本当の目標は

こんにちは、検索迷子です。


売上目標を持つ立場になり、
不謹慎だが、自分には売上達成意欲はないのだとわかった。


かといってやる気がないとか、
役割を果たしてないのではない。
むしろ12月の段階で、
来年3月までの達成見通しはついてきたくらい、
数字は意識している。
そして、思った以上に自分は数字を管理することに慣れていて、
利益率も好調だ。


なのになぜ売上達成意欲がないかというと、
数字だけあげることが、
何のモチベーションにもならないからだ。


学びや発見、仲間との一体感など、
売るものを攻略するプロセス、
制作するプロセスが圧倒的に楽しい。


自分の本当の目標は、
売上数字ではなく、売り上げらる仕事の規模の大きさや、
仲間とのディスカッションの時間の深さ、
絆の深まり、
時に軽い衝突も乗り越え、
プロジェクトの達成意識が高まることが嬉しい。


売上高で会社に貢献したいとは、あまり思わない。
でも、売上高が高いものは難易度も高く、
巻き込む人も多い。
つらさも責任もプロジェクトリーダーとして、
自分が引き取る範囲は大きい。


それでも、売り上げが小規模なものより、
がぜん意欲をかき立てられ、
可能な限り提案規模を自ら大きくして、
難易度を自分であげている。


目標が売上高ではなくても、結果的には、
売上高を上乗せできる努力はしているのだと思う。


でもやはり、自分は売上達成意識は強くない。
結果を出しているから、
上から文句は言われないが、
組織員としては失格だろう。


本当の目標が別にあったとしても、
魂まで売り渡さなくても、
結果が全ての世界なのだ。


逆に言えば、結果を出しさえすれば、
プロセスは自分の生きかたを豊かにするような、
人生の目標を解決するような、
そんなチャレンジ要素を盛り込みながら進みたい。


周囲には数字を追いかけているように見せて、
自分の目標は全く別にある。
それくらいの小さな楽しみを盛り込まなければ、
正気で自分の年収の何倍もの売上目標なんて、
重たすぎて抱えきれない。


初めて売上目標を聞かされたときは、
無謀にも見えた数字が、
射程圏内に入り、意外と無心にやれば数字がついてくるのも、
この数カ月でわかった。
決してラクではなかったけど、
小さな目標を仲間と乗り越えてきた結果が数字に出て良かった。


本当の目標はこれからも、数字とは別に持ちながら、
地道にやろう。
業績連動でないのは、モチベーションにならない理由でもあるが、
逆手にとって自由にやれていいと思う。


人生の目標のために、たまたまこの数字を持たされてるだけ。
売上目標にストレスためるなんてナンセンスで、
売上数字をコントロールできるような、
提案をしていこうと思う。


では、また。