検査される状態を知る

こんにちは、検索迷子です。


病院で検査を受けた。
初めて受ける検査で、多少緊張していたが、
服を着替えると思ったら服のままでもできるもので、
少し拍子抜けした。


短い時間がやけに長く感じられ、
自分が生身の人間じゃないような気がした。


これは念のためという検査だが、
結果が出るまではやはり落ち着かない。


思えば、自覚症状があいまいのまま、
一ヶ月くらい前からなんとなく不調だった。


それをあるとき、知人にメールで書いた。
普段は、健康の話とかぐちめいたものは書かないようにしているが、
その日に限って、ちょっと最近体調がおかしくて、と書いてしまった。


で、それを書いた自分にはっとして、
翌日、自分はそれだけ本当に調子が悪いかもと病院に行った。
病院にいったらと言われたからではなく、
その人にメールを書いたことで自分が普段とは違うとわかった。


病院にいったら、なぜもっと早く来なかったのかと言われた。
そして、しばらく通った後、検査結果が改善せず、
いますぐ大学病院へと紹介状を渡された。


結果的に大病ではなかったものの、
大学病院に通うことになり、
そのスピードはぎりぎり間に合った、という感じだった。


本当につらいときは、一人で抱えてはいけないし、
自己診断してはいけないとつくづく思った。
病院にいって、検査結果が通常ではないことは、
一番最初から明らかだった。


検査自体は楽しいことではない。
だけど、少しずつ症状が改善してきたことの最終段階だと思えば、
あのとき、メールをして少し弱みを見せたことで、
自分でつらさを自覚できたというのは大きいことだ。


あそこでさらに我慢しつづけていたら、
今はどうなっていただろう。


検査されるためにも、検査される状態に自分があるのだと、
きちんと病院にいかないとわからないのだと思った。


外傷ではない病気はかえって怖い。
自分以外の誰も気がつかないのだから。
自分がきちんと自分の体調の変化を感じて、
それなりに行動しなければと思った。


結果がでるまでは、普通でいよう。
できることはそれだけだ。


では、また。