元気のバイブル

こんにちは、検索迷子です。


先日、小泉進次郎の話す力の本を紹介したが、
その著者である佐藤綾子さんの専門領域である、
パフォーマンス学というのが気になり始めた。


そのため、いくつか著書を読み、
手軽に実践できそうなことを生活に取り入れようと思うようになった。


その一つが、佐藤綾子(さとうあやこ)著、『日経WOMAN 元気のバイブル −人づきあいの心とスキル』日経新聞社刊だ。

モデリング効果


カウンセリング学や、心理学の用語に、モデリング効果というものがある。


いわゆる、身近な人と表情が似てくる、ということのようだ。
たとえば、小さい子どもは最も長時間身近にいる大人から自分の顔の表情、
体の動かし方などを知らないうちに覚えていくという。


本書では、後輩指導のときに言葉ではなく態度で見せたほうが効果的、
という例で使われていたが、
自分自身はこれをもっと広くとらえて実践したいと思った。


自分にはペットがいるが、
このペットはとてもよく笑う。
なぜかというと、小さいときから笑う訓練をしてきたからだ。


もちろん、言葉は通じないので、
こちらが笑って上機嫌な表情を見せて、
それで食べ物を与える、というのを毎日ひたすら繰り返していた。


次第に、無表情だったのが、だんだんと笑うようになった。
今では、眠たいとき以外はいつでも笑っている。
表情があるペットに癒されることが多い。


飼い主とペットは似るというが、
この笑顔を見るたびに、
自分がこの笑顔を教え込んだからなんだなと思うと感慨深い。
飼い主としてモデリング効果を最大限に使えたのかなと思う。


そして、今、自分とペットは煮ている笑顔をしているだろうか?と思う。
にこにこしていたい、
にこにこしているのは幸せなことだと本当に思う。


その効果は人間のほうがもっと大きいに違いない。
だから、にこにこできる自分でありたいと思う。


リセット上手になるために、リフレイミングとASドメイン


リフレイミング心理療法で用いられる手法のようだ。
起きた事柄は変わらないにしても、そのマイナスの出来事をプラスの
言葉で言い換えることでプラスのフレイム(枠組み)にはめ、
もう一度その事柄を見直してみるやり方とのこと。


ASドメインとは、
佐藤綾子さんの独自の研究(佐藤さんの頭文字がついている)で、
自分が日ごろ関心をもっているドメイン(領域)を9つのの枠に書き出し、
そのなかで1つくらい失敗しても、
他の8個のドメインにおいて成功していればいいじゃないかと考える方法だ。


たとえば、仕事、友情、恋愛、自己啓発、スポーツ、遊び、リラックス、家族愛、人類愛というように、
何か起きても、それは9マスのなかの1つで、
人生のひとコマに過ぎないと考える。
自分という大きなドメインのひとコマが傷ついたに過ぎないのだ。


これは、少しはっとした。
9個もあれば、確かに重み付けは違っても、
1つがうまくいかなくても自分の全てを失うわけではないのだと、
気持ちが軽くなる。


こうやって、気持ちのリセットをうまくして、
立ち直りを早くして、
どんどん次にいったほうがいいなと思った。


ものごとは、光の当て方で随分と変わるものだと、
気づかされた一節だった。


では、また。