こんにちは、検索迷子です。
少し時間が空いたが、
先月、笹本稜平原作、木村大作監督、
松山ケンイチ主演の、
春を背負って、を鑑賞した。
春を背負って公式サイト
http://www.haruseotte.jp/sp/
率直な感想を言えば、
大自然の映像は映画館向きで良かったが、
セリフが文語体で古めかしい部分や、
登場人物の背景を描ききれていない部分に、
感情移入がしにくい作品だった。
蒼井優の笑顔は、ああ、蒼井優だなとしか見えず、
豊川悦司、小林薫も、上手い役者さんだなと、
役名のなかを生きているというよりは、
当人らしいなと見えてしまった。
松山ケンイチは、逆に、
強烈なものを抑えた自然な演技で、
それがストーリーを無難にまとめていたのかもしれない。
心がざわつくような、過激な展開はないが、
太刀打ちできない自然のなかで、
人は生かされ、さまざまな出来事さえも、
自然の一部なのだと思わされる。
春を背負って、の言葉が意味するものを、
しっかりと受け止めきれなかったのは、
少し残念だ。
山崎まさよしの主題歌、心の手紙、は、
エンディングにあっていた。
- アーティスト: サントラ,山崎まさよし
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/06/11
- メディア: CD
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こういう静かな印象の映画を観て、
何か物足りなさや雑念が入る自分に気づくと、
作品の出来よりも、
鑑賞するときの自分のコンディションが、
意外と見方を左右するなと思った。
日をあらためて、また鑑賞したいと思う。
では、また。