自分のために書く


こんにちは、検索迷子です。


長くブログを書いてきて、驚くことがある。
検索された単語をアクセス解析で見て、
あれ、何故こんな単語で訪問者がいたの?と、
リンクをたどってみると、確かに自分が数年前に
書いた文章にたどり着く。


よく読まれるエントリーは、
自分でも日付のURLを見ればすぐにわかる。


でも、そんなにアクセスもされず、
書いた当人すら忘れているものも多い。
数分で読み返しなしに書いているせいか、
書いた内容すら覚えてない。


自分で読み返し、びっくりする。
え、私、こんなこと書いたの?
こんな本、読んだんだ、と思う。


時に、恥ずかしながら、
自分の書いた文章にじーんとくる。
過去の自分に励まされたりする。


他の方はどうかわからないが、
私は、私自身が心地よいリズム感や、
字切りや、言い回しといったテンポを、
無意識に使っているため、
書いた自分が実は一番心地よいのが、
なんとなくわかる。


私の文章の流れは、
まずは自分のためにあり、
血液や体温のように、
自分が快適であるようにできている。


毎日、誰かのためにと思って書いているようでいて、
実は、自分のために、
未来の自分との対話のために、
今日もこうして書いているのかなと思う。


誰かが検索してくれたおかげで、
自分の文章に再開するのも、
ずいぶん不思議な体験だなと思う。


誰かのためになんて気負わず、
私が、未来の私のために、
こうしてブログを書くのも悪くないなと思う。


少しずつでも書き残してきて、良かったと思う。
自分に、ありがとうと言いたくなるほど、
この一言を読みたかったと思う瞬間がある。


まずは自分のために、書き続けよう。


では、また。