こんにちは、検索迷子です。
働き始めたときの同期と大人数で会った。
少人数でというのは何度かあるが、
地方にいる人も含めて、大掛かりな会となった。
なかには数年しか在籍しなかった人もいるし、
今なお、現役で在籍している人もいる。
でも、社会人のスタートは皆そこだった。
この不思議な一体感と、連帯意識と、
利害関係のなさは、
社会人になって味わったことのないものだった。
名刺を渡さないでいい、
ただ、思い出話や、お互いの失敗談や、
今どうしているかなど、
誰をも傷つけず、誰も傷つかず、
げらげら笑ってばかりいた時間だった。
出会った頃の年齢に戻って話をしているものの、
現実は、それぞれが少し年をとり、
家族にも変化があり、
転職の苦しみも経験し、
そこでは語られないものもたくさんあっただろう。
でも、今日と一日をそれぞれが抱えて帰宅し、
明日からまた、がんばっていこう、
こういう場があったらまた参加しようと思いながら、
日常に戻っていくのだろう。
社会人の原点ともいえる場所で出会い、
そして、みんな今、別々の道を歩む不思議さ。
一人ひとりに、
それぞれの人生の役割があり、
同じレールを一斉に歩き出したはずが、
みな、人生の役割に向かって、
ゆるやかに変化していったさまが興味深かった。
では、また。