こんにちは、検索迷子です。
レオ・バスカリア著、
落合恵子(おちあいけいこ)さん訳の、
『LOVE(ラブ) 人を愛するためにはまず自分を愛そう』、
三笠書房刊を読了した。
- 作者: レオ・バスカリア,落合恵子
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 1997/05
- メディア: 文庫
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落合恵子さんが翻訳していたこともあり、
この本を探して読んだのだが、
こういう良書が時間を経て、
今でもすぐ入手できるといいなと思う。
私たちは愛について、
恋愛という限定的なもので考えすぎるような気がした。
落合さんがあとがきで書いている。
訳者あとがきにかえて
愛についてのバスカリアの考えかたで、もっとも共感したのは、ひとを愛するには、まずは自分を愛さなくてはならない、ということです。自分の人生をかけがえのないものとして愛せない誰に、他者の人生を、尊厳を、自己決定権を尊ぶことができるでしょう。
(中略)
本書でバスカリアが使う「LOVE」という言葉と概念の中にも、恋人同士や家族、友人のそれだけではなく、社会的な意味でのそれも含まれていることは、ご理解いただけたと思います。個別の愛と普遍的な愛と……。けれど、愛はひとつの根から生まれるという彼の考え方に、共感します。
何かを愛するためには、
まず自分を愛する。
そんな基本的なことを忘れて、愛なんて何にも向けられない。
あらためてそう思った。
落合さんが書いている、落合さんの好きな言葉で、
このあとがきは終わっている。
I can't live your life.
わたしはあなたを生きることはできない。
あなたを生きることができるのは、あなただけ。
自分を生きて、周りを愛する。
そういう生き方をしたいとつくづく思った。
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自分の人生”生きてますか - 検索迷子
では、また。