こんにちは、検索迷子です。
『日本語どっち?』北原保雄(きたはらやすお)さん著、
みむらくみ子さん画、
金の星社を読了した。
- 作者: 北原保雄,みむらくみ子
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 2006/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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イラストも多く、なんとなく手軽に読もうと手にした本だが、
思いのほか、考えさせられてしまった。
子どもの頃から、漢字や熟語、
慣用句、ことわざの類は得意なほうだと思ってきたため、
あれ、結構覚え違いをしている、
え、こういう意味だったのと気がついて、
どこかでいい間違いをしていなかったかと青くなる。
あと、自覚はあったが、
漢字の書き順はほんとうにめちゃめちゃだなと再確認した。
言葉は生きている分、
意味が真逆にとらえられてしまって、
そっちがもはや定番となっているものもある。
犬も歩けば棒にあたる、
というのが、
今や幸運の象徴ととらえられている、
というのが逆に驚きだったりした。
日本語を改めて学び直すという必要性をあまり感じたことはなかったが、
英単語を覚える前に、
日本語をとらえなおすというのも必要かもと思ったりした。
と同時に、言葉は人が使ってこそ意味があるもので、
昔はこういう言葉の意味だったが、
逆の意味が定着するなら、それをどこかで見直してもいいのでは、
と思ったりした。
でも、それは誰がするのだろう?
ひまつぶしのような軽い気持ちで手にした一冊が、
思いのほか、母国語を考えさせられることとなった。
では、また。