未来方向を選ぶ


こんにちは、検索迷子です。


知人との食事にいく日を、ダブルブッキングした。
両方とも昔の職場の同僚だが、
新卒で入った会社と、直近の知人と、
出会った時期、一緒にやっている仕事の濃さは違った。


迷って選んだのが直近の知り合いのほうだった。
どっちを選ぼうかと思ったとき、
本当ならこういうのは、予定が入った順番、
というところだが、
今日どっちに会いたいかと考えた。


新卒の知人のほうは、
仕事をしていなかったり、雇用形態が違ったり、
会えば楽しいが、過去の共通の知人の話題に終始することが多い。


直近の知り合いは、
一緒に取引をしたお客さんや制作物、
目指す業界の方向性など、年齢差はあるものの、
今、という話題がどんどん膨らむ。


ぎりぎりまで、どっちを選ぶんだろうと思っていた。
過去の知り合いは、せめぎあうものがなく、
ほっとできる居場所みたいなものがある。
丸ごとの自分を受け入れてくれるような。


でも、過去報告に楽しさや安らぎが欲しいというより、
未来方向の話ができるほうが、
今の自分にはあっているような気がした。
それで、直近の知り合いと会った。


会ってみて、その人から、
近いうちにこういうことを始めてみようと思うんだ、
という報告を聞いた。
それは、その人の性格からするととても大胆な決断で、
こっちまで気持ちが引き締まるようなものだった。


こうやって、誰かにぴりっとカツを入れてもらうような、
そういう場がほしかったんだなと思った。


ダメで落ち込んでいるときは、
自分を受け入れてくれる同期の存在は大きいけれど、
ライバルではなくても、
がんばっている姿を見せてもらう、
わりと身近なサンプルがあるというほうが、
自分のコンディションにはあっていた気がする。


何かを選ぶとき、
過去方向ではなく、
未来方向に物事が動きそうなものを選びたいと思う。


ダブルブッキングはいい例ではないけれど、
二つのうち一つしか選べない、
という状況のなかで、
自分が選んだものによって、自分を知った気がする。


未来方向を選び続けていたいなと思う。

では、また。