ピーターの法則

こんにちは、検索迷子です。


ピーターの法則』ローレンス・J・ピーター、
レイモンド・ハル著、ダイヤモンド社刊を読了した。

ピーターの法則 創造的無能のすすめ

ピーターの法則 創造的無能のすすめ


原著は1969年発行というから、もう40年以上も前の本だ。
が、驚くほど現代にもあてはまり面白かった。


ピーターの法則とは、
階層社会では、すべての人は昇進を重ね、
おのおのの無能レベルに到達する、
というものだ。


そして、
ピーターの必然、という考えは、
やがて、あらゆるポストは、
職責を果たせない
無能な人間によって占められる。
仕事は、まだ無能レベルに達していない
人間によって行なわれている。


というものだ。


この本は、仕事ができない人たちの、
笑えないけどよくある事例が豊富だ。
そういう人いる、いる、と言いたくなる。


現場で仕事ができていた人が、
管理ポストについたが最後、
過去の栄光とは違う業務を任されて無能ぶりが露呈する、
という内容だ。


今、自分がそういう立場になってしまった人もいるだろうし、
上司がそういう昇進によって、違うゲタをはいてしまった人もいるだろう。


ただ、こういう無能さの理由がわかったとしても、
降格してもらうわけにもいかない場合は、
いかにうまくつきあうかを考えるしかない。


自分が当事者だと思ったなら、
思い切って現場に戻してもらったほうが良いだろう。
これだけ、事例をたくさん見るとつくづくそう思う。


いずれにしても、今も昔も、
同じような人はたくさんいる、ということが興味深く、
こういう状況につける特効薬というのはないのだなと思った。


では、また。