一気に冷める

こんにちは。検索迷子です。


熱意を持っていたことが、一気に冷めることがある。
執着や愛着で、いろんな切り口から関わり、
時間もたくさん使い、
思考もかなり深めてきたのに、
ある瞬間にぷちん、とスイッチがきれるかのごとく、
興味が失せる。


興味がなくなる瞬間を自覚することも多い。
小さなほつれ、齟齬を意識するようになり、
潜在的には終わりを覚悟して、
でもまだ直視して受け入れたくない段階だ。


なんてことない小さなことを、
必死にやっている自分を俯瞰して、
いつまでもこれに関わっていても、
自分は幸せになれない、自分の人生に失礼だ、
惨めすぎる生き方をしてはならないと、
はっとする。


自分が可哀想だ、
そう思ってしまうことに、
ピリオドを打とうと思う。


一度そう気づいてしまうと、
熱意が急激に冷める。
今まで何にこだわってきたのかすら、思いだせない。


対象が事物であれ、人であれ、
同じようにすーっと気持ちが引いていく。


劇的な出来事や言葉が引き金にはならず、
なんでもなさそうな小さなことだったりする。
最後の決め手の瞬間は。


むしろ、そこにいきつくまでの違和感の蓄積が、
小さな、なんでもないことまで、
今受け入れて我慢しなければならないことに、
ばかばかしくなるのかもしれない。


対人の場合は、
相手方は私がなぜ以前と態度を変えたか、
きっと理解はできなかっただろう。
説明すらしないで終わらせていたから。


だけど、自分には、
ぱちん、とスイッチが切れた瞬間がありありと思い返せる。


今、終わったなと。


やっと、終わらせていけるなと。
直視して、次にいけるなと。


終わればもう、次を見つけるだけ。


どんなに大切にしていたものでも、終わる。
違う場所で、新しいスイッチをまた見つけよう。
やることはそれだけ。


では、また。