草なぎ剛さんの筆跡

こんにちは、検索迷子です。


ブログを始めて6年になるが、
初めて一日に複数の記事を書こうとしている。


多くのかたに草なぎさんの話を読んでいただけるようになり、
きちんと書きたいという思いもあるが、
身構えると書けなくなってしまうので、
少し軽めのものも織り交ぜていこうと思う。


これまで自分のなかに留めておいた、草なぎさんの不思議さを、
一度記録しておきたいという自分の気持ちの整理のためだけに、
好きなことを好きなタイミングで書くほうが、
きっと話題は広がるのかなと思う。


草なぎさんの声の話題を3連続で書きました。
草なぎ剛さんの声の距離感
草なぎ剛さんの声と胸筋
草なぎ剛さんの誰かを呼ぶ声


声の話題を期待されていたらすみませんが、
今回は、草なぎさんの筆跡について書いてみようと思う。


草なぎさんの筆跡といっても、当然ながら直筆のものは持っていない。
そのため、画像検索で見られたものからの推測で、
現在時点の筆跡とは違うかもしれないことを、
あらかじめお断りしておきます。


インターネットやメールやSNSが普及してから、
身近にいる親しい人や、勤め先の人だとしても、
直筆をみなくなったと思うことはないだろうか。
年賀状の習慣も以前よりも減って、
何年も一緒に仕事をしている人のふとしたときの直筆を見て、
え、こんな字を書くんだと思ったりする。


という時代ではあるが、
私は情報にかかわる仕事をしていることもあり、
手書きの生原稿や何かの走り書きを見ることが今でも多い。


達筆すぎる筆跡から情報を整理するということも、
わりとずっと行っている。
だからというわけではないが、
筆跡と性格との関係って面白いなと思っている。


筆跡鑑定のプロでもなんでもないが、
本人が書く、本人の氏名というのは、
人生で一番多く書いているはずだろうから、
やはり性格が出るなぁと思う。


たとえば、
マジックインキがわかりやすいが、ペンの使い方ひとつとっても、
どの面を使うのかによって文字の太さも異なり、印象も違う。
平たい面を活用するのか、平たい面のなかでも、
先端を鋭利な角度で持って細字にするのか、
ペン一つの使い方からして違う。


そして、意外と特徴がでるのが、
文字を丁寧に書くのか、省略気味に速く書くのかだと思う。
書かれた文字を見ると、書くスピードが想像できる部分もある。


話題が拡散しないためにも、
草なぎさんだけの印象に留めておきたいのだが、
比較したほうがわかりやすいため、今日はSMAP五人で、
筆跡の印象を書いてみようと思う。
もし手元に5人全員の筆跡がわかるものがあれば、
ぜひみてみてください。


あくまでも、自分の氏名を書いたとき限定ということです。
番組でフィリップを書くときはまた違うと思うので。


草なぎさんの文字を見たとき驚いたのが、
この人は、武士のような骨太さで、トメやハネがしっかりした、
ずいぶんきれいな文字を書く人だと思ったのだ。
以前、線が細い印象があったときに初めて見たのだが、
なんとしっかりした字を書くのだろうと思った。


どこも手を抜いていない誠実な文字なのだ。
調べたことはないのだが、マジックやサインペンのはずが、
習字のようにも思えるくらいのきれいさだった。


そして、これも意外だったのだが、
木村さんと同じような性質の文字なのだ。
ほんの少し右上がり気味で、きっちりとしている。
お二人は剣道をしていたという共通項があるが、
この二人は武士の魂みたいな部分で似ているのかもと思った。
たたずまいがまるで、正座をしているような芯を感じる字なのだ。


でも、ほんの少し違っているところがあり、
木村さんは文字にもパフォーマンスや色気が出ている。
それはハネを強調したり、省略箇所をきれいに演出しているような、
文字さえも美しさに手抜かりがないような字なのだ。
そして、書くスピードも少しリズム感があるような躍動性を感じる。


草なぎさんは、字を書くのは速くないように思う。
丁寧に書いていそうな字なのだ。
字を書く速さは別に競うようなポイントではないのだが、
自分自身、文字を書くのが驚異的に速いと言われている。


ホワイトボードで字を書くと、毎回驚かれるので、
何故なんだろうと思ったら、活字に接触する機会が多いため、
単語の脳内変換とか漢字がすぐに出てくるのと、
それほど深く考えずどんどん書くからなのだと思った。


だから、丁寧に文字を書くという習慣がなく、
丁寧に文字を書いている人が逆に気になってみてしまう。
そうすると、たいていは誠実なかたで、
文字をおろそかにしていなくてという人が多いような気がして、
草なぎさんの筆跡にもそれを感じるのだ。


私が当初、草なぎさんの書きそうな文字だと思ったのが、
実は稲垣さんの文字である。


稲垣さんの文字は細く、繊細だ。
太いペンでも一番細く書けそうな面を選んでいそうな、
画数の割に白いスペースを感じる、ふわりとした文字だ。
カドとかハネとか、力強さを強調する要素はあまりなく、
柔らかな朴訥な文字なのだ。


稲垣さんのような文字を草なぎさんが書くと思っていたので、
ロハスと呼ばれるこのお二人が、まるで違う文字を書くのは、
本当に意外だった。


そして、香取さんは文字もアートと感じさせる書き方だ。
きれいに丁寧に文字を書かなくてはという固定観念が、
ナンセンスと思われるくらい自由に文字を書き分ける。
だから、見るタイミングによって変幻自在の印象を持ち、
今日はこういう気分だったのかなと思う。


中居さんは、文字をたくさん書いている印象がある。
メモ魔で、お手紙も直筆で書いていると目にする。


でも、中居さんにとって文字は、気持ちを伝える手段であり、
格好つけたりこだわったりするでもなく、
パフォーマンスの道具でもなく、
むしろカジュアルな丸文字のままが自分らしいと、
きちんとご自分がわかっているような字だと思う。


そしてときどき、はっとするのが、
氏名をひらがなで書くこともあるところだ。
大人でひらがなで氏名ってなかなか見ない。


芸名が漢字の中居さんがひらがなで氏名を書くのを見たとき、
何をどう伝えるかが大事なのであって、
文字の形式、ましてや上手下手とか丁寧さとか、
そういう本質的なことではないものにこだわるのが、
なんだかナンセンスな気さえしたのだ。


失礼ながら、歌と同じように、伝わるものがすべてであり、
そこに背伸びをしたり格好をつけたりではなく、
道具として、自分の一部として文字を書いているような気がして、
実は中居さんが、一番多く文字を書いてきた人なのだなと思う。
中居さんを草なぎさんほど凝視はしていないため、
この書き方が違っていたら、ファンのかた、すみません。


五人分書くと話が拡散してしまうのを承知で書いたが、
何が書きたかったかというと、
草なぎさんの文字が、居住まいが正しくてりりしいということだ。


普段の書き文字は知る由もなく、
あくまで氏名に限ってのことだが、
なぎの字が難しいからお子さんのころにたくさん練習したのか、
それとも、氏名を書くという状況に毎回緊張しているのか、
その理由はまったくわからない。


でも、わずか一瞬だったとしても、
人目に触れる文字が美しかったとしたら、
それだって、その人を表す一部なのだと思って、
氏名限定の筆跡の印象を今日は書きました。


自分自身の筆跡というか、
ペンさばきは木村さんに一番近いような気がする。
でも、書き上げた文字の印象が仮に似ていたとしても、
そこに行きつくプロセスが違うように思えて、
文字一つとっても深いなぁと思う。


そのひとの筆跡に触れられるような近しい距離に、
行くことが難しい時代だからこそ、
あえて筆跡のことを今日は話題にしてみました。


もうこれは、完全に自分の趣味ですね。
言い尽くされた表現ではあるが、
名は体を表すというのは、やっぱり当たっているような気がする。


直筆の署名入り私信が、どれほど今の時代、
希少価値があるのかと考えると、
そういう関係性をいまいくつ持っているだろうと思う。


そういえば香取さんが手紙の整理をしていたと言っていたが、
手紙一通ごとのたいせつさをわかっている香取さんって、
素敵だなと思った。


草なぎさんのことを書きつつも、
メンバーの話に脱線しないで書くのは難しく、
ちょっと今回は試しに五人のことで、書いてみました。


ひんぱんにメールしなくていいから、
バースデーカードがほしいっておねだりをしてみたいものです。
直筆って、それだけで宝物。


では、また。