他人の財布

こんにちは、検索迷子です。


日本人は、お金の話をするのは嫌う人が多いと言われる。
実際、自分も誰かとお金の話を立ち入ってはしない。


だからといって、生きていくためにお金に無知でいていいわけではなく、
ときどき真剣に考えてみる。


実際に、専門領域ではないが、
ファイナンシャルプランナーの勉強も独学でして、
資格をとった。


これは、仕事で取引先と話をスムーズにするためでもあったが、
自分のお金を見直すための基礎知識として、かなり役立った。


とはいえ、コンサルティングできるようなレベルではなく、
せいぜい、見直しの項目や用語や仕組みが理解できた程度だ。
それでも、何もせずに給与天引きされていたときに比べると、
格段にお金に対する当事者意識が芽生えた。


そんなときに、興味深いMOOK本を見つけた。
それが、『別冊宝島 1万人アンケートでわかった40代のサイフ』、
野尻哲史(のじりさとし)さん著、宝島社刊だ。

1万人アンケートでわかった40代のサイフ (別冊宝島1856)

1万人アンケートでわかった40代のサイフ (別冊宝島1856)


今、自分がいくつであろうと、貯蓄や投資に対する一般的な考え方や、
他人がどうしているのかという参考になると思う。


お金のことは、その人の働き方や生き方、
家族構成など多様な条件が関わることなので、
他人がどうしているかとわかったところで、
横並びだから安心というものではない。


だから、平均値を見て安心するというよりは、
こういう考え方をしていくのか、
というお金とのつきあい方を学ぶ本だととらえたほうがいいだろう。


極端に怯えることも、
極端に楽観視することも、
お金のことはダイレクトに自分に返ってくる。


イラストや図表も多く、軽く読める本だが、
これをどうやって自分のお金に対する意識に還元するかは、
やっぱり自分次第なのだ。


お金を考えるきっかけになる一冊として、
一度目を通してみるといいだろう。


では、また。