サイトの公開記念日を喜び合う


こんにちは、検索迷子です。


一年前に担当したサイト制作のお祝いメールを、
現担当者の方に送った。
私以外のほかの担当者は変わらず、
私だけが今は別のことをしている。
だから、サプライズとしてメールを送信した。


日々無数に生まれるサイトのなかでも、
今もなお枯れることなく、社会の役に立つコンテンツを
提供しているサイトだ。


自分が手がけたからという思いいれもあるし、
社内外ともにプロジェクトが同じ方向を向いて、
とても良好な関係だったということもあり、
誰にとっても思い出深い仕事となった。


だから、公開時期を覚えている人も多かった。
自分自身はピンポイントでしっかり記憶していた。
頭のなかで何度も反芻し、
納期まで間に合うかとプレッシャーと戦ったのだ。
その日付は決して忘れない。


公開直後の打ち上げも楽しいが、
こうして、成長過程にある何周年記念というお祝いも私は大切にしている。


サイトは作って終りではない。
作ったときから情報発信が始まる。
閲覧されて始めて価値が生まれる。


誰かの役に立ち、それが数字で現われる。
あるいは現われなかったとき、
作り手側はどうしたら、メッセージを伝えきれるか考え抜いて、
また新たなコンテンツを投入したり、
改修を繰り返す。


そのサイトを育てていくという時間が、とても大事だと思っている。
新規で作るより、一度作ったサイトにコミットし、
添い遂げていくことがサイト運営者の役目だと思う。


お祝いのメールを受けた方から、
喜んでいただけて、あらためてお祝い会をしようと話している。
一年経過して、そういう関係を築けたことが何より嬉しい。


違う仕事をすることによって、物理的には離れてしまった人と、
こうしてそのときの思い出で再会できるのが、
サイトを生み出したことと同じくらい、
いい人間関係を生み出した証しとなっている。


一年前を喜び合える仲間がいること、
いつの時点を切り取っても、そういう仲間を作っていくこと、
それを大事にしようと思う。


目に見えるものはサイトだけだけど、
そのサイトの裏側で、目に見えない温かい人間関係が息づいている。


血の通った、心をこめた、サイトを作りたい、これからも。
仲間とともに。


では、また。