スティーブ・ジョブズ脅威のイノベーション

こんにちは、検索迷子です。


スティーブ・ジョブズ脅威のイノベーション −人生・仕事・世界を変える7つの法則』
カーマイン・ガロ著、日経BP社刊を読了した。

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション


これは、
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン −人々を惹きつける18の法則』の続きにあたるようだ。
こちらは未読です。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン


自分自身は、スティーブ・ジョブズが生存中に大きく影響を受けたことはなかった。
が、こうして著書をたまたま手にすることで、
彼が与えたイノベーションに感化された人たちが多数いる、
ということが興味深いのだ。
人は何に動かされたのだろう、と。


以前、「スティーブ・ジョブズ神の遺言」のエントリーを書いたときも、
同じようなきっかけで本を読んでいた。


人生・仕事・世界を変える7つの法則


基本法則を理解すれば、スティーブ・ジョブズのような考え方ができるかもしれない。


という期待を込めて、その7つの法則を引用したい。

第1章 ジョブズならどうするだろうか?
スティーブ・ジョブズが基本とする7つの法則


法則1「大好きなことをする」
スティーブ・ジョブズは心の声に従ってきたし、それがよかったのだと言う。


法則2「宇宙に衝撃を与える」
ジョブズは、自分と考え方が似ていて自分のビジョンに賛同する人々、世界を変えるイノベーションへと自分のアイデアを変えてくれてくれる人々を惹きつける。アップルのロケットは情熱が燃料、ジョブズのビジョンが目的地なのだ。


法則3「頭に活を入れる」
創造性がなければイノベーションは生まれないが、スティーブ・ジョブズにとって創造性とはさまざまな物事をつなぐことを意味する。幅広く経験すれば人間の体験を深く理解できるようになると信じているのだ。


法則4「製品を売るな。夢を売れ。」
アップル製品を買う人々をジョブズは「顧客」だと見ない。夢や希望を持つ人々だと見る。そして、その夢の実現を助ける製品をつくるのだ。


法則5「1000ものことにノーと言う」
洗練を突きつめると簡潔になるとジョブズは言う。iPodからiPhoneのデザインまで、製品のパッケージからウェブサイトの機能まで、そのイノベーションは、不要なものを取り除き、必要なものの声が聞こえるようにすることである。


法則6「めちゃくちゃすごい体験をつくる」
アップルストアは顧客サービスとはこういうものだという基準になった。アップルストアを世界最高の小売店としたシンプルなイノベーションは他の分野にも応用可能で、どのような事業でも顧客と心からのつながりを長期的に結ぶことができる。


法則7「メッセージの名人になる」
ジョブズは傑出した語り部で、企業の製品発表を芸術の域まで高めた人物だ。世界一のイノベーションを思いついても、まわりの人を巻き込めなければ意味がない。


これらの法則を上から順に、
キャリア、ビジョン、考え方、顧客、デザイン、体験、ストーリー、
という7つの切り口で本書は紹介している。


読了から少し時間を置いてレビューしているが、
実際に自分が読んでいたのは、
ジョブズの言葉ではなく、ジョブズ信仰者の言葉かもしれないと思うと、
今は箇条書き程度となってしまった。


あらためて、ジョブズの生き方に触れる本を読み、
自分で吸収できることを探したいと思う。


本書はこれはこれで読み応えがあった。
伝道師がいることの大切さがわかった。


が、反面、これは本当に彼の言葉や意思と同じかを、
確かめてみたいという気持ちになったのも本心だ。


では、また。