ベスト・パートナーになるために

こんにちは、検索迷子です。


誰かと気持ちが通わない、
それはなぜなんだろうと思い悩むことがあったら、
この一冊が参考になるだろう。


それが、『ベスト・パートナーなるために −男は火星(マース)から、女は金星(ヴィーナス)からやってきた』、
ジョン・グレイ著、大島渚(おおしまなぎさ)訳、
三笠書房刊だ。


ベスト・パートナーになるために―「分かち愛」の心理学

ベスト・パートナーになるために―「分かち愛」の心理学


これは主にパートナーとの関係を書いたものだが、
自分としてはこれを、
自分と他人の思考回路の違い、
同じ言葉や態度から受け止める解釈の違いとして、
驚きを持って読んだ。


性差による違いはあるだろうが、
個人差による違いとして、
今まで読んだ心理学の本のなかで、一番リアリティがあった。


心理学博士の著者の家庭の事例や、
会話の例など、身近なものに感じられる話題が多かった。


はじめ、映画監督の大島渚さんが訳しているのが意外だったが、
男女の心の動きの描写がわかる人だからこそ、
こういうお仕事もできるのだと思った。


対パートナーでなくても、
あの人の考えていることがわからないという対象がいるなら、
うまくやっていくためのヒントが見つかりそうな一冊だ。


少なくとも、きーっとなるような状況を、
一瞬食い止めることができるくらい、
心が安定しそうな気がする。


自分と他人は違うことを受け入れることで、
関係性は広がるのだと思った。


では、また。