できることをしよう。ぼくらが震災後に考えたこと

こんにちは、検索迷子です。


東日本大震災から二年が経過し、
その時期があらためてなんだったのかと、
振り返る一冊を読んだ。


糸井重里(いといしげさと)さん、
ほぼ日刊イトイ新聞
『できることをしよう。ぼくらが震災後に考えたこと』
新潮社刊だ。

できることをしよう。―ぼくらが震災後に考えたこと

できることをしよう。―ぼくらが震災後に考えたこと


その時期、自分は日々を生きることに必死で、
この震災を受け止めることができなかった。
今は自分が生きることが大事で、
何もできない自分というのを真っ向から受け止め、
早々と、何もしないでいようということを決めた。


それはそれでつらい決断だったけれど、
何かができる状況じゃないときに、
中途半端に何にも関われないと思っていた。


あの時期、リアルタイムで何かを考え、
行動した人たちの履歴を見るのは、
つらい部分もある。
自分が何もできなかったことを責める気持ちもある。


でも、少し時間が経過したことによって、
ああいう状況で、人は何ができるのか、
何ができた人がいるのかを本書によって教わった気がする。


糸井さんがかかれていたように、
「ふつうの誰かさん」がどのように行動をしたか、
自分は何ができるかを考えさせられ、
そして、自分だったらとあらためて考えたいと思わされた。


本書に登場する方たちは、
その「ふつうの誰かさん」から一歩踏み出した人たちだ。


自分ならどうするか、
それを目の前に差し出されたような気がする。


では、また。