ローカルルール


こんにちは、検索迷子です。


何度か転職をしている。
規模の大きいところも小さいところも経験した。


いつも不思議な気持ちになるのが、
その会社にはその会社のローカルルールが山ほどあり、
どれも標準がないということだ。


たとえば、勤怠管理。
たとえば、セキュリティ。
たとえば、休憩ひとつのとりかた。
普通こうでしょ、という普通というものがないのだ。
どこも、その会社の成り立ちにあわせてルールが生まれ、
その会社の人たちによって、運用されて独自のルールに発展する。


携帯電話の使用もそうだ。
自由に私用電話を受けられる風土のところもあれば、
携帯電話の持ち込み自体を禁止しているところもある。


どれも、その会社の基準にのっとって、
そこの業種や、内勤や外勤などでも変わる。


自分が新しくその場にいったとき、
こういう些細なことの積み重ねが気になる。
そういうものだとローカルルールを受け入れることはできるが、
一度手に入れた便利さや自由さを失うと、少しやりにくいこともある。


ローカルルールに適応できる自分ではあると思うけど、
どちらかというと、そのローカルルールが生まれた背景のほうが、
実はずっと気になる。


たった一つの禁止事項で、ああ、ここはそういう考え方をする風土か、
とわかってしまうことがある。
窮屈と思うこともあれば、好ましいこともある。


ローカルルールにいちいち目くじらを立てたり、
反発することはないが、
それでも、一つの会社に勤めるということは、
他人の決めたローカルルールに染まっていくことなのだ、
それを毎度実感する。


もっといい方法、もっと負担が少ない方法があったとしても、
そのルールがある場所に足を踏み入れたのは、
この環境を選んだのは紛れもなく自分なのだと思いながら。


では、また。