スーパー速書きメソッド

こんにちは、検索迷子です。


石田章洋(いしだあきひろ)さん著、
スーパー速書きメソッド、
マイナビ刊を読了した。

スーパー速書きメソッド (マイナビ新書)

スーパー速書きメソッド (マイナビ新書)



文章を早く書く技術、というレビューもかつて書いた。
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20110424/p1


自分自身は、文章を書くのはそれなりに速く、
苦痛ではないが、
もっと上手くなりたく、
一ミリでも軌道修正したくて、
ときどきこういう本を手にする。


知らずについた書きぐせや、
冗長な表現を、
あらためて気づき、直そうと思った。


ビジネスで使える事例が多く、
会社に一冊置いても良さそうだ。


一番の収穫は、
三多の法、さんたのほう、
と読む言葉を知ったことだ。


三多の法とは、
中国の文学者欧陽修が提唱したもので、
一つめが、
看多(かんた)、多く読むこと。
二つめが、
做多(さた)、たくさん書くこと。
ちなみに、做は、さく、で変換される文字でした。
そして三つめが、商量多(しょうりょた)、
たくさん考えて工夫すること、という。


たくさん読み書きして、
さらに推敲して、良い文章をめざす。
しかも、継続的に書き続ける。


どの学習にも共通することだが、
続くジャンルと、
途絶えるジャンルがあることを考えると、
上手くなりたい気持ちの切実さが、
一番大事なような気がする。


仕事が理由なら、
ネットでテンプレートを探したりして、
文章上達とか、速く書くとか、
文章術の本はむしろ読まないかもしれない。


どんな文章でも、スラスラ書きたい。
その純粋な気持ちがあるから、
足りない知識を補ってくれる、
文章術の本が素直に読める。


もっと、美しく、速く、
誰かに伝える文章を書きたいと思う。


では、また。