LOVE 人を愛するためにはまず自分を愛そう

こんにちは、検索迷子です。


レオ・バスカリア著、
落合恵子(おちあいけいこ)さん訳の、
『LOVE(ラブ) 人を愛するためにはまず自分を愛そう』、
三笠書房刊を読了した。

Love (知的生きかた文庫)

Love (知的生きかた文庫)


落合恵子さんが翻訳していたこともあり、
この本を探して読んだのだが、
こういう良書が時間を経て、
今でもすぐ入手できるといいなと思う。


私たちは愛について、
恋愛という限定的なもので考えすぎるような気がした。


落合さんがあとがきで書いている。

訳者あとがきにかえて


愛についてのバスカリアの考えかたで、もっとも共感したのは、ひとを愛するには、まずは自分を愛さなくてはならない、ということです。自分の人生をかけがえのないものとして愛せない誰に、他者の人生を、尊厳を、自己決定権を尊ぶことができるでしょう。


(中略)

本書でバスカリアが使う「LOVE」という言葉と概念の中にも、恋人同士や家族、友人のそれだけではなく、社会的な意味でのそれも含まれていることは、ご理解いただけたと思います。個別の愛と普遍的な愛と……。けれど、愛はひとつの根から生まれるという彼の考え方に、共感します。


何かを愛するためには、
まず自分を愛する。


そんな基本的なことを忘れて、愛なんて何にも向けられない。


あらためてそう思った。


落合さんが書いている、落合さんの好きな言葉で、
このあとがきは終わっている。


I can't live your life.
わたしはあなたを生きることはできない。
あなたを生きることができるのは、あなただけ。


自分を生きて、周りを愛する。


そういう生き方をしたいとつくづく思った。


レオ・バスカリア著の本については他にもレビューしています。
あわせてお読みください。
自分の人生”生きてますか - 検索迷子


では、また。