最高の自分を見せる法

こんにちは、検索迷子です。


パフォーマンス学の佐藤綾子さんの著書を、立て続けに読んでいる。


これまで3冊を紹介している。『小泉進次郎の話す力』、
元気のバイブル』、
『2秒で愛される人になる』』がそれだ。


今日は『最高の自分を見せる法 −パフォーマンス学入門の入門』PHP研究所刊を読了した。

最高の自分を見せる法―パフォーマンス学入門の入門

最高の自分を見せる法―パフォーマンス学入門の入門


14年ほど前に出版された本だが、
基本的な立ち振る舞いというのは、変わらないものだと思った。


初対面で、会議で、パーティで、お客様対応でと、
それぞれのシーンに応じたふるまいが紹介されている。
社会人としてのマナーの本としても読めそうだ。


特に、接客業の方のお客様対応として役立ちそうだ。

背中注意−「うしろ姿」はよく見られている


ちょっとどきっとしたのが、うしろ姿の話だった。
間が抜けた後ろ姿には理由があるようだ。

背中注意−「うしろ姿」はよく見られている


私たちの体からは絶えずメッセージが発信されているのだというパフォーマンス学の基礎理論に立ち戻って考えてみれば、この理由はすぐ分かるはずです。
体は様々な動作をしますが、動きを表すラテン語のキナインから出たキネシックス(kinesics)という言葉は身体動作学を表します。このキネシックスは大きく分けて二つに分かれるのです。
一つは姿勢、ポスチャーともう一つは動作、ジェスチャーです。このポスチャーとジェスチャー、合わせてP&Gが私たちの身体表現を構成します。難しい理由はさておき、ようするにとまっている姿勢と動いている動作、ポスチャーとジェスチャーで私たちのせなかはいつもメッセージを発信しているということになるのです。
したがって、肩をすぼめ、背骨全体からだらりと力を抜いて背中を丸めている姿は、気が抜けただらしない感じを与えるわけです。もともと背骨という一本の骨は存在しません。背骨と総称される私たちの背中の骨は、いくつかの脊椎から成り立っているわけです。腰骨と一般的に言われる骨も正式には腰椎の組み合わせから成り立っています。こうして、一本の骨ではないから、ある程度曲がったり伸びたりすることができるわけです。
そこで気を抜いてしまいますと、どうしても背中は丸くなってしまいます。背中にも神経を配って、パーティは360度がステージだということを、しっかり頭に叩き込んでおきましょう。第1章でも述べたように、背筋はきちんと伸ばし、頭のてっぺん(百会:ひゃくえ)と足の裏の指の付け根寄りの中心あたり(湧泉:ゆうせん)の両方が天地に引かれているような気持ちを持ってスッと立つことです。


これは、パーティーのシーンを想定して書かれた部分であるが、
人ごみのなかで知り合いに会うことがそれほどないだろう、
と思うようなときに、自分もこうした油断をしていると思った。


弛緩しきったタイミングで、
知り合い、特に仕事絡みの方に会うと、
なんだか気まずい思いがすることがあるのは、
今、自分がだらしない姿勢をしていたなとわかるからだろう。


人の目が常にあることを意識するだけでも、
後ろ姿ひとつ、立ち姿一つは変わるだろう。
気をつけようと思った一節だった。


最高の自分を見せるためには、
大きく見せる法法を学ぶのではなく、
いつもスマートであるように意識することが大事なんだと思う。


では、また。