出会って別れて、また出会う

こんにちは、検索迷子です。


いつも、一年後はこの環境にいない、と思いながら過ごしている。


事実、この数年、同じ場所で3月を迎えたことがない。


11日、震災が起きた時間に、
黙祷をしようと声をかけられ、
作業の手を止めて、20人位と立ち上がり黙祷をした。


中途入社ばかりのメンバーで、
3年前は別な場所にいた人たちが、
今は、こうして黙祷をしている不思議さ。


震災に思いを馳せるとともに、
来年は、この場所に、
このメンバーでいることはないだろうと思った。


それは、
転職かもしれないし、
まさにビル移転の作業をしていたこともあり、
この場所で、ということは確実にない。

人や場所、さまざまな環境が変わり、
一年後は違う場所、
違うメンバーということに、
あまりにも慣れ切ってしまい、
出会いも別れも、当たり前にすら感じる。


きっと、ずっと同じ場所にいる人も多いなか、
あまりに自分は、めまぐるしく変わっている。


出会って別れて、また出会う。


その繰り返しのなかで、
今このときを、だからこそ大事にしたいと思う。


別れなくてすむなら、
何も失わず、安定の安らぎに守られる。


でも、安定という囲いのなかに入らない道を選び続けているのは自分。


出会って別れて、また出会えばいい、なんて冷たく割り切るわけではないけど、
たぶん、来年はここにいない。


今という時間は、あっと言う間に、
過ぎ去りし過去になる。


だから、かけがえのない今を大切にしたい。


では、また。