お客さまに慕われる喜び

こんにちは、検索迷子です。


サイト制作を担当したお客さまから、
サイト公開の打ち上げに招待していただいた。


普段は会議室でしかお話ししないみなさんと、
とても近い距離感でいろんな話題ができた。


初対面のときから数か月、
つねに緊張を伴いながらスケジュール調整や交渉、
制作のあれこれを共同作業で行ってきた。


立場は違えど、サイトを公開するという同じゴールを共有し、
そして、やっと公開してから日にちも経過し、
本当に和やかな状態でお話をすることができた。


それまで週に何度も訪問し、
長時間の打ち合わせを繰り返してきた。
どんなに遅くなっても、妥協を許さない議論が続いた。


笑いもある会議ではあったが、
なにぶんスケジュールに追われている、
やるべき作業が双方たくさんある、
おのおのの社内間での調整が困難を極めているなど、
共同で解決できることもあれば、
各社ごとにしかできないこともあり、
常に張り詰めた空気のなかにいた。


深夜、休日と働き続け、
本当にこれは終わりがくるのかと思ったときもあった。
それはお客さまも同じことだった。


そんな時間を共有しあって、
世の中にお披露目できるものがあったからこそ、
喜びも大きかった。


何よりも、お祝いの場に呼んでいただける、
そういう信頼関係が築けたのが大きいし、
慕ってもらえているという喜びがあった。


すっかり穏やかな空気のなかで、
一緒に食事をしながら、
あのときはこうだった、
あれはああだったと、
たいへんだった時期を笑いとともに、
思い出にできるようになったのがよかった。


愛想がいいだけでは、たぶんだめなのだと思う。
ちゃんと作り上げる、
思いを込める、
誠意を見せる、
そういう積み重ねが、あってこその時間だと思った。


お客さまに慕われることが、
これほど喜びになるのだと知った夜だった。


そういう時間をたくさん持てるようになりたいものだと思った。
そして、お酒は飲めなくても、
こういう場はいいなとつくづく思った。


では、また。