こんにちは、検索迷子です。
東日本大震災から二年が経過し、
その時期があらためてなんだったのかと、
振り返る一冊を読んだ。
糸井重里(いといしげさと)さん、
ほぼ日刊イトイ新聞著
『できることをしよう。ぼくらが震災後に考えたこと』
新潮社刊だ。
- 作者: 糸井重里&ほぼ日刊イトイ新聞
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 単行本
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その時期、自分は日々を生きることに必死で、
この震災を受け止めることができなかった。
今は自分が生きることが大事で、
何もできない自分というのを真っ向から受け止め、
早々と、何もしないでいようということを決めた。
それはそれでつらい決断だったけれど、
何かができる状況じゃないときに、
中途半端に何にも関われないと思っていた。
あの時期、リアルタイムで何かを考え、
行動した人たちの履歴を見るのは、
つらい部分もある。
自分が何もできなかったことを責める気持ちもある。
でも、少し時間が経過したことによって、
ああいう状況で、人は何ができるのか、
何ができた人がいるのかを本書によって教わった気がする。
糸井さんがかかれていたように、
「ふつうの誰かさん」がどのように行動をしたか、
自分は何ができるかを考えさせられ、
そして、自分だったらとあらためて考えたいと思わされた。
本書に登場する方たちは、
その「ふつうの誰かさん」から一歩踏み出した人たちだ。
自分ならどうするか、
それを目の前に差し出されたような気がする。
では、また。