事もしていたことがある。


負になだれこむ言葉のストッパーは、一度外すと制御がきかない。だからこそ、言葉を暴力的には使わない強い気持ちが必要だと思っている。昔、その当時の国内最大級規模のネットサービスに携わり、言葉の暴力性にダイレクトに触れてきたからこそ、この怒涛の一年の出来事に、中途半端な言葉で加担することはできなかった。


思いを、何でも言葉にしていいわけではない。それは今年、何度も自分に言い聞かせたことだった。

目の前のことに集中し続ける、SMAPの姿勢

彼らの無言を貫く覚悟を見つめながら、考えさせられることは多かった。


SMAPがこの一年貫き通した、言葉なき心の言葉たちを、私は憶測で書くことはできない。自分個人として、そのときどきのテレビやラジオで受け止めたものはあるが、それは答え合わせができない自分だけの感想で、文字にはしないと心に留めてきた。


事実としてわかったのは、語らない、ということだけだ。語れない、と書きたいところだが、それすら推測でしかない。だから、語らないという事実だけが、今、目の前でわかることだった。


そして、この一年、彼らは本当にプロ精神を持ち続けているかたたちだと、あらためて思うことが多かった。


心の中に複雑に絡まっているだろう感情、外野のノイズ、行動範囲の規制など、彼らを精神的にも外的にも蝕む要素は、いくらでもあっただろう。


でも、彼らは見かけ上は淡々と、目の前の仕事に取り組み続けた。メディアに出続け、その現場ごとで求められる役割に成果を出し続けた。


何よりも凄いのは、5人が5人とも同じように、仕事の評価を一ミリも下げることなく仕事を全うしていたことだ。職業人としては当然かもしれないが、当然なことがまかり通らない不条理さのなか、平常心を保つことはどれほど大変だっただろう。


心情がどうであろうと、それまで積み上げてきたものを破たんさせることもなく、むしろこれまで通り、仕事ごとに新たな側面を見せてくれたり、仕事を楽しんでいたりして、こなした仕事の数だけ評価を高めていった。


この、目の前の仕事に常に真剣に向き合う姿勢こそ、SMAPSMAPたるゆえんなんだと、今年の一年であらためて彼らの底力を見せてもらった気がする。

森さんも現場の第一線で、今日も戦い続ける

最近、仕事でオートレースの記事をチェックすることがあり、ほんの少しではあるが、森且行さんがSMAPを脱退した後、活躍しているオートレース業界というものがわかってきた。


詳細に書くほどの知識はないが、1つだけはっきりとわかったことがある。


それは、オートレース業界において森さんは、すでに大御所の位置にいる、ということだ。知っているかたからすれば20年近くいる業界だから、当然のことかもしれない。でも、20年現役で活躍しているということが、どれほど凄いのかまざまざとわかってきた。


オートレース界では、20代の選手も多く活躍されている事実を知ったとき、40代の森さんがどれだけの努力を重ねて、一戦一戦のレースを積み重ねてきたのか、その重みがずしんときたのだ。


職業としてのアスリートは、選手寿命が決して長くはない競技が多い。サッカーなら三浦知良さんとか、野球なら誰々さんとか、40代の現役選手は現役続行をしているという意味での注目もされる。


オートレース業界に、そうした、最適年齢ゾーン的な見方があるのかは定かではないが、レースごとに勝敗が一目瞭然となる世界にいて、どれほど注意深く体のメンテナンスをし、強い精神力を保ち続けているのかと思うと、森さんが本気でオートレース業界に飛び込んだ覚悟や取り組みが伝わり、いまさらながらその凄みがわかってきた。


と、森さんのオートレース業界の活躍を知るたびに、SMAPもまた、40代になってもアイドルという前人未到の領域に入り、かつずっと第一線で活躍してきているという共通点に気がついた。


森さんもSMAPも、彼らが第一線であることは当然とずっと見てきたが、これは並大抵のことではなかったんだと驚かされる。


冷静に考えると、現場の第一線から降りないどころか、もっと高みを見ていこうとする姿勢も共通しているし、業界の流れを変える先駆者的な役割を担ってきたという点も同じだ。


オートレース業界の記事を読むと、森さんは広告塔的な役割を担ったり、スマートな身だしなみやふるまいに配慮したりして、後輩に影響を与えているようだ。また、女性ファンの増加に貢献し、オートレース場の環境改善も進み、業界で戦績だけでなく、多大な功績を残しているのだ。


SMAPという名前を語っていい、この世の中のたった6人が、6様にこれほど活躍し続けている、その事実がどれほど偉大なことなのか、いまさらながら振り返って驚かされている。

今年最後の決戦の日

12月31日大晦日
森さんは、川口オートレース場で行われる、スーパースターシリーズ決定戦の最終日の優勝決定戦に出場する。


優勝決定戦は、複数日に渡るレースで勝ち上がらないと出場できない仕組みで、森さんは今年、優勝決定戦に出られないレースがいくつもあった。きっと悔しい思いをたくさんし、マシンも身体のメンテナンスも十分に見直して来たことだろう。


そんななか、このSMAPSMAPでいられるかもしれない最後の日に、森さんは森さんの世界で戦いに挑む。


SMAP5人と、森さんにこの日、物理的な接点はたぶんないだろう。
それぞれがそれぞれの場所で、その日に自分が果たすべき役割に全力で集中するのだろう。


でも、6つの星屑たちはきっと、魂でつながって、心でエールを送りあっているのだと思う。


そこに過剰な言葉はいらない。
ただ、ただ、お互いを思い合う気持ちだけがあれば、それで伝わりあえる存在同士なのだと思う。



2016年が、終わる。


これほど、年末の最後の一日に、特別な意味が乗った年はなかった。


丁寧に目の前のことに集中しながら、第一線で輝き続け、決して第一線から逃げない6人のSMAP


彼らに敬意を表し、これからも、心から応援したいと思う。


神様、どうか彼らがずっと輝き続けていられるよう、見守っていてください。


では、また。



今日、初めて森さんの話題を書きましたが、ざっと調べて書いたため、事実に間違いがあればご指摘いただければと思います。


追記:
記事アップ後、オートレースにお詳しいから教えていただきましたが、森さんの明日のレースは、SMAPと約束をした「SG優勝」という、「SG」グレードのレースではなく、その下にあたるグレードとのことです。森さんは今年、「SG」参加資格となる年間ポイントが不足し、このグレートの出場にはいたらなかったそうです。


あらためて、森さんがどれほどの情熱で「SGでの優勝」を目標に戦っているのか、その厳しい世界が、少し理解できたような気がします。


読んでくださった、森さんのレースを見守り続けているかたに、心からお礼申し上げます。


コラボブログについて

今日は、「剛 しっかりしなさい!」のブログ運営者である、凪(なぎ)さんの【SMAPとココカラ】 (48)Harlm River Drive “SMAPの前にはいつも 一番高いハードルが置かれている。”(49)This is Love(50)愛の灯〜君とメリークリスマス 事実と真実 を受けて、コラボブログ第51回として書いた。


主旨について
ブログ主旨については、下記にリンク先を掲載している。
【コラボブログ:SMAPとココカラ】(2)SMAPとファンは、もはや一つの組織の最下段、【コラボブログ:SMAPとココカラ】(4)木村拓哉さんの自己犠牲の精神の序盤で紹介している。