わだかまりがほどける

こんにちは、検索迷子です。


自分が気にしていなくても、
相手がなんか気にしてて、
自分に声をかけにくいのかなと思うことがある。


どうしたら、微妙なバリアや、誤解や、
ほんの少しのズレを矯正できるかと考えつつ、
あえておおごとにするでもない、
というときが一番困る。


解決するきっかけもなく、
話をするでもなく、
時間ばかりが過ぎて、ますます溝は深まる。


そういうひとがいた。
どうしたものかと思っていたら、
あっさりと解決した。


私しかわからない領域のことを相談しにきて、
まるで空白がないような、
普通の話ができた。普通に話ができた。


あれ、微妙に引っかかりがあった時間は、
いったい何だったの?というくらい。


そっか、仕事の場で出会った人とのことは、
仕事で解決するものなんだなと、
何か、すっきりした。


プライベートに心配や、わだかまりを持ち込むほど、
根が深いものではなかったというのもあるが、
なーんだ、と拍子抜けした。


実績で見せて、仕事で協調しあうのが一番なんだ、
そんなシンプルさにはっとした。
話し合いをすれば何でも解決するわけではなく、
目の前の仕事に集中したからこそ、
変化につながるものがあるとわかった一件だった。


わだかまりですらなかったものを、
わだかまりと思っていたのが、
思い込みとわかった。


いや、わだかまりだった瞬間は、
あったかもしれない。


わだかまりをほどきたい、
その気持ちがあったからこそ、
仕事の能力を純粋に尊重しあえるところまで、
集中できたのかなと思う。


話かけられても、まるで抵抗なく、
集中して仕事の話ができて、
気持ちが軽くなった。


相手も、そんな気持ちだったのかなと思う。


わだかまりがほどけ、
気持ちが軽くなった。


冬物のコートを、やっと脱ぎ捨てたような日になった。


わだかまりがなくなっただけで、
やっと春物を身にまとえるようになった、
そんな気分だ。


では、また。