世界一受けたい授業

こんにちは、検索迷子です。


阿川佐和子(あがわさわこ)さん著、文藝春秋刊の、
阿川佐和子世界一受けたい授業』を読了した。


もともと雑誌の対談にあるものを、
テーマによって再掲したものだが、
あらためてこうしてインタビューを
テーマ性を持って編集されると、
確かにそれぞれがまるで授業のような趣きとなる。


第一線で活躍するひとの言葉はそれだけで重みがある。
奥義(おうぎ)を学ぶという副題もうなづける。


一人ひとりの方たちが何をしているかたかがベースにあると、
ああ、あのときはこういう気持ちだったのかとか、
あれはこういうことだったのかと、
印象論だったものがまた形を変えていく。


その人の言葉でしか理解できない、
その人の姿というものがある。


先入観を持ってはいけないし、
逆にこれだけでわかったと思ってもいけない。


そのとき時点のその人の言葉は、
発行されたあとまた変わっているのだろうなと思う。


それでも、
過去のその時点でその人がどう考えていたかを知る、
畑違いであったり、
プロになりきれなかったり、
人の姿勢からまだまだ学ぶ必要がある立場の一人として、
どんな考え方でも参考になるなぁと思った一冊だった。


では、また。